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更新日:2020年3月18日
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令和2年3月17日
※質問項目ごとに整理しているため、実際の質疑応答と順番が異なる場合があります。
新型コロナウイルス感染症関係のイベントとか公共施設のあり方に関してお聞かせください。1点目なのですけれども、先日発表された公共施設とかイベントのあり方なのですが、現時点で3月31日までとされていると思うのですけれども、今現在で延長はあり得るのかどうかと、また判断はいつになるのでしょうか。
本当に今回多くの皆さま方に大変ご迷惑をおかけしていて、心苦しく思うところがあります。そしてまたイベント関連の方々にもご協力をいただき、そのためにさまざまな影響が出ているということもあるわけでして、私どもとしましても一日も早く終息をすることを願っているわけであります。しかし、なかなかまだ先の見通しが立たない状況であります。そういう中で、19日に国の専門家会議が開催される予定と聞いておりまして、そこでどのようなことが示されるのか、それも注視していきたいと思います。しかし今の段階では3月31日までの期間は何とかご協力を願いたいということです。
(国の専門家)会議の結果を見て、それで判断をされる形になるのでしょうか。
そこでどのようなことが示されるかですけれども、今なお本市においては、宮城県ではクルーズ船の下船の方お一人で、しかも陰性になられて退院をされたわけで、その他の感染の方はいらっしゃらない、患者の方はまだいないわけですけれども、全国的に見てもまだ感染される患者さんが増えている状況です。そういう中で、どのような専門家会議のご判断になるのかではありますけれども、いずれそれらを見た上で総合的に考えていきたいと思います。
5月に仙台ハーフマラソンですとか、あとは青葉まつりといった大規模なイベントが仙台市で行われると思うのですけれども、こちらはいつ開催を判断される予定かというのと、どんな対策があり得るのか教えてください。
いずれ仙台国際ハーフマラソンは次の大会が30周年、30回という記念の大会なんです。しかし海外からも選手を招聘(しょうへい)することになっております。世界の状況がどういうふうになっているのかも、やはりぎりぎりまで見ていかないと難しいのだろうなと思っております。まだ判断をするに至ってはおりませんけれども、できれば30回という記念の大会だけに開催をしたいという気持ちは強く持っているわけですが、これも状況に応じてということになるのだろうなと思います。
青葉まつりの方はどうでしょうか。
それも近い時期ですから同じような判断になるのだろうなと思いますが、今の段階で明言はできません。
1カ月前ぐらいに判断するというようなお話もされていたと思うのですが、そのくらいの時期になるのでしょうか。
いろんな状況を広く見ていかねばなりませんので、ぎりぎりのタイミングが、この間議会でもお話しした、およそ1カ月ぐらい前ということになるのだろうと思いますけれども、これも総合的に勘案してということだと思います。
西公園ですとか榴岡公園の花見の会場とか、そういったことに関しては今現在どんなことを考えていらっしゃいますか。
まだ具体的にお花見等々については何も議論にはなっておりません。民間の方々がお店をどのようにされるのかだろうと思いますし、桜の花自体は今年は少し暖冬ということもあって早めに咲くのでしょう。しかしそれを多くの方々が同じところに同じ時間集まってということにはなかなかならないであろうし、その辺のところはまだいろいろとこれもまた状況を見ながらということになるのじゃないでしょうか。
こちらの方は暖冬で多分早く咲くことになるとは思うのですけれども、もしその状況が感染の恐れがあるような状況になった場合は、何か出店をするような人に呼びかけするような考えはあるのですか。
ただ、公園ですから密封された空間ではありませんので、これはそれぞれ対応を取っていただければ十分に可能であろうとは思っているのですけれども、これもまたいろいろなところを見ませんと、軽々にここでまだはっきりと申し上げることはできないだろうと思っています。
学校の休校の関係なのですけれども、校庭を文部科学省の通知でも一部開放することを妨げるものではないということが出ています。校庭を使いたいという声も保護者からは上がっているようなのですけれども、仙台市の場合は今のところ基本的には一般的に開放することは考えていないようです。市長として、校庭を使うことについてはどういうふうに思っていらっしゃいますか。
お子さんたちが基本的には不要不急の外出を控えるようにというようなことをお伝えしておりましたので、それぞれ工夫をしながらおうちの中で過ごしていたりされているというふうに承知をしております。しかし、その文部科学省の通知を受けまして、保護者の判断で自宅やその周辺で体を動かすことというのは認めましょうという、これは良いということで、市の教育委員会では各学校にこのことも通知をしたようでございます。また保護者の皆さんたちに望ましい過ごし方などについて周知をしたりしているということでございますけれども、実際に公園ですとか学校の校庭にもぽつぽつと行っているお子さんたちもいらっしゃるのだろうなというふうには承知していますが、これは教育委員会で一斉にこうしろ、ああしろということは言えないわけですけれども、保護者の方々のご判断に任せた上で、学校の方でもさまざまフォローはしていると思いますので、それに委ねたいと思います。
ただ、学校が使えないと保護者の判断で使いたいと思っても使えないですよね。
今現在、学校施設に小学校1年生から3年生、また特別支援学級在籍の児童生徒さん、通ってといったらあれですけれども、行って過ごされております。そういう意味では、かたくなに閉ざしているということでもないのではないかと思うのですが。
(教育指導課長)
全児童生徒に対して校庭、体育館、自由に開放するといったことにつきましては、感染拡大防止ということで全校休校にしたという経緯もございますので、現段階ではそういった判断を行っておりません。ただ先ほど市長が申し上げましたように、自宅周辺でストレッチとかジョギングとか、そういったことも必要であろうという文部科学省の通知も来ましたし、そういったことについては各学校を通して保護者の方にもお伝えしているところでございます。
先日、中学校の卒業式が終わりまして、今週、小学校の卒業式があります。保護者の方々が参加できず、私たちが取材した中学校でも校門の外で保護者が待っている姿も見られました。出席できず残念だという声が随分あるようなのですけれども、市長はこのことについてはどういうふうに受け止めていますか。
本当に大事な大事な節目であります。ですから卒業児童、卒業生徒にとっても大変申し訳ない、残念な気持ちだろうと思いますし、親御さんにも申し訳ないなと思っております。中学校の卒業式が、ちょうど幼稚園の卒園もままならなかった、小学校の入学式というのもなかなかいろいろなことがあってという年代だということで、私のところにもさまざまなご意見が届きました。そういう意味では本当に心苦しく、申し訳なく思っているところです。
幾つかの中学校にお話を聞かせていただきましたら、大変保護者の皆さんたちは冷静に対応して協力してくださったとのことであります。中学校の各学校では、記念写真が撮りやすいように複数の箇所に看板を設置するなどして、離れたところで写真撮影も可能にするなど、いろんな対応をされたようでございます。やはり感染の防止ということを考えた上で、小学校の卒業式についても同じような対応をせざるを得ないものと思います。
卒業式が終わると次は入学式があります。19日の専門家会議の判断もあるとは思うのですけれども、入学式についてはいつ頃までにどう判断されたいと考えていますか。
これもなかなか厳しいところではありますね。19日の専門家会議の方向性というのをお聞きした上での判断になりますが、タイムリミットでここだということというのは言えましょうか。
(教育指導課長)
今、19日の専門家会議というお話がありましたけれども、私どもといたしましても、その方向性それから感染状況、国の動向といったことを踏まえて一つの判断材料にしていきたいと考えております。
国の方で全国一斉にやっている学力検査は見送るようなのですけれども、仙台市としても独自に4月に毎年、標準学力調査をされています。こちらについてはどうすべきだと市長はお考えでしょうか。
なかなかこれも、こういう状況で難しかろうなと私は思いますけれども、教育のほうでどのように判断するかだろうと思います。
難しかろうというのは、実施がという受け止めでよろしいですか。
はい。
緊急ヒアリング調査でも、飲食関係だと思うのですけれども、消毒液などがないというお話があります。一方で介護施設とか学童保育とか、必要なところで足りていないというお話もあります。市としてその状況把握というのはどういうふうにされているのでしょうか。
これはさまざまなところからそういうお声というのを聞いております。その上で、いろいろとマスクなりなんなり、どのような状況なのかということも問い合わせをしているところではありますけれども、まだ十分だというところではなくて、少しその状況を見ているということです。
当然、市の在庫も減っているとは思うのですけれども、そういったもの、マスクは一部放出しましたけれども、他の備品についても放出する考えというのはあるのでしょうか。
これも皆さん、今、日本中がそういう状況になっていて、政府の方でもこれらに対して応援をするということがあるようであります。これを踏まえて、どの程度どういうふうに出てくるのかということも勘案しながら、なるべく早く本市でも必要とされている方々のところには渡るようにしたいなと考えています。
1例目の70代男性の件なのですが、70代男性の居住区が今回は公表しなかったと思うのですが、公表しなかったことによって男性の方が何区在住だとか、いや別な区在住だとか、そういったお話がいろんなところで上がっているのですが、市長はこういった事態を把握されているのか、まず教えてください。
ネット上ではいろんな情報が飛び交っているのも承知しておりますけれども、それは全く事実に反することだと思っております。憶測でどなたかが何かを言ったことがいろんなことにつながっているのだろうと思います。本市としては、その方がどういう方でどこにお住まいなのかということについては、要するに感染の恐れは大きくないと判断した上でそのように居住区についてはお話をしなかったわけです。
これは情報をどこまで出していくのかということにもよるのでしょうけれども、市民の皆さま方に要らぬ不安を与えないようにするにはどうすべきなのかということについては心して考えていかなくちゃいけないというふうに、それらのネットの情報を見ながら私自身が思ったところです。
この状況を見て今回は十分だったと、今時点ではどういうふうに考えていらっしゃるのでしょうか。
正しく感染の恐れはないということでお伝えしたわけであります。正しく恐れて、正しく対応するということが基本なのだろうと思うのです。皆さん過度に反応したり、過度にいろんなことで議論されるということはなるべく避けていただきたいという、そういうことも併せて発信していかなくちゃいけないということを感じたということです。
今、検査を市衛生研究所でやっていると思うのですが、そちらの検査の状況、1日当たりどのくらいになっているかというのは分かりますか。
毎日検体が運ばれている状況ではあります。数も増えてきているのだと思います。
(健康安全課長)
検査の件数でございますけれども、現在まで結果が判明している件数でお話をさせていただきますと、本日の9時時点での統計になりますけれども、延べ人数で102件の検査を実施しております。
推移はどういうふうになっているのでしょうか。
(健康安全課長)
このところ増えておりまして、平均すると5件程度でしょうか。土日とかはちょっと減りますので、そこをならしますと、平日はもうちょっと入っている状況になっております。
どのぐらい増えているとかというのはありますか。
(健康安全課長)
時期的に細かい統計を取っているわけではないのですが、例えば2月の頭あたりだと、あったりなかったり、ない日のほうが多かったりという状況ではございます。3月に入りましてからは、ほぼ毎日検体が入って検査をしているような状況でございます。
新型コロナウイルスの市政運営に関する影響をお伺いしたいのですが、宿泊税をめぐる議論については実質先延ばしということになったと思うのですが、今年度末までに都心再構築プロジェクトの第2弾であったり、音楽ホールの立地を決定するというふうに表明されていたと思うのですけれども、そちらについてはどのようになるでしょうか。
今お話があったとおり、交流人口拡大財源検討会議の方は財源を検討するという環境にはないということで、今回25日には新型コロナウイルスに関することでいろいろとご議論いただくことといたしました。
また都心再構築プロジェクトの第2弾の施策を年度内に発表する予定でおりましたけれども、やはりこれも新型コロナウイルスの影響を見極めつつ適切な時期に公表したいと思います。
それから、もう一つの音楽ホールについてでありますが、これもいろいろな検討を続けているところではございますけれども、年度内ということについて少し難しい状況かなと思っておりますが、引き続きさまざまな検証、課題がございますので、それらについて検討を重ねて、できるだけ早い段階でお話しできればなと考えているところです。
都心再構築プロジェクトなのですけれども、適切な時期というのは年度を越えることもあり得るというような理解でいいのでしょうか。
今はとにかく全庁を挙げて、この新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために取り組んでいるところであります。大変、私も期待の大きなプロジェクトですし、市民の方々も関心を高く持っていただいていることをうれしく思うわけですけれども、しかし今まだそういうことよりは、まず目の前のこの課題に対してどのように対応していくかということを優先させていただきたいということです。
宿泊税の関係で(交流人口拡大財源)検討会議で確認なのですが、今年度内で何か検討会議の方で結論をまとめるというのも見送るということでよろしいのでしょうか。
そうですね。今はそういう環境にないということで、25日に予定されている検討会議では、この新型コロナウイルスの問題でいろいろとお話をお聞きした上で話を進めていくということになっています。
こういうふうな状況になる前の段階で、宿泊税の導入が適当であるという文言が入った報告書をパブコメにかけていらっしゃると思うのですが、今後の進め方についてはいったんその宿泊税の検討というのは取り下げるという形になるのか、それともその検討というのは残したまま続いていくのか、どういうふうに進んでいくのでしょうか。
いったん休止ということだろうと思います。
もう一つ、音楽ホールの方ももう今年度中は難しいということなのですけれども、音楽ホールの検討については新型コロナウイルスの問題がどういうふうに影響したのでしょうか。
それは新型コロナウイルスの影響というか、もちろんいろいろな課題があって、それを検証して一つの方向性を導き出したいと思っていたわけですけれども、いろいろな対応に追われるということもございました。それからまた、この問題での関係する方々ともいろいろと意見交換も行ってはいるところですけれども、少し足踏みの状況になっているということも否めないと思います。ということもあって、なかなか年度内に当初方向性を示したいと申し上げていたのは難しい状況だなと思っているということです。
来週か今週末か、間もなく復興の火が仙台の東口に来ると思うのですが、それも新型コロナウイルスでちょっと規模縮小といった形での展示になるかと思うのですが、新型コロナウイルスで人を集めないようにしつつ、ただ五輪のムードを盛り上げなきゃいけないということについて、市長はどういうふうに今お考えなのか、お聞きしたいのですが。
なかなかこれも苦しいところがありますね。IOCもWHOの判断を待つというようなご発言もあったやにも聞いておりますし、世界でこれだけまん延していて、まだ代表の内定ももらえていないけれども試合もできないというような競技種目もあると承知をしております。なかなか大変なことだというふうに認識をしております。今日は共同通信さんのアンケートですか、国民の皆さま方が東京オリンピック・パラリンピックをどのように思っていらっしゃるのかの世論調査も拝見しましたけれども、本当に大変な状況だなと思っております。
東松島の航空自衛隊の基地に聖火が到着いたします。そして駅の東口でも聖火を見ていただこうというふうになっているわけですけれども、こういう状況の中ではありますが、万全の対策を取っていただきながら見ていただくということになるのでしょう。なかなかつらいところではありますね。
市長からも今日の世論調査のお話をされていたと思うのですけれども、延期論も出ていらっしゃると思うのですが、この延期論に関してはどういう所感を持っていらっしゃいますか。
世界的に感染が広がっていて、ヨーロッパを中心にもう大変な猛威を振るっているわけです。そういう中で本当に開催が可能なように終息するのか、それこそ全世界からアスリートの皆さんたちが集まってくるし、また応援の皆さんたちが世界から集まってくるわけです。そういう中で、今の状況ではなかなか厳しいところもあるのだろうと思いますが、これが終息ということになれば、予定どおり開催をしてもらうということが復興五輪の目的でもあろうかと思います。ただ、現状ではかなり厳しい状況ではあるのだろうなと思っていたところ、世論調査も多くの方々がそのような認識なのかというふうに私自身はその調査を拝見したところです。
先ほど市長からもイタリアで感染が拡大しているというお話がありましたが、仙台市でホストタウンとしてイタリアを受け入れる予定だと思うのですけれども、こちらはイタリアからは何か情報といいますか、事前キャンプなどについて何かお話というのはあったのでしょうか。
連日いろいろとイタリアとも情報交換をしているとは聞いております。しかし何か決断をされたというところは聞いておりませんし、今の段階では少しずつ準備は進めながらということなのだと思います。
仙台市長 郡 和子
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