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更新日:2022年4月5日

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有毒植物による食中毒が発生しました

有毒植物による食中毒が発生しました。山菜のシーズンを迎える春先から初夏にかけては、食中毒の発生が多いため十分な注意が必要です。山菜を食べて万が一体調に異変を感じたら、直ちに病院を受診してください。

発生概要

(1)発生月日  4月3日(日曜日)

(2)原因施設  事業場

(3)喫食者数  1名

(4)患者数   1名(60代男性)

 ※入院中(4月5日退院予定)

(5)原因食品  バイケイソウ

(6)病因物質  植物性自然毒

(7)主症状   おう吐、めまい、意識消失、下痢、血圧低下、徐脈傾向

(8)喫食時間  4月3日(日曜日)午後3時30分から4時ごろ

(9)発症時間  4月3日(日曜日)午後5時ごろ

 

発生の探知および調査の概要

(1)4月3日日曜日午後9時ごろ、市内の医療機関から太白区保健福祉センターに「バイケイソウによる食中毒が疑われる患者を診察した」旨の連絡があった。

(2)同日および4日月曜日、太白区保健福祉センター衛生課で患者の調査をしたところ、患者の友人が市内の山林で採取した山菜を3日日曜日にゆで、1人で喫食後、おう吐などの症状を呈したことが判明した。患者は救急搬送されており、患者家族が持参した山菜を医師が確認したところ、バイケイソウの特徴と一致していた。

(3)山菜の残品を太白区保健福祉センター衛生課が確認した結果、バイケイソウであったことが判明した。

(4)市保健所では次のことから、採取したバイケイソウを原因とする食中毒と断定した。

  • 患者が友人から譲り受けて調理、喫食した山菜がバイケイソウであったこと。
  • 患者の症状および潜伏時間がバイケイソウによる食中毒症状と一致したこと。
  • 患者を診察した医師から、食中毒の届出があったこと。

(参考)

宮城県内における食中毒発生状況 *今回の発表は含まない

時期

発生件数

患者数

死亡者

本年1月1日から4月5日まで

0件

0名

0名

昨年同期

2件(うち1件仙台市分)

7名(うち1名仙台市分)

0名

バイケイソウによる食中毒について

バイケイソウの特徴

  • 太く直立した茎に楕円形の大きな葉をもち、初夏に緑白色の花を多数総状につける。
  • コバイケイソウは少し小型で、花は白く花穂が目立ち、しばしば大群落をつくる。
  • 新芽の時の形態が山菜のオオバギボウシ(地方名ウルイ)やギョウジャニンニク(地方名アイヌネギ)と似ており、中毒事故が多い。
  • オオバギボウシの葉は葉柄があって、主脈から側脈が出るのに対し、バイケイソウやコバイケイソウの葉は無柄で、完全な平行脈であることなどで識別できるが、芽出し期にはわかりにくいため、少し葉が開いたもので確認するとよい。
  • 不快な苦みがある。
  • 全草に有毒アルカロイドを含有し、加熱しても毒は消えない。

症状

吐き気、おう吐、手足のしびれ、呼吸困難、脱力感、めまい、けいれん、血圧低下など。重症の場合は意識不明となり、死に至ることもある。

参考

バイケイソウの写真や特徴、その他詳しい情報を知りたい方は厚生労働省ホームページのバイケイソウのページ(外部サイトへリンク)をご覧ください。

 

記者発表資料(PDF:354KB)

 

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