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更新日:2022年5月18日

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令和4年3月16日に発生した福島県沖地震により被害を受けた伊達政宗公騎馬像の修復を行います

令和4年3月16日に発生した福島県沖を震源とする地震により、仙台城跡に設置している伊達政宗公騎馬像についても、脚部の一部が損傷し騎馬像が傾倒する被害を受けました。現在、安全確保のため観覧を中止しています。

この伊達政宗公騎馬像について、現地調査の結果や専門家の意見等を踏まえた修復方法やスケジュール等がまとまりましたのでお知らせします。なお、観覧中止に伴い4月28日(木曜日)から掲出している、騎馬像のグラフィック幕については、修復が完了するまで引き続き掲出を行います。

1 被害状況および原因

令和4年3月16日の地震により、騎馬像の右後脚と左前脚のそれぞれの足首部分に亀裂が入り傾倒したもの。過去の地震による大きな被害は確認されていないが、ダメージの蓄積により今回の被害の規模になったと推定される。

2 修復期間

令和4年5月下旬~令和5年3月31日(予定)

3 修復費用

約5千万円(見込み)

4 修復内容

銅像の修復を専門とする業者に委託し、以下の手順で修復を行います。

(1)騎馬像の脚部破断面(右後脚と左前脚の足首部分)で芯棒を切断、地山から取り外し輸送用枠組みで固定

(2)地山を台座から取り外し、騎馬像とともに工場に搬送

(3)騎馬像脚部の一部(腿もも~足首)を切開し、中詰砂、既存芯棒除去および内部清掃

(4)新たな芯棒の装着および切開部の溶接接合、他の亀裂箇所の補修

(5)破断した足および地山の修復

(6)洗浄、色調調整および表面の保存処理

(7)工場から本丸敷地へ搬入し、地山を台座に設置後、騎馬像を地山に接合

 ※(1)および(2)の作業は、6月から7月に2週間程度かけて行う予定です。詳細は決まり次第お知らせします

 ※芯棒  銅像を支えるために蹄を貫き脚部と地山をつなぎ固定している金属の棒。

 

5 その他

脚部破断面(右後脚と左前脚の足首部分)の他、騎馬本体の左側鞍の内側部分などに細かいヒビが確認されていることから、併せて修復します。

 

【参考】伊達政宗公騎馬像設置の経緯

昭和10年

政宗公没後300年祭記念事業の一環として、旧制白石中学校出身で東京美術学校(現東京藝術大学)在学中から帝展で連続入賞するなど才能を発揮していた小室達(こむろ・とおる)氏が宮城県青年団から依頼を受け制作、本丸に騎馬像として建立

昭和19年

国家総動員法に基づく金属回収令により供出

昭和39年

市観光協会の社団法人化の記念として騎馬像が復元され、現在の位置に建立

昭和40年

社団法人仙台市観光協会から本市へ寄贈

騎馬像写真

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