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更新日:2023年12月8日

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都市再生緊急整備地域

都市再生緊急整備地域・特定都市再生緊急整備地域とは

都市再生緊急整備地域は、都市再生特別措置法(以下、「法」という)に基づき、都市の再生の拠点として都市開発事業等を通じて、緊急かつ重点的に市街地の整備を推進すべき地域として、国が指定する地域です。

特定都市再生緊急整備地域は、法に基づき、都市再生緊急整備地域の内から、都市の国際競争力の強化を図る上で特に有効な地域として、国が指定する地域です。

都市再生緊急整備地域においては、都市再生特別地区の都市計画決定による土地利用規制の緩和や、都市計画の提案、事業認可等の手続き期間の短縮、民間プロジェクトに対する金融支援を受けるための国土交通大臣の認定等の特別な措置を受けることができます。さらに、特定都市再生緊急整備地域においては、都市再生緊急整備地域の支援措置に加え、より充実した税制支援などを受けることができます。

本市の指定状況

本市では、都市再生緊急整備地域として平成14年10月25日に「仙台駅西・一番町地域」(約79ヘクタール)が指定されました。令和2年9月16日には、名称を「仙台都心地域」へ変更し、都市再生緊急整備地域の拡大(約186ヘクタール)及び特定都市再生緊急整備地域(約73ヘクタール)の新規指定が行われました。

なお、平成16年5月12日に都市再生緊急整備地域に指定された「仙台長町駅東地域」(約46ヘクタール)は、道路整備事業が一部継続中であるものの、その他の都市開発事業及び公共施設整備が完了し、整備の目標は概ね達成されたため、平成29年8月2日に地域指定が解除されました。

区域図(仙台都心地域)

仙台都心地域の区域図

区域図(PDF:1,400KB)

地域整備方針

地域整備方針は、都市再生緊急整備地域及び特定都市再生緊急整備地域の整備に関する方針であり、都市再生基本方針(法第14条)に即して国が定めるものです。

都市再生緊急整備地域

整備の目標
  • 藩政時代からの緑豊かで潤いのある美しい「杜の都」の都市環境や、東日本大震災を教訓に培われた高い防災力を活かした「防災環境都市」としての都市個性を基盤として、その質を高めながら都心の機能強化を図り、東北・仙台の持続的な活力の増進につなげることを目指す
  • 「多様なイノベーションが生まれ、働く場所として選ばれる都心」を目指し、高度な都市機能が集積し、国内外からの投資を呼び込む都市空間を形成
  • 「国内外から人が集い交流し、楽しめる都心」を目指し、公共空間と民有地が一体となることで生み出されるゆとりのある都市空間の中に、新たな賑わいや魅力を創出
  • 「杜の都の個性が活きる都心」を目指し、高い防災力と美しい環境を活かした、緑に包まれた憩いと安らぎを生む都市環境の中で、通りやエリアごとの個性が輝く都市空間を形成
都市開発事業を通じて増進すべき都市機能に関する事項
  • 東北の中枢都市にふさわしい高次な業務機能を誘導するとともに、それらを支えアメニティを高めるため、商業・交流・宿泊機能を強化
  • 建築物の整備・更新に併せ、歩行空間や緑空間等のオープンスペースの創出や、敷地周辺の無電柱化を図り、ゆとりのある居心地の良い空間の形成を推進
  • 「杜の都」にふさわしい魅力ある緑空間を創出するなど、環境に配慮した建築物の整備を促進
  • 国内外の企業と大学、地元企業等との交流を促進し、イノベーションを生み出す都市機能の集積を推進
  • 大学や研究機関等と連携し、次世代型産業・業務機能の誘導を図るとともに、スタートアップ拠点の形成を促進
  • 国内外からの来訪者の多様な活動や交流を支える文化・観光の情報発信機能の充実
  • 耐震性が高く防災性に優れ、備蓄倉庫の設置や一時滞在施設・場所の確保による帰宅困難者対策等の大規模災害にも対応できる建築物の整備を促進
  • 都心部の浸水対策を強化するため、雨水流出抑制施設の整備を促進
公共施設その他の公益的施設の整備及び管理に関する基本的事項
  • 都心の回遊性と都心へのアクセシビリティの向上を図るため、歩行者や自転車等が快適に移動できる道路空間の整備を推進
  • 新たな魅力や賑わいを創出するため、道路の再構築等で生み出された空間とその周辺の空間が一体となったウォーカブルな都市空間の形成を推進
  • 東北・仙台の交流と情報の拠点として、仙台市役所本庁舎の建替えと併せて、勾当台公園市民広場等と一体的な空間の形成を推進し、まちの更なる賑わいを創出
  • 都心部の浸水対策を強化するため、既設幹線管渠を増補する雨水幹線の整備を推進
  • 防災性が高く、都市景観に優れた街並みを形成するため、無電柱化を推進
緊急かつ重点的な市街地の整備の推進に関し必要な事項
  • 建築物の低層部へ賑わいを創出する商業・サービス機能の導入や立地特性に応じたオープンスペースの確保により、回遊性が高く魅力的な都市空間の形成を推進
  • 建築物や公共空間の整備において、通りやエリアの特性を活かした「杜の都」にふさわしい風格や品格ある景観や、歩いて楽しく、居心地の良い街並み景観の形成を推進
  • 緑の多機能性を活かした「杜の都」にふさわしい緑空間を創出し、賑わいや憩い、安らぎを生み出す豊かな都市空間の形成を推進
  • IoTやAI、ロボット等の未来技術と防災・減災、エネルギーなど幅広い分野との融合によるX-TECHイノベーションを推進
  • 大学・専門学校等の教育機関と連携し、人材・知的資源等の集積・活用を推進
  • 官民連携による大規模災害を想定した訓練の実施や、地域内企業の事業継続計画(BCP)作成を促進する等、都市防災力の向上を推進
  • 大規模災害に備えた企業リスク分散の観点からも選ばれる、安全・安心で快適な都市環境の構築を推進
  • 脱炭素社会の構築に向けて、エネルギー効率の高い市街地の整備を推進
  • 地域特有の魅力を活かし、地元まちづくり組織を中心としたエリアマネジメント等、積極的な地域との協働事業を推進

 

特定都市再生緊急整備地域

整備の目標
  • 東北をグローバルに牽引する中枢都市であるとともに、世界を先導する防災環境都市として、高度な都市型産業が集積し、都市防災力の高い国際ビジネス交流拠点を形成
  • 東北各地との広域連携や、官民の多様な主体と連携し、グローバル企業やMICEの誘致等、世界からの誘客を図り、国際的な交流や賑わいを生み出す都市空間を形成
都市開発事業を通じて増進すべき都市機能に関する事項
  • 国際的なビジネス環境の形成に資する高機能オフィスの整備を促進するとともに、都市の防災力や安全性を一層強化
  • 産学官が連携し、仙台の発展を牽引するICT関連企業や次世代放射光施設関連企業等が集積した、国際ビジネス交流拠点の形成を推進
  • 世界からの来訪者、滞在者の活動拠点として、魅力ある商業機能や国際水準の宿泊機能、コンベンション機能を誘導
  • 多様な国籍、文化、世代の来訪者に、東北・仙台の魅力を広く発信するため、多言語による情報発信機能や交流機能等を備えた観光交流拠点の形成を推進
公共施設その他の公益的施設の整備及び管理に関する基本的事項
  • 東北・仙台の玄関口である仙台駅周辺において、高速バス等の乗り継ぎ利便性や快適性、定時性の向上に資する交通結節機能を強化
  • 国内外の来訪者の回遊性向上を図るため、多言語による案内サインや、デジタルサイネージ、WiーFi環境の整備、MaaSの導入を推進
  • 「杜の都」を世界に発信するため、都心部の更なる緑化を推進し、緑陰など潤いのある心地よい空間や緑を楽しむ魅力ある空間を創出
  • 東北・仙台の多彩な文化等を体験し交流する空間を創出
緊急かつ重点的な市街地の整備の推進に関し必要な事項
  • 土地の高度利用を図るため大街区化を推進し、国際競争力強化に資する高次な業務機能や商業機能を集積
  • 企業等のバックアップ機能や、多様な防災機能を有する災害に強い都市空間の形成を推進
  • 国連防災世界会議で採択された仙台防災枠組に基づく取組を推進し、世界へ「防災環境都市」としてのブランド力を発信
  • 脱炭素社会の構築に向けて、環境に配慮した建築物や先導的なエネルギーマネジメントシステム等の導入を推進
  • ハード・ソフトが一体となった魅力や賑わいを創出する都市空間を形成するとともに、エリアマネジメント等による継続性確保を推進

地域整備方針(PDF:219KB)

都市再生緊急整備地域協議会

令和5年12月に仙台都心地域都市再生緊急整備協議会が設立されました

令和5年12月7日に、「仙台都心地域都市再生緊急整備協議会」が設立され、官民連携で市街地の整備に関する協議を行っております。詳細は、以下のリンクをご参照ください。

都市再生緊急整備地域の拡大等へ向けた取組み

都市再生緊急整備地域の拡大及び特定都市再生緊急整備地域の指定が行われました

令和2年9月16日に、「都市再生緊急整備地域及び特定都市再生緊急整備地域を定める政令の一部を改正する政令」が施行され、同年4月に申し出た素案のとおり、都市再生緊急整備地域の拡大及び特定都市再生緊急整備地域の新規指定が行われました。

都市再生緊急整備地域の拡大等について国へ素案の申し出を行いました

令和2年4月10日に、都市再生緊急整備地域の拡大する区域等について、国へ素案の申し出を行いました。

都市再生緊急整備地域の候補となる地域(候補地域)

令和元年7月31日に、仙台都心地域が「都市再生緊急整備地域の候補となる地域」として国に設定されました。

せんだい都心再構築プロジェクトの始動

令和元年7月16日に、「せんだい都心再構築プロジェクト」の第1弾施策の一つとして、都市再生緊急整備地域の拡大へ向けた検討に着手しました。

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お問い合わせ

都市整備局都市計画課

仙台市青葉区二日町12-34二日町第五仮庁舎12階

電話番号:022-214-8294

ファクス:022-214-8300