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更新日:2022年9月1日

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発表項目以外の質疑応答(令和4年8月31日)

令和4年8月31日

新型コロナウイルス感染症関連

Q1

全数把握の見直しで、県が9月2日に適用するという話が出ていますけれども、そうなった場合、県としては陽性者サポートセンターを設置して、(発生届)対象外の人のフォローをするという話が出ているのですが、やはり仙台市は仙台市で、昨日までも人数多く感染者が出ているということで、なかなか県任せということにはいかないと思うのですが、市としてこういう対象外の人のフォローなどは、支援とかそういうものをどのようにやっていくかということは考えているのでしょうか。

A1

宮城県内の新規陽性者数のおよそ半数を本市が占めているということもございます。そういう中で今回県の方で示された方針では、やはりそこが一番重要なのだろうというふうに考えております。なので、フォローアップ体制の準備、関係機関との調整を今本市としても進めてはいるところです。発生届の対象から外れる方々でも体調の変化というのは十分にあり得るというふうに思いますので、安心していただけるような仕組みを構築していかなくちゃいけないというふうに考えています。ただ今回、知事も昨日、厚生労働大臣に療養証明の問題について要請をされたようですけれども、大変もうこれは大きな問題だというふうに思っております。国においてしっかりと整理されるべきであろうというふうに考えておりまして、医療保険の取り扱いなどもしっかりこうだというふうなことが固まらないとこれは全数把握でいいというふうにはなかなかならないのではないかというふうに思っておりまして、そういったような環境が整った上で実施すべきではないかと私は考えているところです。

 

Q2

市長、9月2日(適用)というのは早過ぎるとお考えなのでしょうか。

A2

あさってまでにそれらが全て整うということであるのであればですが、そうでないとするとこれは結構難しい話なのじゃないかしらと、私自身は強く思っております。

 

Q3

フォローアップの体制を構築すると言っていましたが、具体的にはどんな、(市)独自ということでしょうか。

A3

仙台市は、一応仙台市でそのようにしたいというふうに考えますけれども、今度、医療機関からどういうふうな方々(の報告)が上がってくるのか、仙台市内の医療機関から上がってくるのが必ずしも仙台市の住民だけではなくなる可能性も大きいわけですし、そこのところを含めてしっかりと上がってきた分については対応していかなくちゃいけないことになるのだろうというふうに思っています。

 

Q4

考えられる仕組みというのが分かれば教えてほしいのですが。どういうふうな仕組みなのか。

A4

(保健所副所長)

今回、例えば発生届の対象にならない方々ですけれども、今までですと発生届(は)ハーシスに入力されまして、保健所の方で把握して、必要な療養のお知らせとかを送っておりました。今回発生届が出ないということで、その方々への療養方針のお知らせというところが一つの課題になってまいります。その方々へは、今考えているところでは、医療機関を通じて療養方針だとかあとはフォローアップの窓口のお知らせの連絡先とかを記したチラシを医療機関から患者さんの方に渡していただくというような方向で今考えています。そのことについては、関係機関、医療機関、医師会等と協議を進めている最中でございます。

 

Q5

フォローアップの窓口というのは新設するということでよろしいのですか。

A5

(保健所副所長)

フォローアップの窓口なのですけれども、仙台市としてはBA.5対策強化宣言のときに検査キットで陽性になった方々をフォローする仙台市健康フォローアップセンターというものがございまして、そちらの機能を拡充して、今回の発生届の対象とならない方々(は)、そちらの仙台市健康フォローアップセンターの機能を拡充した形で対応していくというような予定でございます。

 

Q6

自らフォローアップする支援窓口、フォローアップセンターに問い合わせを患者がするということになるのでしょうか。

A6

(保健所副所長)

そのような形になります。県が示していた陽性者サポートセンターですけれども、そちらについてはこれまでやっておりました市と県とで共同で設置して運営していた検査キットの発送登録センターですね。そちらと県のフォローアップセンター、あと市の今申し上げましたフォローアップセンター、その三つを一まとめにした、一つの枠組みとして県の言うサポートセンターというものが概念的につくられたというところで、その中で検査キットの発送登録部門、県のフォローアップ部門、市のフォローアップ部門があるというような形で理解していただければと思います。その中で市のフォローアップ部門につきましては仙台市フォローアップセンター、そちらを機能拡充して対応していくというような方向です。

 

Q7

検討中ということですが、9月2日から適用となるということを踏まえて発表とかはどうするのでしょうか。

A7

(保健所副所長)

そちらの方につきましても、今内容をちょっといろいろ固めまして、仮に9月2日から実施するとなった場合につきましては、急ぎできるような方向についても協議しているというような状況です。

 

Q8

近いうちに発表されるということでよろしいのでしょうか。

A8

(保健所副所長)

チラシとか連絡先とかにつきましては、固まり次第何らかの形でご連絡を差し上げたいと考えてございます。

(市長)

ただ、先ほど申し上げました医療保険の請求に必要となる療養証明書の取り扱いがしっかり固まらないと、なかなかこれは難しいのではないかなというふうに思います。そうでないとまさに公平性も担保できませんし、あるいはまたいろんな不正みたいなものもはびこってくるかもしれません。国において、ここはしっかり(対応)してもらわないと駄目じゃないかというふうに強く思っているところです。

 

Q9

率直に言って、9月2日の時点で療養証明書の件がきちんと決まらないで始めてしまうということに、時期尚早といいますか、時期としては適切ではないとお考えでしょうか。

A9

私はそういうふうに思っております。知事もその辺の懸念ということを、昨日厚生労働大臣に要請されたのだというふうに理解をしております。

 

Q10

9月2日に見切り発車でやってしまうとそこの空白になった人が保険の請求ができない、エアポケットみたいなものが生じてしまうのかなと理解しているのですが、そういったご懸念ということでよろしいでしょうか。

A10

はい。

 

Q11

一方で、医療保険の各社は今のみなし入院になっているという人たちのボリュームも医療保険の対象者にならなくなるのではないかと新聞各紙で報道が出ていますけれども、この件については今後どのようになっていくというふうに市長はご覧になっていますか。

A11

これは各保険会社の皆さま方がどのようにお考えになるのか、金融庁も含めて整理されるべきと思います。

 

Q12

その民間の動きと国のこの制度の動きというのが多分民間の方が後になってくるのかなと思うのですけれども、この今のルールの時点でこの療養証明書がうやむやのままで全数把握の見直しというのがやっぱり始まるというのは不適切だという理解ですか。

A12

難しいのじゃないかしらと私は強く思っているところです。

 

Q13

ワクチンの追加接種の関係でお伺いしたかったのですが、先週の会見の方で、今回、(令和4年第3回)定例会に提出される(補正)予算の方のワクチン接種(に係る経費)60億(円)ぐらいあったと思うのですけれども、それが基本的には10月(からの)接種を念頭に置いた予算だったと思います。ただ1カ月前倒しも国の方で検討しているというお話だったと思うのですが、そういった場合、予算含めて体制も含めて間に合うものなのでしょうか。

A13

今お話があったとおり、10月中旬から開始をするという方向性での準備を進めてというふうな国からの通知がありましたので、それに基づいて準備を進めてきているところです。あくまで報道ベースですので、国から前倒ししてくれという正式な通知というのはいただいてはいないところですけれども、仮にそうだとするとやはり提出をする(補正)予算案は非常に微妙になってくるということになります。

(新型コロナウイルスワクチン接種推進室長)

予算の話ということなのですけれども、実際10月半ば以降でというお話が一体どの程度前倒しというのが早まるのかということもまだ不明ですし、また、スタートする時点でその新しいワクチンがどの程度各市町村に配分されるか、それによって会場の規模とかも全然変わってまいりますので、そのあたりもまだまだ全然分からない状況ですので何とも言えないというのが正直なところなのですけれども、もちろん前倒しで開始ということになった場合は、既存の予算の執行状況なども見ながら対応してまいりたいと考えているところでございます。

 

Q14

オミクロン株を対象にしたワクチンということで2回目接種を終えた全ての人が対象となっています。当初10月だったものが9月中ということで、それによって打ち控えというのですか、2回目接種を終えた方が次3回目、現行のワクチンの3回目ではなくてオミクロン株に対応したワクチンを打ちたいという方が打ち控えするのではないかという部分も懸念されると思うのですが、その方々にスケジュール感といいますか、現状をお伝えする、情報をお伝えするということも感染を防ぐという意味では大切かと思うのですが、そのあたりのお考えはいかがでしょうか。

A14

おっしゃられるとおりだと思っております。でも今回のこの前倒しということについて、先ほども申し上げましたけれども、国から正式な通知というのはいただいていない中です。国に対しても問い合わせをしておりますけれども、自治体に速やかに適時適切な情報提供を強く求めたいと思います。それによって先ほどお話しになった3回目接種についてもどういうようになってくるのか違ってきますので、まずそこのところはしっかりと申し上げておきたいと思いますし、3回目の接種についてもまだお受けになっていらっしゃらない方で、やはりこの感染状況を踏まえた上で接種をしたいという方々、ぜひ接種についてご検討いただきたいと思います。まだ今、接種の予約を受け付けていて少し枠があるようですので、ぜひご検討いただきたいと思います。いずれにいたしましてもオミクロン株に対応する新しいワクチンがいつ頃からどの程度入ってくるのか、こういう情報もやはり自治体として手にしておりませんとその辺の広報についてもしかねますので、そこは強く国に対して申し上げていきたいと思います。

 

Q15

仮に前倒しになったことで、今現在、集団接種の会場数ですとか規模感というのもちょっと縮小になっているかと思うのですけれども、それをもう一度拡充とか、そういった打ち手の確保みたいなところでいうと対応はできる状態にあるのでしょうか。

A15

ですからこれも、(オミクロン株に対応する新しいワクチンが)いつ頃どういうふうになるのか繰り返しの話になりますけれども、それに対応するように準備はしていかなくてはいけないのだと思いますが、具体的なところがまだ見えていませんので、何ともお話はできない状況です。

 

Q16

コロナの全数把握について保険の問題などであさって始めるのはなかなか間に合わないのじゃないかというお話がありましたけれども。

A16

間に合わないというか、難しいと私は思っているということを申し上げました。

 

Q17

市として、県とかに対してその開始を遅らせるといった要望などをこれからされる予定はあるのでしょうか。

A17

今般のこの全数把握(緊急避難措置)にするという変更ということについては、そもそも医療機関のひっ迫ですとかあるいは救急の状況などを鑑みた上で、やはりそういうことで医療を必要としている方々に医療が適切に行えるようにするにはその方が望ましいという基本的な考え方は一致をしております。ただ先ほど申し上げました点が整理をされませんと、なかなか難しいのではないかというふうに私が思っているということを申し述べさせていただきました。知事も昨日、厚生労働大臣に今の問題についてご認識を示されて要望されたというふうに承知をしております。さらに知事もそこが整わなければ難しいのではないかというような思いもお話しになられたと伺っておりますので、気持ちは同じなのではないかと思っているところです。

 

G7関係閣僚会合について

Q18

G7の閣僚会議の開催地の件でお伺いしたいのですが、昨日、新潟、長野とどんどん決まっていまして、9月中に全ての開催地が決まるということなのですが、仙台市も科学技術や環境の分野で誘致をされていると思うのですが、改めてそのことについて感想をいただきたい。

A18

G7の関係閣僚会合のうち、外務、財務について正式な表明がなされたところです。その他のことについては9月のしかるべき時期にというふうに昨日官房長官の会見でもございましたので、そう遠くない時期に残りの分について発表がなされるのだろう、開催地が決定されるのだろうと捉えております。本市としても誘致を希望している科学技術あるいは環境の分野、ぜひ開催地として決定されることを強く期待しているところです。

 

安倍元首相の国葬について

Q19

安倍元総理(大臣)の国葬の件について、仙台市としてどのように考えていらっしゃるのかお伺いします。

A19

これについては国の方針としてそのようにされるということですが、まだ詳しいことについてははっきりと聞いておりませんので、それを基に検討したい、対応したいと思っております。

 

Q20

先日文部科学大臣の会見でも弔意の表明、そういったものを基礎自治体ですとか地方自治体とかに求めないというようなお話が出ました。そうするとこれまでの合同葬であったような半旗掲揚のお願いとか、そういったものの通知は国から来ないという解釈になりますが、これまで仙台市としては国からの通知が来た上で、半旗掲揚の通知を市長部局また教育委員会の方にされたと思うのですが、国の方から通知が来ない場合というのは市としてはどのように対応されるお考えでしょうか。

A20

昨日の文部科学大臣のご発言の趣旨はそういうことなのだろうと思います。教育委員会への弔意の表明の協力要請はないということなのだろうと思いますが、それも含めて、これは教育委員会がどうされるのか判断をされるべきものと理解をしています。

 

Q21

そうしますと、今回の国葬においては総務局もしくは市長名での弔意とかの依頼とかの通知はないということなのですか。

A21

ですからこれは、教育委員会は教育委員会でご判断をされるべきものと思いますし、本市としてどのようにするのかは今後いろいろな対応をどういうふうに国から示されるのかも含めて考えたいと思います。

 

Q22

そうすると、現在検討中ということなのですか。

A22

検討中というか、どういうふうにするのかはその時々で判断をしてまいりたいと思います。

 

Q23

安倍元総理(大臣)が亡くなったときの対応と同じになるのか、別になるのか。つまり総務局から教育局への通知もありましたけれども、今度はそうじゃない可能性もあるということですか。

A23

間もなくですか、今日、岸田総理(大臣)が国葬のことについていろいろ説明をされるというようなことも聞いておりますけれども、その内容も踏まえながら検討したいと思います。

 

Q24

その内容次第では、総務局から教育局に(安倍元総理大臣が)亡くなったときと同じような対応を求める通知とかを出すお考え、可能性もあるということでしょうか。

A24

本市において適切に判断してまいりたいと思います。

 

4病院再編について

Q25

4病院の関係でお伺いします。先日県の方で9月11日に地域医療構想セミナーを開催するという発表がありました。基本的にはこれまで住民とかの方々に説明会が足りないという話を受けての、ある意味そのPRという形にもなるとは思うのですが、一方で今回セミナーの講師として立つ方の中で、例の4病院再編についてのデータの検証とか分析とかを行っているコンサル会社の担当課長さんも入っています。そこで仙台医療圏の現状と課題みたいなお話も出ると思うのですが、事前に仙台市への説明ですとかそういったものはあるのでしょうか。

A25

(地域医療構想)セミナーについての説明は事前に頂戴いたしました。担当の方でいろいろとお話を聞かせていただいたと報告を受けております。ただ今回のこのセミナーは、4病院の再編の背景にある地域医療の課題というのでしょうか、そのセミナーだと聞いていて、4病院の再編にど真ん中でお話をするセミナーとは聞いてはおらないところです。仙台医療圏がどういうような状況にあるのかということについてのお話の会であるということですけれども、本市としては注視していかねばならないと考えています。

 

Q26

県の方で今回示すデータが仙台市がこれまで分析されたデータとそごが生まれた場合、多分生まれるかなと思うのですが、それに対しては市として見た上でそのデータについて改めて仙台市の方で検討、検証するとかというのはあるのでしょうか。

A26

今回のこのセミナーは一般論としての仙台医療圏のことについてお話をされるということでございますけれども、今言われたようなこともあり得るかもしれないという形で私どもも注視をしていくということです。

 

Q27

9月6日に仙台市における医療のあり方に関する検討会議の第3回目が開催されますけれども、今の9月11日の県の動きなどを踏まえて、話し合う内容ですとか、そういったものに変化があるかどうかお聞きします。

A27

それはどういうセミナーのお話になるのかということもまだ何も分からない中で、本市が先んじてそういうふうな話をするかということはちょっと考えにくいのではないかと思うところです。いずれにいたしましても仙台の医療提供体制をどのようにしていくのかについて議論されると伺っておりますので、その中に4病院の話が含まれるのかどうかはそれまた会の持ち方によるのだろうと思いますが、そうなるというふうには聞き及んではいないところです。

 

Q28

市としてはこれまでも必要なデータの提供を県に強く求めてきました。その中で、今回のそういうセミナーの中で、市が知り得ていなかった部分のデータが仮に示されたりした場合にはどのように対応されるのか。一般論のお話ではないかという市長のお話もありましたけれども、その中でデータとして市が求めていたものの一部関連ですとか、そういったものが説明がある前に例えば発表されたということになれば、市としてもちょっと対応が変わってくるかと思うのですけれどもいかがでしょうか。

A28

それはまた仮定の話なのでこの場でお話しすることはできないと思いますけれども、少なくとも本市においてとっている疑問といいましょうか、これは実際の状況を把握した上で県に対して投げかけさせていただいているものでございます。そこで万が一そごがあるというような数字が示されるのであれば、それについては本市としてはあれほど答えてくださいと申し上げているのですから、そういうことだとすると、これはまた対応によっては対応しなくてはいけないことになろうかとも思います。ただこの4病院の再編の背景など地域医療体制についてということですから、どんなような話が出てくるのかは私のところではちょっとまだ知り得るものでもございませんし、9月11日でしたか、そのセミナーを経てみませんと何ともここで申し上げることはできないですね。

 

ガス事業民営化について

Q29

ガス事業の民営化、事業者の選定で該当者なしとなって間もなく1年になります。民営化に向けて検討は進めていると思うのですけれども、1年たつ中でまだ事業者公募も始まっていません。ウクライナ情勢とか円安が続いたりとか、なかなかエネルギー業界を取り巻く状況も不透明な中で難しい局面かなと思うのですけれども、現時点での認識をお伺いしたいと思います。

A29

おっしゃるとおり、本市の公営のガス事業の民営化というのがこれから先のことを考えても避けて通れないと思いますし、やるべきであろうと思います。それも市民の皆さま方の利便性であったり、あるいはまた消費者としての満足感が得られるような、そういう形にしていくには公営では少し形がかちっとしていますものですから、そこをはみ出すことができませんので、やはり民営化すべきだろうと思っているのは変わらないところです。ただおっしゃられるように今の情勢というのはなかなか見通せないところもありますものですから少し時間がかかっておりますが、しかし、しかるべきときには始められるようにしたいと思います。

 

Q30

先を見通せない中で(例えば)年内、年度内は(民営化を始める予定がありますか)。

A30

それは希望的なことを申し上げれば、なるべく早く、一日も早くというような気持ちはないわけではありませんけれども、そこはやはり世界的な情勢というのもしっかり考えなくてはいけないのじゃないでしょうか。

 

旧統一教会について

Q31

旧統一教会の問題についてお伺いします。一連の旧統一教会の問題で、今、宗教と政治家との関係のあり方がいろいろ問われていますが、一方で宗教と行政の関わり方に対してもそういった問題提起もまた起こっています。市でも仙台市社会福祉協議会の方での寄付の受領とか、そういった話もちらっと前々回ですか、あったと思うのですが、その中で消費者庁で霊感商法等の悪質商法対策を話し合う有識者検討会が始まりました。この中でそういった今の旧統一教会問題と行政のあり方についての議論の一部ではありますが、進んでいくと思うのですが、仙台市としてこの議論の中で期待されているものはありますか。

A31

宗教の問題ということではなくて霊感商法ですとか寄付、つまり個人個人が何を信仰するかという問題とは違って、物品を異様に高くですとか、あるいはまた高額な寄付が要求されるですとか、そういった問題についてしっかり議論していくべきではないかというようなことを消費者庁の河野担当大臣はおっしゃったのだろうと認識をいたします。そういうことはとても大切なことだと思います。私も、消費者庁の有識者検討会のご意見というのはとても重要だと思っておりますのでこれから注視をしていきたいと考えているところです。ただ、一自治体として何ができるかということはこれは非常に難しいと思っております。国がどういうような体制を取るのかということ、方針を示していただければと考えているところです。

 

定禅寺ストリートジャズフェスティバルについて

Q32

定禅寺ストリートジャズフェスティバルが3年ぶりに開催することになります。9月10日、11日両日なのですが、2019年のコロナ前の規模と比べるとかなりの縮小ということで、参加するバンド数もかなり絞られるということで、ただ秋の仙台の風物詩としては久々にまちの中にそういったジャズの音色が響く機会になるのかなと思うのですけれども、今(新型)コロナ(ウイルス感染症)の感染状況もありますけれども、その辺を踏まえてお祭りをどのように市民の方に楽しんでいただきたいかお願いします。

A32

仙台はご承知のように四季折々にさまざまなイベントがあって、それがまちの活力を生み出し、そしてまた住民の皆さま方の心の栄養にもつながるところがあったのだろうと思います。この間ずっとそれが途絶えてしまう期間が長かったわけなのですけれども、3年ぶりという言葉がよく使われますけれども、さまざま小さくあるいは感染状況を気にされて防止対策を取りながら取り組みが進められているということは大変望ましい、好ましいと捉えております。ジャズフェスについても実行委員会の皆さま方も大変ご苦労されながら開催をされるということで、ぜひ皆さま方も感染防止対策を取った上で仙台のまちに流れる音楽をお楽しみいただきたいと思いますし、そのジャズフェスを実行する皆さま方に対しても防止対策を徹底することを改めてお願いしたいと思います。

 

津波浸水想定住民説明会について

Q33

県の津波浸水シミュレーションを基にした仙台市の住民説明会が始まりました。これまでたしか5回ですか、沿岸の方、新しい津波浸水エリアの住民を対象に行われたと思うのですが、その中で何カ所か私行かせてもらったのですが、住民の方からもう少し具体的に地区に落とし込んだような議論があってもいいのじゃないかですとか、あと要援護者の問題をどうするのかとか、もう少し話を聞きたかったのだけど何かだいぶあっさりしていてこれ地区ごとにやる意味があるのかなという声も出たのですが、これから、やっている最中に大幅に変更とかは難しいのかもしれませんが、住民説明会に対しての取り組み方に対しての問題意識とか、住民の方々はもう少し細かな説明が欲しいという声があるのですが、そのあたりどのように感じていらっしゃいますか。

A33

申し訳ありません。具体的なところは私も聞き及んでいませんので、ただやはり基本的に住民の方々にしっかりとご説明をした上で、共に命を守る取り組みをしていくということですから、双方でのやり取りというのが密になっていくことは望ましいことだと思っております。どういう点が足りないのか、どうだったのかということについては何も報告は私は聞いておりませんので、今おっしゃったような、そういうことがあったのかどうか、それももしそうであるとすれば、今後はそういうふうなことがないように、やはり双方理解が深まるような形で説明をしていくべきだろうなと感じたところです。

仙台市長 郡 和子