令和4年7月12日

新型コロナウイルスの感染状況について、お話しさせていただきます。こちらの表（PDF：276KB）をご覧ください。本市における今年5月下旬以降の新規陽性患者数です。前の週の同じ曜日と比べまして減少している日を青で、増加している日をオレンジで表しております。ご覧のとおり新規感染者数は5月下旬以降6月下旬まで緩やかに減少傾向が見られましたが、7月に入って以降昨日まで11日連続で、前の週の同じ曜日を上回っている状況が続いております。そして本日公表予定の新規感染者数、現在集計中ではございますが480人前後となっておりまして、本市においても感染再拡大の兆しが見られる状況です。全国的にも感染者数は増加傾向にあり、BA.5系統については県内でも数例確認されているほか、本市においても10日に4例確認されておりますことから警戒が必要と考えておりまして、引き続きその動向を注視してまいります。

これからの期間は帰省やまた旅行など人との接触の機会も増えてくると思います。感染者数の増加を抑えるために、また社会経済活動へ影響を与えないために、私から改めてお願いをいたします。

まずは基本的な感染防止対策を継続してください。気候や状況に応じた適切なマスクの着用、こまめな手洗い、冷房中であっても定期的に換気をするなど、今一度確認をして実行していただきたいと思います。オミクロン株は重症化する割合が従前の株よりも低いという特徴があるようです。しかしながら全体的な感染者数の増加というのは重症化リスクをお持ちの方への感染の可能性を高めることにつながります。また病床ひっ迫の要因になりかねないということを忘れてはいけません。

加えましてワクチンの早期接種についてでございます。現在4回目の接種を実施しておりまして、7月9日（土曜日）からは、本市の集団接種会場を市民センターを含めまして22会場に拡充をしているところでございます。3回目接種の予約についても引き続き受け付けておりますけれども、若い世代の3回目接種率はそれほど高くない状況です。これから夏休みを迎えますので、ぜひこの期間を活用した接種のご検討をお願いをいたします。

お一人お一人の取り組みの積み重ねが感染拡大の歯止めにつながります。皆さまのご協力をお願い申し上げます。

 

仙台市長　郡　和子