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更新日:2021年9月9日
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令和3年9月8日
現在緊急事態宣言が発令されていますけれども、期限が9月12日となっています。現在、新規感染者数の動向を見ると少しずつ減ってはきています。現状に対する認識と、今後緊急事態宣言を延長すべきかまたはまん延防止等重点措置への移行を検討すべきか、どのようにお考えかお聞きしたいのですが。
今保健所で精査を進めていますけれども、本日も公表予定の新規感染者の数ですけれども50名弱程度ではないかというふうに見込んでいるところでございまして、2週間連続して前の週の同じ曜日の感染者を下回るような状況になってきました。しかし、入院者数、重症者数はまだ多い状況が続いておりまして決して油断はできない状況であるというふうに思っているところです。この間これだけ(新規)感染者が抑えることができてきているのも、市民の皆さまや事業者の方々のお取り組みのおかげというふうに思うところではありますが、今すぐこれが解除になるとはそこまでは難しいというふうに認識をしているところです。いましばらく対応は必要であろうというふうに思っているところです。
今すぐ解除となるのは難しい、これは緊急事態宣言を延長した方がいいというお考えなのでしょうか。
現状においては完全解除は難しいだろうというふうに思っているところです。ですから緊急事態宣言を継続ということになるのか、あるいはまん延防止等重点措置に少し下がるのかということはあろうかと思いますけれども、やはり全面解除ということはまだそういう状況ではなくて、医療提供体制はかなり厳しいというふうに認識をしているところです。
現在のそのような認識を知事に対して直接何か伝えたりとか、そういうことはしているのでしょうか。
これは決定権は政府におありになるわけですけれども、私直接は知事とこの件についてお話はしておりませんが、事務方同士では認識の共有というのを図っているというふうに承知しております。
妊婦のワクチン接種についてなのですけれども、現在の準備状況というか進捗状況と、あと接種を妊婦がする場合の予約の仕組みなどを教えていただければと思います。
先週もお話をさせていただいたのですけれども、市医師会から産婦人科医に向けまして協力機関の情報の共有をする通知が発出をされました。それから妊婦さんのワクチンの移送も開始をしたというふうに承知をしておりまして、優先接種の仕組みが動き出している、早いところではもう既に打ち始めているような状況もあるのではないかというふうにも思うところでもございます。
(新型コロナウイルスワクチン接種推進室長)
補足させていただきます。市長が今申し上げたとおりでございまして、市医師会からの産科さんへの情報提供の共有は先週行われております。我々からの妊婦さん向けの追加のワクチン移送ももう始まっています。あとコールセンターの方にもうお問い合わせをいただいておりまして、私どもの方から接種可能な医療機関におつなぎしたケースなんかもございます。各医療機関でも予約受け付けなんかが進んでいるものと報告をいただいております。全体の仕組みとしてもそういう仕組みでございまして、市内の約26の産科をお持ちの医療機関で接種を行っています。そこに必要に応じて我々の方から制限の枠外で妊婦さんに必要な分を私どもの方から優先的にワクチンを配送しております。配送も始まっております。接種も進んでいると思っております。また接種していない産科に通われている妊婦さんに関していうと、産科さんの方にはここだったら打てますよというところのリストというものが産科さんの間で共有されていますので、そちらをご紹介もしくはご案内していただくという流れもできあがっております。そういう仕組みが動き始まっているというところでございます。いずれにしても妊婦さんで接種を悩んでいらっしゃる、接種したいという方に関しては、今かかりつけの健診医の方にご相談いただければスムーズに流れていくのではないかなと思います。
市の方ではここでできますよというのは公表は一切しないということですか。
(新型コロナウイルスワクチン接種推進室長)
医療機関内で共有する6つほどの医療機関が受け入れ可能なところがあるのですけれども、そこに電話が集中してしまうことによってまた診療に支障が出たりする可能性もあるので、そこはあくまでも産科さんの中で情報を共有していただくという形にしたいと思っていまして、対外公表はしないという前提でご協力をいただいているというものでございます。
感染者なのですけれども、今、仙台市、一時期よりもだいぶ減ってきたなとは思うのですけれども、油断はできないにしても、今感染状況は下降傾向にあるという認識ですか。
全国的に見て東京方面もそうですけれども一時期よりは数が少なくなってきているのかなというような気はいたしますが、先ほども申し上げましたけれども、医療提供体制というのはかなり厳しいものがまだ続いております。そういう意味ではまだまだ油断することはできないというふうに思っています。
緊急事態宣言で飲食店の方々、酒類を提供できない、もちろん休業されている方もたくさんいらっしゃいます。下降傾向にある場合、県知事の権限で19時まで酒類の提供ができるということができますけれども、郡市長、これについてはどういうふうに考えますか。
どうでしょうか。今だいぶ人流も減ってきていますので、そういう取り組みもあってこういう状況になっているのではないかというふうに思います。そういう意味では、本当にご不便をおかけしておりますし、事業者の方々にも本当に申し訳なく思うのですけれども、少しずつ新規感染者の数は減ってきていると。知事の権限でそういうふうに解除していいのかどうかということについては、私、直接お話ししておりませんけれども、先ほども話したように事務方同士で全面的な解除ということには至らない、まだまだ警戒が必要であるという認識を共有しているというところですから、この点について私はそのように感じているところです。本市においてはですね。
認証制度が始まりましたね。感染対策をしっかりやっているお店、多分市長もご存じのはずで、そういったお店が一緒くたにずっと営業がほとんどできない状態というのは不公平じゃないかという意見もあると思うのです。これだけ下降傾向になってくると、感染対策をしっかりやっているお店については営業再開も認めるという、こういった進言というのは知事にはされないのでしょうか。
ワクチンの接種がどの程度行き渡るかにもよるかもしれませんし、いろいろ考えていかなくちゃいけないのだと思います。今の段階で認証店にはお酒の提供も許可をして夜遅くまで開店してもいいのじゃないかということについては私はいささかまだ早いのじゃないかというふうに思っております。つまりは本当に医療の現場は厳しい状況です。(感染者)数だけ見ればそうかもしれませんけれども、今なお通常医療にも影響を及ぼしているという状況もございます。そういう意味ではいましばらく我慢をお願いをしたい。感染予防対策をしっかりと取っていただきたいというふうにお願いしたいと思います。
先ほど遅い時間までとおっしゃいましたけれども、一定の時間、例えば19時とか20時とかそういう時間まででもやはり同じ認識ということでしょうか。
現状では、申し訳ありませんけれども私はそういうふうに考えます。
市役所の今1階に設けているPCR検査センターの件で伺います。連日、毎日のように行列ができているなと毎日通勤をするときに思うのですけれども、設置からおよそ2カ月ほどになります。市長、このPCR検査センターの設置に関して今現状どのようにお受け止めになっているのか、市内の検査状況についてどういう役割を果たしているのかというふうにお受け止めでしょうか。
一般の方々が安価で手軽に検査を受けていただけるということで、連日多くの皆さま方にご利用になっていただいています。出張に行く前あるいは少し何か必要があってということなのだと思いますけれども、大変皆さま方が活用されているということをとてもよかったなというふうに見ているところです。今どのくらいなのかデータがちょっとないので申し訳なく思うのですけれども、でも皆さんの安心のために大きな役割を果たしていただいているというふうに認識をしています。
ちょっと調べてみますと、行政検査に対して約2割ぐらいの数字で検査数がなっている。県全体の数なのですけれども。これに関してはどういった検査に位置付けられるのかというふうに、新型コロナウイルス感染症に対して不安のフェーズというのはいろいろあると思うのです。発熱がある、症状があるという方、また今市長おっしゃったように自分の行動の前に何か念のための検査をするということがあると思うのですけれども、これ、設置したことに関してどういう役割を果たせているというふうにお受け止めでしょうか。
行政検査として公費で見る分については、症状のある方で医療機関の検査が必要であるというふうに見た方々、それからまた陽性になられた方々と濃厚接触であったり検査対象者として保健所が認定をした方々についてそのようにさせていただいているところです。(市役所本庁舎)1階のPCR検査センターは自己負担でやっていただくところです。これはそれこそ安心・安全のご自分での確認のためということが大方なのだろうというふうに認識をしておりますけれども、そういう意味では行政検査と一般の検査と仕分けをした上で、今、県内では、仙台市内では取り組みがPCR検査についてですけれども、なされているのだというふうに理解をしております。
期間については設置の段階で今年末までというふうに、まずいったん期限を置いているかと思います。この延長についてとかいつぐらいまで考えたいというのはありますか。
(広報課長)
今日担当が来ていないので。
緊急事態宣言下での市のスポーツ施設が軒並み臨時休館になっていることにつきまして、特に高校の部活関係の方が非常に悩んでいるという話を聞いています。特に県の高体連では新人大会とかは開催を認めているのですが、仙台市内で開催できないということで大会が延期になったり、あるいは高校野球ですと石巻の球場で開催をせざるを得ない。そこへバスで移動するのですけれども、バスの中がどうしても密になってしまうというような状態があるということでもう少し柔軟に対応するべきではなかったかという声を聞きます。これにつきまして、市長、改めてご見解をお伺いしたいと思うのですがいかがでしょう。
なるほど、そういうご意見が出ているということですか。本市の施設につきましては、こういう状況ですから利用の自粛なりをさせていただいているところです。一方で、市内にあります県有施設についての屋外のところで開けているところなどもあってその整合性が取れないのではないかというような声も耳に入ってくるところでありますが、本市の状況を踏まえた上でぜひご協力をいただきたいということでお願いをさせていただいています。ご不便をおかけしていると思いますけれども、ぜひご理解をいただきたいと思います。その上で、今のご質問はクラブ活動についての自粛についてということだというふうに思いますけれども、これは教育委員会でいろいろなことを判断しながらそのようにされたというふうに思っています。私といたしましてもそれは尊重すべきであろうというふうに思っております。
この対応はやむを得なかった、正しかったというお考えでよろしかったでしょうか。
そうですね。それでバスの中で密になるという、これもまたいろいろとご心配なさっているのだろうなというふうには思うところですけれども、バスの中でもそれぞれ対策というのはお取りいただけるところでもありましょうし、遠くまで行ってやることをそれはいいとするかどうかというまた難しい話になりますが、現状では、私は本市としてはやはり他の自治体よりも人数も多い分、感染状況も大変厳しいということもございます。そういう意味では本市としてはより強い形でいろいろ制約をかけざるを得なかったということだと思います。ご理解いただきたいと思います。
この先、9月12日以降のご予定について、例えば17日からは高校野球、次の選抜高校野球につながる秋季大会も始まります。皆さんどうなるのだろうということで練習に身が入らないような状況になっていますけれども、12日以降、まん延防止等重点措置になるか分かりません。どういった状況になるか分かりませんけれども、これについて今決めていらっしゃることはありますでしょうか。
まず12日をどういうふうに判断されるかということにもなりますし、またそこまであと数日ですけれども、市内の状況がどういうふうに動いていくかということにもなるのだろうというふうに思います。まだ決めておりません。
本日、仙台駅西口の新東北ビルでしたか、そちらでの集団接種予約受け付けが始まったということで少しずつ集団接種の会場も増えてきたりして、今後多分若い世代の接種というのが重要になってくると思います。大規模接種会場ではたしか24歳以下でしたか、そちらの予約枠を設けたりとかしていますけれども、仙台市としてそういった集団接種会場で若者向けの予約枠とかそういったことをつくるお考えというのはあるのでしょうか。
若者枠というのが何歳からのことを対象にするのかということについてお話の中ではあれでしたけれども、夜間接種の会場を初日に視察させていただきましたけれども、お仕事帰りの若い方々もそうですし、学生とおぼしき方々もいらっしゃいました。また保護者に付き添われている12歳以上の中学生の皆さんたちもいらっしゃったので、保護者同伴の接種が必要な皆さんたちの受け皿にも、親御さんたちのお仕事終わりということもあってでしょうけれどもなっているのだなというふうなことも認識をした次第です。今般、また新東北ビルでの接種、こちらは夜間も予定しておりますので、さらに進んでいくのではないかと、そのように思っているところです。
若い世代の接種率というのは市として把握していらっしゃるのでしょうか。
(新型コロナウイルスワクチン接種推進室長)
データ上、国のシステム(VRS)ですと年齢ごとに出てくるのですけれども、実際には職域接種、市内で対応されている職域接種の各職域主体の方で入力される分がまだまだなかなか追い付いていない状況でありまして、恐らく実態よりも若い世代の接種率が低く出ている感じがありますので、ちょっと把握はしているもののなかなか表に出せる数字ではないなと、あまり実態を映している数字ではないなというのが今の現状だと思っております。お答えとしては数字として分からなくはないけれども、必ずしも実態を表していないきらいがあるというところでございます。
大ざっぱにどれぐらいの割合なのでしょう。
(新型コロナウイルスワクチン接種推進室長)
実態を表していないような数字を明らかにすることの是非があって、ちょっとなかなかこういう場では申し上げにくいなと。傾向としてはやはりどうしても高齢の方の方が接種率が高いというのは傾向としてはもちろんございます。ありますけれども具体の数字はちょっと今の段階ではなかなかまだ言わない方がいいのかなと実は思ってございます。もう少し進んだ段階である程度数字が固まってくるのではないかと思います。
緊急事態宣言を解除するのに当たって救急搬送の困難な事案というのも一つの判断基準に挙げられるようなのですけれども、先週、仙台だと1週間で70件とかもあるような日もあったようですがその辺に関してどのようにお考えでしょうか。
救急搬送困難事案についてですけれども、だいぶ多かったのがやはり8月、感染される方もすごく多かった頃がピークだったのだと思います。だんだん減少してきておりまして、直近ではある程度少なくなってきているなというふうには認識をしているところですけれども、それでもまだ51(件)、これは1週間ですね。要するに今、病床がいっぱいいっぱいになっていて、受けてもらえないということがないように病床を広げてくださいということについては知事からも私からも病院長会議などでお話をさせていただいて、この間拡張に努めていただいているところでございます。また消防からも搬送先の確保のためにいろいろとお願いをしているということで、これについてもある程度落ち着きを見せてきたのではないかというふうに思いますが、それでもまだ状況は厳しいですし、ぜひ皆さま方にはいましばらく感染防止対策を徹底していただくことを、何度も何度も重ねてで申し訳ないのですけれどもお願いをしたいと思います。
仙台市長 郡 和子
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