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更新日:2021年4月13日
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令和3年4月12日
3月末からの新型コロナウイルス感染症の感染急拡大を受けて、本市は5月5日までの間、「まん延防止等重点措置」における重点区域に指定をされております。重点措置を踏まえまして、現在進めている取り組みおよび今後の取り組みをとりまとめましたのでお知らせをいたします。
まず1点目でございます。PCR検査等の拡充です。既に臨時の検査場の設置や中心市街地の飲食店の方への県・市合同での検査を進めてきており、市内でのモニタリング検査につきましても国や県と調整を今図っているところでございます。これらに加えまして5月から9月までの間、申し込みのあった市内飲食店の従業員を対象に定期的なPCR検査を行ってまいります。さらに6月までの間、高齢者施設等の職員の方々を対象とした抗原定量検査を1週間に1回程度実施し、施設内での感染拡大の防止を図ってまいります。
2点目は変異株の検査体制を強化いたします。本市の衛生研究所に次世代遺伝子解析装置を新たに導入するとともに民間検査機関との連携を進めることで、市内の感染傾向等を早期に把握し速やかな対策につなげてまいります。
3点目です。重点措置の期間中、県と共同で飲食店の見回り調査を実施し、ガイドラインの遵守状況などを確認いたします。
4点目、宿泊療養施設についてです。今月の7日から新たに4棟目となる施設の使用を開始しております。施設運営に本市が主体的に関わり、滞在中の健康観察も含めしっかりと対応してまいります。
5点目はワクチンの接種についてでございます。特別養護老人ホームの入所者と職員の皆さまから行うこととしておりまして、今月20日までには開始できる見込みでございます。引き続きワクチンの供給量に応じたスムーズな接種が実施できるよう取り組んでまいります。
6点目、営業時間短縮の要請に全面的にご協力いただいた方々への協力金につきまして、売り上げ高やその減少額に応じた支給を予定しております。要請期間終了後に速やかに受け付けを開始できるよう準備を進めてまいります。
最後の7点目でございます。感染症対策の最前線を担う保健所を全庁的に支える体制を取ります。昨年度中には50名近くの職員に異動や兼務発令を行いまして保健所業務を強化してまいりました。さらに感染の急拡大を受けまして250名の応援体制を確保し、そのうち現在はおよそ120名の応援職員を充てて対応しているところでございます。こういった対応に加えまして一定の業務を他部局に分担をさせ、その部局が主体的・機動的に実施する体制を取ることにいたします。また健康福祉局内に新たなグループを設置しまして、保健所と各部局との調整を担うことで庁内での連携をさらに深めてまいります。増大をしている保健所の負担を軽減し、感染の抑え込みにより専念できる体制を整えるものでございます。医療崩壊を回避し、市民の皆さまの命と健康を守るために市役所一丸となって取り組んでまいる考えでございます。
一方で新型コロナウイルスに対しましては本市のこうした取り組みだけで太刀打ちできるものではございません。県や医療機関など関係機関との連携はもとより、何よりも市民や事業者の皆さまお一人お一人が感染防止対策の必要性をご理解いただきまして、日々の生活や事業活動でできうる対策を取っていただくこと、このことが大切です。改めて皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。
仙台市長 郡 和子
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