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更新日:2017年7月18日

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「史跡陸奥国分寺・尼寺跡ガイダンス施設」が開館します(発表内容)

平成29年7月18日

 

7月28日(金曜日)に国の史跡である陸奥国分寺跡にガイダンス施設をオープンする運びとなりましたので、お知らせします。

地下鉄東西線・薬師堂駅の直近にございます陸奥国分寺は、奈良時代に全国で建立された国分寺の中で最も北に造られたものです。仙台市ではこれまで史跡の発掘調査などを進めてまいりましたが、これらの成果を踏まえ、市民の皆さまが地域の歴史や文化に触れ、学びを深めていただく場として、このたびガイダンス施設を設置することとしたものでございます。

施設内には無料で自由にご覧いただける展示室を設け、パネルや発掘調査の出土品を展示しまして、国分寺の創建や、今から千百年以上前に起きた貞観(じょうがん)地震から地域が復興するまでの歴史などを紹介する予定です。また学習室やボランティア室も備えており、学校や市民の皆さまの生涯学習の活動にお使いいただくこととしております。

屋外に併設された屋根付きの休息スペースは「天平廻廊(てんぴょうかいろう)」と名付けまして、かつての国分寺の廻廊(廊下)を伝統工法により再現したものでございます。鮮やかな朱色の柱が目を引く大変印象的な外観でありまして、史跡のランドマークになるものと期待をしております。

開館前日には地元の皆さまなどにご出席いただき、開館式を行う予定としています。また26日(水曜日)には報道機関向けの内覧会も予定しておりますので、ぜひ皆さまの取材をお願いしたいと思います。

江戸時代の初め、伊達政宗公が陸奥国分寺を再興したのが現在の薬師堂でございます。今年は政宗公生誕450年という節目でもありますので、地域の歴史に親しむ新たなスポットとして、市民の皆さまにこのガイダンス施設を大いに活用していただけるよう願っています。

 

仙台市長 奥山 恵美子