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更新日:2017年4月11日

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「震災遺構 仙台市立荒浜小学校」を公開します(発表内容)

平成29年4月11日

 

「震災遺構 仙台市立荒浜小学校」を4月30日(日曜)より公開することとなりましたので、お知らせします。

東日本大震災の津波から、地域の方々や子どもたち総勢約320人の命を守った荒浜小学校の校舎につきましては、専門家や地域の皆さまのご意見を踏まえ、震災遺構として保存・活用することとし、改修工事を進めてまいりました。被災した学校の校舎を常時公開するのは、東日本大震災の震災遺構としては初めてとなります。

校舎の1階と2階は津波により破損した教室を直にご覧いただくとともに、被災直後の様子を写真で紹介いたします。4階は展示フロアとなっておりまして、荒浜小学校への避難から救助されるまでの経過を振り返る写真や映像、また、荒浜地区の歴史や文化、荒浜小学校の思い出などを伝える懐かしい写真なども展示します。屋上からは荒浜地区全体を見渡すことができますので、かさ上げ道路の整備など、復興の状況も見ていただけるものと考えています。

公開前日の29日には地元の皆さまにもご出席いただき、記念式典を執り行う予定です。また、27日には報道機関の皆さまを対象とした内覧会を行う予定ですので、展示や内部の様子などを取材していただければ幸いです。

被災したありのままの姿を残す震災遺構をご覧いただくことで、震災の記憶と経験をつなぎ、将来起こりうる災害の被害が少しでも減少することにつながるよう願っております。ぜひ多くの方々にご見学いただき、防災・減災についてあらためて考えていただく機会になればと考えています。

 

仙台市長 奥山 恵美子