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更新日:2017年4月18日

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石炭火力発電所への環境保全対策を強化します(発表内容)

平成29年4月18日

 

石炭火力発電所について、仙台市における環境保全対策の強化を図ることとしましたので、お知らせします。

電力自由化などを背景として、全国的に火力発電所の建設計画が相次いでおります。仙台市内での設置にあたっては、これまで、環境アセスメントの実施や事業者との公害防止協定の締結などを通じて、環境への負荷の低減に努めてきたところです。

しかしながら、市民の皆さまの不安を払拭し、本市の良好な環境を将来にわたり継承するため、環境影響評価審査会からのご意見も踏まえ、石炭火力発電所への環境保全対策を強化することとしたものです。

対策の強化に向けた取り組みは2点ございます。1点目は、環境アセスメントの対象の拡大です。火力発電所については、現在、出力3万キロワット以上のものをアセスメントの対象としています。これを5月1日から、石炭を燃料とするものについては規模要件を撤廃し、全ての石炭火力発電所をアセスメントの対象とします。

2点目は、仙台港周辺における環境調査の強化です。今月からすでに仙台港周辺においてPM2.5の測定場所を追加していますが、さらに蒲生干潟の近辺において新たに大気調査を行います。また水銀等の有害物質にかかる水質調査につきましても、測定箇所を2地点から4地点に増やすことといたします。

こうした取り組みをしっかりと進めることにより、市民の皆さまの安全で快適な暮らしを確保してまいりたいと考えております。

 

仙台市長 奥山 恵美子