更新日:2021年2月2日
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<掲載資料>
服飾(1)
(むらさきらせいたじ ごしき みずたまもよう じんばおり)
作者 |
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形質 |
紫羅背板地 |
大きさ(cm) |
丈91.0 裄62.5 |
年代 |
江戸中期 18世紀 |
指定 |
市指定文化財 |
羅背板(らせいた)という薄い毛織物で作られ、紫の地に大小の赤・青・緑・黄・白の五色の円形模様を散らした陣羽織。この模様は地を円形に切り抜き、そこに色の異なる円形の生地をはめこみ、裏から和紙をあてて縫いとめている。円の輪郭は紐でくくっている。背には大きく伊達家の家紋である竹雀紋(たけにすずめもん)を金糸で刺繍する。斬新なデザインと配色の美しさが際立つ陣羽織である。なお現在は水玉模様の陣羽織として知られるが、明治時代の伊達家の宝物目録には、「紫羅背板地五色乱星同」の名で記されており、水玉ではなく星とされていた。また伊達政宗所用と伝えられてきたが、近年、研究が進み、政宗の時代より後の江戸時代中期の製作とされている。伊達家寄贈文化財。
(しまもーるじ かちょうもんよう おび)
作者 |
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形質 |
絹地 |
大きさ(cm) |
幅11.5 長271.5 |
年代 |
江戸前期 17世紀 |
指定 |
重要文化財 |
仙台藩4代藩主伊達綱村の生母、三沢初子(みさわはつこ・1640~1686年)の所用と伝える帯12条のうちのひとつ。紺、黄、白茶の縞に花や鳥などの外国風の文様を織りだしている。日本で作られたと考えられる銀の糸を使っている。初子の帯は、江戸時代前期に遡る女性の帯の遺品として大変貴重であり、その中でもこの帯は最も豪華で美しいものである。伊達家寄贈文化財。
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