泉区

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更新日:2021年7月27日

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泉区のあゆみ

  1. これまでの泉区
  2. 七北田村、根白石村のころ
  3. 泉村の誕生・泉町への移行
  4. 住宅地の急増
  5. 地下鉄延伸と都市基盤の整備
  6. 仙台市との合併
  7. 現在の泉区

1 これまでの泉区

泉区は、昭和63年に仙台市に編入した「泉市」を区域としています。昭和30年4月10日に「七北田村」と「根白石村(泉嶽村が改称)」が合併して「泉村」が誕生しました。その後、「泉村」は昭和32年8月1日の町制施行により「泉町」に、昭和46年11月1日には市制施行により「泉市」となりました。昭和63年3月1日に泉市が仙台市と合併しました。平成元年4月1日に仙台市が政令指定都市に移行したことに伴い、「泉区」が誕生しました。

昭和30年の根白石の町並みの写真

昭和30年の根白石の町並み

変遷

 2 七北田村、根白石村のころ

泉村の前身、七北田村と根白石村はいずれも農業地域として発展しました。いずれの村も米を主な産品としましたが、七北田村では、仙台市に近い地の利を生かした近郊栽培による野菜の生産、根白石村では、泉ケ岳山麓という地の利を生かした炭焼き、馬などの放牧が行われました。

昭和20年ごろの田植えの写真 昭和30年ごろの稲刈りの写真

昭和20年ころの田植えの写真

昭和30年ごろの稲刈り:根白石

根白石村 七北田村

 

根白石村 七北田村

仙台へ行商に行く七北田の農夫の写真 根白石家畜市場の写真
仙台へ行商に行く七北田の農夫 根白石家畜市場

 

 3 泉村の誕生・泉町への移行

昭和30年4月10日に七北田村と根白石村が合併して泉村が誕生しました。昭和32年、町制改正により泉村は泉町となり、その後、昭和30年代後半に昔から地域的にも交易的にも密接な関係があった仙台市が新産業都市(※)の指定を受けるなど都市として発展した影響を受け、泉町区域でも住宅団地の開発が急激に進みました。

※新産業都市の指定を受けると、その地域では、税制の優遇措置や産業基盤への集中的投資が行われました。これは、高度経済成長期にあった当時の国の経済振興策の一つとして、開発行為の地域格差の解消と経済成長の全国的拡大を目指して行われた政策です。当時は、15地域が新産業都市の認定を受けましたが、現在ではその役割を終え、根拠となる法律も平成12年度で廃止となり、制度そのものがなくなっています。

 

 

根白石村役場の写真 七北田村役場の写真
根白石村役場 七北田村役場
根白石村役場 七北田村役場

 

合併妥結の握手の写真

合併妥結の握手:昭和30年3月

 

 4 住宅地の急増

旧泉市での住宅団地開発は、昭和30年代前半から造成が行われた黒松団地(区南東部)から始まりました。黒松団地開発後も、国道4号線(仙台バイパス)の開通、東北自動車道の開通、主要都市計画道路の整備など、住宅団地の開発が促されました。
その後は、南光台、将監、向陽台、鶴が丘ニュータウン、泉パークタウンなど、大規模な開発が計画・実施され、それらの開発に伴い人口も増加していきました。
このように都市化が進行する中、無計画な開発による無秩序な都市化を防ぐため、泉市独自の開発指導要項を設けるなどの対策を行い、市街地化をコントロールしていました。

旭丘堤から見た黒松団地の写真 開発が進む南光台団地の写真
旭丘堤から見た黒松団地 開発が進む南光台団地
住宅の急増

 

 5 地下鉄延伸と都市基盤の整備

交通の面では、昭和62年に仙台市営地下鉄南北線が開業(富沢-八乙女間)、平成4年には、地下鉄が泉中央まで延伸され、泉区役所周辺地区(泉中央地区)の開発が進みました。
合併後の泉区では、仙台スタジアム(現ユアテックスタジアム仙台)の建設などの都市基盤の整備、泉中央地区再開発事業など実施されました。この結果、泉中央地区は、現在では仙台市北部の広域拠点へと成長しています。

地下鉄の整備が進む八乙女駅周辺の写真

地下鉄の整備が進む地下鉄八乙女駅周辺

 6 仙台市との合併

昭和40年代から仙台市への通勤・通学者が年々増加するなど、生活圏としての一体化が進み、泉市は仙台市と深いつながりを持つようになりました。周辺市町村においても仙台市とのつながりが強くなり、交通問題などの問題も生じるようになりました。
そのような中、宮城県知事の呼び掛けで、仙台市と特につながりの深い泉市、宮城町、秋保町の合併が検討されるようになりました。その結果、「合併して政令指定都市移行を目指すことが仙台都市圏の住民生活をより向上させる」と結論が出されました。
昭和61年4月25日に仙台市より泉市に合併の申し入れが正式に行われ、その後、泉市において、合併に関する調査研究、数度にわたる住民懇談会の実施など、市全体で合併の是非について検討した結果、合併することが決定しました。
昭和63年1月16日に合併協定書の調印を行い、昭和63年3月1日に仙台市と泉市は合併しました。

 7 現在の泉区

緑の多い泉区

泉区内の都市公園は約477ヘクタールと、仙台市全体のうち約3割を占めています。
代表的なものとしては、地下鉄南北線泉中央駅付近にある七北田公園が挙げられます。

七北田公園の写真

七北田公園

29公園

農業用地

泉区内の農業用地は1,093ヘクタールと、仙台市全体の5分の1に当たります。耕地の中心は水田で、稲作が中心となっています。また、畑では、野菜などの農産物のほか、牧草の生産が行われています。

朴沢付近の農地の写真

朴沢付近の農地

3001経営耕地

土地利用

泉区内の民有地は7,344ヘクタールと、仙台市全体の4分の1に当たります(公有地など、固定資産税の課税対象にならない土地は除かれます)。山林が全体の4割で最も多く、次に宅地が3割で続いています。

29民有地

教育施設

泉区内には、小学校が31校(市立29校、私立2校)、中学校が18校(市立17校、私立1校)、特別支援学校が1校(公立1校)あります。義務教育施設以外にも、幼稚園が18園、仙台商業高校などの高等学校が7校(公立4校、私立3校)あります。
また、泉区内には、大学が5校(私立大学3校(東北学院大学・仙台白百合女子大学・東北生活文化大学)、短期大学2校(聖和学園短期大学・東北生活文化大学短期大学部))あり、これは仙台市で2番目に多い数字です。自然豊かな環境で、多くの学生が学んでいます。また、近隣区域の宮城大学、宮城学院女子大学とあわせ、「泉・大学地域ネットワーク」を設置し、様々な連携協力活動に取り組んでいます。

宮城大学の写真 仙台白百合学園の写真
宮城大学 仙台白百合学園
教育施設

 

児童館、児童センター、認可保育所(園)、のびすく泉中央

泉区内には、児童館が8館、児童センターが17館あります。幼児・児童・体育クラブなどの登録制のクラブや子育て支援クラブ等が活発に活動しているほか、各館ごとに工夫を凝らした多くのイベントが行われており、子育てに関する情報交換や地域の交流の場になっています。
また、認可保育所(園)は、公立5園、私立27園の他、認定こども園が2園あり、子育てに関するさまざまな支援や情報の発信をしています。
平成21年4月に子育てふれあいプラザ「のびすく泉中央」がオープン。子育て中の方が親子で利用できる「ひろば」や託児室のほか、中高生や子育て支援団体が交流・活動できる場所があります。

児童館でのイベントの様子の写真 児童センターで元気に運動する子どもたちの写真
児童館でイベントを楽しむ親子 児童センターで元気に運動する子どもたち
児童館 児童センター

 

市民センター、コミュニティ・センター

泉区内には市民の方々の自主活動および生涯学習の拠点施設となる市民センターが13館あります。
また、地域における各種活動のための拠点となる施設であるコミュニティ・センターが17館あり、交流の場として地域の皆さんに利用されています。

泉区中央市民センターの写真 八乙女コミュニティ・センターの写真
泉区中央市民センター 八乙女コミュニティ・センター
市民センター コミュニティセンター

 

お問い合わせ

泉区役所総務課

仙台市泉区泉中央2-1-1 泉区役所本庁舎3階

電話番号:022-372-3111

ファクス:022-375-3785