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更新日:2024年10月6日
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八木山動物公園フジサキの杜では、50年前から希少な在来種である対州馬の飼育に取り組んできました。
そこで、貴重な対州馬についてより広く知っていただけるよう、対州馬のふるさと長崎県対馬で開催されてきた「対馬初午祭」(※)の時期に合わせて、今年も「八木山初午祭(はつうままつり)」を開催します。
国内において希少な対州馬を間近で観察しながら学べるイベントです。ぜひ、ご参加ください。
※「対馬初午祭(つしまはつうままつり)」
長崎県の対馬では、かつて旧暦6月の午の日に、2~3歳の男児を馬に乗せて健やかな成長と五穀豊穣を祈る「初午祭」が行われていた。祭の余興には、各家庭で飼育されていた対州馬を競わせる「馬跳ばせ」が行われていた。平成14年からこの「馬跳ばせ」が復活し、現在では毎年10月に、対州馬を競わせる対州馬競馬レースや、対州馬と人が競争するリレー、流鏑馬(やぶさめ)や乗馬体験などを行う「対馬初午祭」が開催されている。
令和6年10月27日(日曜日)11時15分から
先着20人(整理券方式)
当日11時から、対州馬展示場前で整理券の配布を行います。
※整理券は、会場に入る方全員分の枚数をお取りください。
集合場所:対州馬屋外展示場 ※開始時刻11時15分に直接お越しください(のぼり旗が目印)
開催場所:対州馬放飼場
古来、使役馬として人と暮らし、運搬作業などで活躍した対州馬。
対州馬が背中に藁を載せて運ぶ様子などを間近で観察しながら、飼育員による解説などを通して、対州馬について楽しく学びます。
当園では現在、以下の3頭の対州馬を飼育しています。
長崎県の対馬を中心に飼養されてきた対州馬は、その山道の多い地形において、農耕や木材・日用品の運搬に使用され、人々の暮らしに欠かせない存在でした。明治時代には4,000頭以上いたといわれる対州馬でしたが、農業人口の減少・自動車の普及などにより、昭和40年には約1,200頭、さらに現在は54頭弱にまで激減しています。
対州馬は対馬以外で飼育されることが少なく、公益社団法人日本動物園水族館協会に加盟している施設では、八木山動物公園フジサキの杜を含む4施設で8頭のみが飼育されています(令和6年9月現在)。
当園では、昭和49年から対州馬を飼育展示し、日本の在来馬として人びとの生活を支えてきた歴史を伝える取り組みを行っています。
和名:タイシュウバ
学名:Equus caballus
英名:Domestic Horse
分類:奇蹄目ウマ科
分布:長崎県対馬市で人により飼育
全長:120~160cm
体重:200~300kg
特徴:性格はおとなしく、丈夫な蹄(ひづめ)と力強い脚を備えており、体は小さくとも130kg~150kgの荷物を運ぶことができる。
お問い合わせ
仙台市建設局 八木山動物公園 飼育展示課
仙台市太白区八木山本町1-43
電話番号:022-229-0122
ファクシミリ:022-229-3159