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更新日:2016年9月20日
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このことについては、私も教育行政の仕事をさせていただいたことから考えると、地域の中で、保護者の方を含めて、しっかりとした合意形成が十分なされた上であれば、ある時期に公表は可能だと思います。
それなしに、一方的に発表するのは混乱を招く可能性が高いのではないかと危惧しますので、私自身は今の時点で、即学校別に結果を公表する考えを進める感覚ではありません。
特に仙台市教育委員会とこのことについて、直近に話し合ったということではありませんが、私自身はそう思っています。
それは、ありえないことではないと思います。
例えば、ある特定の学区に、賃貸住宅を借りて、そこに居住しようとする人が増える可能性もなくはないだろうと思います。
そういうことも含め、この学力テストの結果がどう受け止められるべきかについて、保護者なり一般社会の中で理解が深まらないと、公教育の中では混乱を生じる可能性はあると思います。
大変痛ましい事故でした。仙台市でもこれに該当する施設はあります。消防局からの報告では、該当する施設について、早急に立ち入り調査を行うということです。
今回の長崎の事件では、防火扉が設置されていなかったことが、延焼を拡大したといわれていますし、そもそも消火器がちゃんと配備されているかなど、そういった観点も大事だと思います。まずは緊急調査を該当する施設で行って、しっかりとした指導をし、もし指導の基準に沿わないところがあれば、早急に基準どおりのことを準備していただくことが第一だと思います。
スプリンクラー設備はかなり大規模なものです。グループホームは一戸建ての木造住宅やいろいろなところで展開されていますので、全ての施設にスプリンクラーをつけるのが防火対策として可能なのか、我々も少し精査をしなければいけないと思います。
しかし、このような痛ましい事故が起こるという現実がありますので、マンパワーの面、ハードの面で、どういう対策が必要なのか、また火元がどういう状況で火事に至ったのか、そして火事になるような原因をなくすことも大事だと思います。その両面から研究をしていく必要があると思います。
原因の精査をどうするかだと思います。もちろんスプリンクラーのような対策もあると思います。火元が何であるか、その火元からの出火をなくす手だてが基本的には押さえるべきことだろうと思います。
その上で、実際にグループホームは寝たきりの方はいらっしゃらないですが、高齢者の方々ですので、いざとなると避難誘導は職員体制の中では極めて難しいことが考えられます。
マンパワーとしてもどのようにするのが良いのかについては、設置者や厚生労働省も含めて検討すべきことだと思います。
〔広報課長〕
グループホーム等の査察の件で補足します。市内のグループホーム、障害者支援施設などの社会福祉施設のうち、今回火災のあった長崎市の施設と同等規模のスプリンクラーが設置されていない施設、43施設について今日から、消防局が特別査察に入る予定となっています。
残念ながら、今回一時休診となりました。こころのケアは、長期的に大切な課題です。
専門の先生がおらず、親子こころのクリニックとして、患者さんの外来を受ける体制ではなくなるわけですが、「はあとぽーと仙台」や児童相談所としても、学校などと連携を取りながら、それぞれ必要であれば、医院を紹介するなど十分遺漏のない体制が整えられるように、今後とも力を尽くしていきたいと思います。
児童精神科医の先生は、極めて限られている状況が背景にあります。親子こころのクリニックとして、単独に先生を確保することがよいのかどうか、今回の休診の運営状況も見ながら、引き続き仙台市全体として児童精神科医の先生には力をいただきたいという部分はありますので、その先生方の協力をいただけるような体制に向けては、努力を重ねていきたいと思います。
PM2.5は、私どもの大気観測の測定項目の中に入っていまして、継続的な調査を行っています。データについては、環境省、宮城県とも協力しながら、お互いにデータの共有を図っています。
今の時点で、日によって、上がり下がりはあるようですが、昨年1年間の平均的な数値でみると、仙台市の場合、国がガイドラインで定める基準よりは、まだ下回っていると聞いています。
今後、九州の方など数値が上がってきて、風に乗ってこちらにも、いずれ何日後かに来るのではないかという話ですので、担当局にはこれまで以上に、数値の把握を十分に行って、もしそうした傾向が見られるようであれば、西の状況も詳細に把握するように努めて、なお仙台としても観測に遺漏のないようにということで、今進めています。
呼吸器の病気や、ぜんそくの原因というのは、このPM2.5だけではなく、いろいろな物があります。仙台では、かつてスパイクタイヤの粉じん問題に対し、呼吸器への影響があるのではないかということを、東北大学の先生が動物実験などでお示しになられて、市民こぞって立ち上がってスパイクタイヤの廃止に持ち込んだという歴史があり、特に大気をきれいに保ちたいという願いの強いまちです。
ここはしっかりと状況を観測して、もし隣の国が原因とすれば、一自治体が、国に向けてスパイクタイヤで法改正を訴えた運動レベルとはまた違った働きかけが必要で、そうしたことは、日本の国全体で取り組まれるだろうと思います。
今は、状況をしっかりと把握する段階だと思います。
マンション周辺の住民の皆さまから、いろいろとこの間要望をいただき、そして区を通して意見書などもいただいていることは、私も承知しています。
基本的に、法令上は今の時点で施工者に何か法令の違反があるという状況ではありません。
しかしながら、広瀬川河畔にお住まいの皆さんは、そこの景観も含めて愛着のある地域に、新しくマンションが建つことで問題意識を持っておられます。これについては、しかるべき時期に私も住民の皆さんとお会いをして、そのお気持ちについて、改めてお話しをさせていただきたいと思っています。
広瀬川の清流を守る条例が、広瀬川という大変適用地域が広い条例ですので、ご要望の趣旨としてどこまで可能であるのか、これについては当該地域だけの問題ではない部分がありますから、しっかり私どもも考えなければいけません。
また、関係する景観総合審議会などでもご意見をいただいていくプロセスが必要だろうと思います。
条例が適切かどうかについては、この間の変遷の趣旨などもありますので、私の方から改めて説明をさせていただきたいと思っています。
その上で、住民の皆さんがお住まいの景観についてどのような危惧や、要望を持っていらっしゃるのか、直接お伺いする中で、それが今後の条例として対応が可能なものか、もしくは対応するとしてもどこまでが可能なものか。マンションを建設するのも許される財産形成の行為の中の事業ですので、それを制約することには、それなりの難しい手順が出てまいります。
それらも踏まえながら、まず住民の皆さまのお気持ちを私としても伺わせていただくのが、第一段階としてあるだろうと思っています。
住んでいる方が、今まで日常的に見慣れてきた経ケ峯の景観が、ある日大きく変わってしまうことについての驚きや残念さがあるのはよく分かります。
しかしながら、自治体としては、地域の方にとって貴重というだけで、全てを禁止するというわけにはいかないというのも、また事実です。
その難しさの中で、どこにどういう境界を求めて、規制していくかについては仙台市民全体の合意として、可能かどうか考えていかなければいけないと思います。杜の都仙台の皆さまですから、景観を愛するということには、どなたもそうであろうと思います。
ただ、難しい境目をどこかには引かなければならないというのも事実です。それらについては、私どもも精査をしながら、いろいろご意見を伺って今後考えていくことになると思います。
中野小学校については、校舎も体育館も堤防などの工事上の都合により、解体の方向で地元と調整することで教育委員会から昨年報告を受けています。若干反対などがありましたが、現時点では、おおむね納得いただいている状況という報告を年明けに受けています。
荒浜小学校については、体育館とプールを取り壊すことは聞いていますが、校舎の解体は決まっていません。
荒浜小学校の体育館も相当強い被害を受けていまして、津波の力の恐ろしさを表しているものではありますが、ただ、あの状況のままで置くのは体育館周辺の安全性からみると、かなり危険ではないかと思います。
余震や強い風などを考えると、体育館、プールの存続は極めて難しいと教育委員会から報告を受けていますし、私もそのとおりではないかということで、体育館、プールの取り壊しについては、教育委員会の意見を尊重しました。
避難施設ということでは、一つの候補になり得るかと思います。震災遺構については、慰霊碑などを地元として立てたいという希望も出ていますので、今後、新年度以降の中で地元とさまざまなメモリアル施設のあり方をどうするか、荒浜小学校単独でテーマになるというよりは、荒浜地区全体の今後の整備の中で考えていく必要があります。
また皆さまが望んでいる、慰霊の気持ちをどう留めるかという点と合わせて、避難施設の意味も含めて、話し合っていくことになると思います。
今の時点で目標時期は設定していませんが、25年度末くらいまでに一定の成案が得られれば、スケジュールとしては計画内でいろいろな整備が可能かと思っています。
仙台市長 奥山 恵美子
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