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更新日:2023年11月29日

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その他質疑応答(令和5年11月28日)

ジャイアントパンダの誘致について

Q1

(ジャイアントパンダの誘致について)先日(公明党の)山口那津男代表が中国共産党の蔡奇(さいき)政治局常務委員にお会いされて、市長も(公明党を通して)親書を手渡されたということですけれども、ここについて蔡奇さんが前向きに検討するというようなご発言があったとされておりますが、それについての受け止めと親書の内容についてお伺いしたいと思います。

A1

本市においては長いことパンダの誘致、東日本大震災の後ですけれどもパンダで子どもたちも笑顔にという思いで誘致活動を続けてきたところでございます。なかなか国の関係上もありまして少し停滞をしていたということだろうと思いますけれども、このたび公明党の山口代表が久しぶりに訪中をされるということで、日中首脳会談もその前に開かれましたけれども、それに次いで山口代表が中国を訪問する、ひいては以前にパンダは東京より北はいないのだというお話で、仙台あたりがいいのではないかというお話も山口代表と中国の幹部の方とで大使館でいろいろお話があったとも聞きました。そういう意味でも大きな後押しをいただけるのだろうという思いもございました。そこで親書を持っていきましょうかとお話もいただきまして、私もそれではぜひお願いいたしますと申し上げてお持ちいただいたものでございます。パンダの保護に貢献したいという趣旨もございます。この間、八木山動物公園では種の保存に積極的に取り組んでまいりましたし、また中国での希少動物の繁殖実績を学ぶということでパンダの繁殖についても勉強に行かせていただいたりしていたところでもございます。そういう意味では改めて少し動きが出てきたなと理解をしているところです。まだでも国と国との関係の状況もございましょうし、これが実現に結び付くのかどうかということについては今一つハードルがあるとは思っております。

 

Q2

親書の内容だったり、あと今後市としてジャイアントパンダの誘致に向けてどのように進めていきたいかありましたら。

A2

これは今申し上げたように東日本大震災の発災の後、子どもたちに元気をということでパンダを誘致したいという思いで活動して続けてきているというお話と、それからまた八木山動物公園は希少動物の繁殖技術も高いということも併せて記述させていただいたところでございます。

 

Q3

(中国側から)前向きな発言をいただいたということで、今後市として導入に向けた新たな誘致の活動だったりとかというのはお考えとしてあるでしょうか。

A3

関係機関、外務省などともいろいろとご相談しながら丁寧に進めていくつもりでいるところです。

 

Q4

公明党側から、前向きな意向が中国側からあったというのは実際に市長に報告はあったのでしょうか。

A4

現に仙台という名前が出された会談になったとご報告をいただいたところです。

 

Q5

それは誘致の候補地として仙台という名前が出されたということ(ですか)。

A5

はい。ただ他にもパンダの誘致に手を挙げている動物園は多々ありますものですから、これで大丈夫だということでももちろんないと思っておりますし、さまざまな状況が整ってということになろうかと思いますので、今後も外務省含めていろいろなところと連携しながらご相談して必要な取り組みを進めてまいりたいと思います。

 

Q6

旧ジャニーズ事務所、SMILE-UP.社は引き続き誘致に関しての姿勢というのは変えていないということですが、そのあたりも何か変更であったりという話は市の方には来ていないでしょうか。

A6

東日本大震災が発災して、この動きに応援をしたいということでお申し出があったわけですけれども、そこからずいぶんと年月がたっております。もし誘致がかなわなかった時には八木山動物公園の整備そのものにお使いをいただきたいというようなことも言っていただいているところでして、その気持ちは変わらないものと思っています。

 

 

ベガルタ仙台について

Q7

ベガルタ仙台が今期シーズンを終えて16位ということだったのですけれども、今期振り返ってみて何がちょっと足りなかったかなとかという思いがあればお伺いしたかったのと、昨日ですけれども来年度の新監督に(17歳以下日本代表監督の)森山監督が選ばれたことに対しての市長の思いをお聞かせください。

A7

まず後段のご質問から、森山新監督ということになるのが発表されました。若い世代を育成することに非常に精力的にお取り組みになって成果を上げてこられた方だと認識をしておりまして、そういう意味では新たに創立30周年を迎えるベガルタ仙台にとっても、新生ベガルタになるようにお努めいただけるものと大きな期待を寄せているところです。

今期を振り返ってどうかということです。1年でJ1に上がるという目標を立てながら2年目に入って、少し気負いも多かったのかもしれませんし、いろいろなところでうまく回らないところもあったのかなと歯がゆい思いを持ちながら見たりいたしましたけれども、しかし新加入選手の働きですとかあるいはまたベテランの活躍ですとか、そういう意味ではこの杜の都のおらほのベガルタということで元気も勇気もいただいた試合の数も多かったと思っています。

 

 

平成30年市立小学校いじめ事案について

Q8

(平成30年の)泉区の小学生のいじめの問題なのですけれども、女の子とお母様がお亡くなりになられて明日で5年を迎えるのですけれども、改めてにはなると思うのですけれどもご遺族側が求めている再調査について現時点で市長のお考えを改めてお聞かせください。

A8

(11月)29日で丸5年ということです。改めて亡くなられたお二人に対して心からご冥福をお祈りしたいと思います。この間いじめ問題専門委員会の委員の皆さまには慎重かつ丁寧な調査とまた審議をいただきまして、この3月に調査結果と再発防止に向けた提言をいただきました。教育委員会からは折に触れて報告を受けておりますけれども、この再発防止策が学校現場に浸透して実効性あるものとなるように取り組みを進めていると聞いています。本市の最重要課題の一つ、いじめの防止であることに間違いはないわけでして、いじめ防止に向けた取り組みは着実に進めてまいります。しかし再調査については、この間十分な調査と審議をいただいたものと私自身は理解をしておりまして新たな調査ということは考えておりません。

 

Q9

今後ご遺族側からどのようなアクションを市に取られるか分からないのですけれども、市長としてはお考えに揺るぎはないということでよろしいでしょうか。

A9

重ねて申し上げますが、本当にこういう問題を解決していくための、そしてまたどういうことがあってどういうような関係性があってこういう結果になったのかということについて、この間委員の皆さま方も本当に慎重に、そして真剣に調査、審議をされてきたものと思います。ご遺族の皆さま方もいろいろな思いをお持ちなのは理解するところでして、心からご冥福をお祈りしたいと思うのですけれども、認識のずれというのは答申でも指摘していただいて、それが対応の遅れにつながったということには至っていないのですね。それと今回、いろいろな疑問をお持ちになられた資料についても丁寧に全て議論をされているということをもって、私自身は再調査をしても同じ結果になるのではないかと思っているところです。

 

Q10

5月に再調査が必要ないと市長がおっしゃられた時の説明では、議論が尽くされている、十分調査されているというお話でした。その後ご家族の方が再調査を求める署名を出した時も、十分な調査がされているという話だったのですけれども、先ほどの話ですと、それに加えて再調査しても同じ結果になると思うと市長はおっしゃられました。それであれば再調査したらいいではないですか。逆に今みたいな言い方をするとご家族に対して失礼だと思うのですけれども、再調査をしても同じ結果になるというのはどういう意味なのでしょうか。

A10

おっしゃられるとおりです。申し訳ありません。その点については謝罪をいたします。十分に調査は尽くされているので、私としては再調査の必要はないと5月の段階でも判断させていただきました。今もその気持ちに変わりはないわけです。ご遺族の皆さま方にはいろいろな思いがおありかもしれませんけれども、十分に審議が尽くされていると。その気持ちで、余計なことを申し上げて申し訳ないです。おわびいたします。訂正いたします。

 

 

ひきこもり支援ニーズ調査について

Q11

昨日ひきこもり(支援ニーズ)の調査の回答期限を延長するということで(記者発表があったが)、その際に配布漏れがあったということで改めてありましたが、この配布漏れという件について改めての受け止めをお願いいたします。

A11

まず悉皆(しっかい)調査をするのだと意気込んで、市民の皆さま方に支援ニーズ調査をお願いするというふうにお話をして調査票をお配りさせていただいたわけなのですけれども、それが未配布のお宅が相当数あるということになりました。市民の皆さま方には多くのご心配をおかけしていることと思いますし大変申し訳なく思っているところです。調査票の未配布があるというお申し出についてこの間いろいろと聞かせていただきましたけれども、特定の地域に偏っているわけではなくて市内に分散して幾つもあるようでございました。委託業者との間で配布の履行状況を確認させていただいたところですけれども、その結果、配布用の地図上にマーキングをしてあるエリア、それからマーキングをしていない所というのがございまして、地図上にマーキングをされている所でも配布履歴を確認すると未配布となっているところもあったりして、こうしたことがあってそれではということで改めて11月18日から委託業者が順次調査票を配布してこれを確実にお届けするように今しているところでございます。ということで締め切りといいましょうかアンケートをお寄せいただくことについても、期限を令和6年3月末、要するに今年度末までに引き延ばしをさせていただくことといたしました。ぜひ多くの方々にご回答いただければありがたく思います。

 

Q12

まだ原因といいますか、なぜ配布漏れがあったかという原因の特定にはまだ至っていないというところでしょうか。

A12

そうですね、配布するということでは、やはり改めて慎重に配布をする、それから地図には配布しましたよというマーキングをしっかりとしていただくなど、具体的な配布状況を確認できるような方法をこれからはしっかりと作っておいて、配布状況について情報交換ができるように、その業者ともやり取りを進めてまいりたいと思います。

 

Q13

このひきこもり調査の意義といいますか、改めて重要性についての呼びかけをお願いいたします。

A13

ひきこもりの問題というのは誰しもが起こり得る課題であると認識をしています。現に日本の中ではひきこもり状況にあってなかなか外に出られないという方々もいらっしゃいます。ここ仙台においてもひきこもりの状況におられる方々が確実にいらっしゃるということを捉えているところでして、その皆さま方にぜひ支援を届けたいという思いで今回の調査に踏み切らせていただいたところでございます。ひきこもり状態にある方から実際のお声を聞かせていただいて、どういう支援が必要なのか、今後の政策を実現していく上でとても重要な資料になり得るものだと思っておりますので、ぜひお声をかけ合っていただきながらご回答をお寄せいただければと思います。

 

 

4病院再編について

Q14

4病院(再編)の関係で、富谷市が基本合意前に移転候補地の土地の購入費を予算計上するというような、議会の同意を得るというような話がありましたが、それに対する市長の受け止めがありましたら教えていただきたいです。

A14

仙台市の立場として何か言うものではないと思っています。

 

Q15

県との協議等で、現状何か新たな進ちょく等があれば教えていただけますでしょうか。

A15

いや、動いておりません。

 

 

敬老乗車証制度の見直しについて

Q16

本日、敬老乗車証の(利用者負担の)引き上げに反対する声の団体から意見書があると思うのですけれども、そういった声がこれからパブリックコメントでも提出されるかもしれませんが、改めてそういった方々にどのように理解を求めるのかというのをお伺いしてよろしいですか。

A16

高齢者の方々が今後ますます増加する中にあって、この制度を持続的に継続できるか、どこまで継続できるのかということを考えた時に、やむを得ず、大変申し訳ないのですけれども、ご負担をいただかないことには立ち行かなくなってしまうこともあると思っておりまして、審議会の皆さま方にこの間ご議論いただきました。いろいろなご意見はあるのだろうと思います。低所得の方にはより負担は少なくということでの制度設計にもなっているかと思います。これは丁寧に、本市の財政状況、つまり高齢化率が高くなることによって出ていく義務的経費の増加も含めてですけれども、そのところもご理解いただけるように十分に説明を尽くしてまいりたいと思います。

 

仙台市長 郡 和子