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更新日:2022年11月16日

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発表項目以外の質疑応答(令和4年11月15日)

令和4年11月16日

新型コロナウイルス感染症関連

Q1

(新型)コロナ(ウイルス感染症)についてお伺いしたいのですけれども、今現在の新規感染者数が、少し鈍化はしているとはいえ、ちょっと高い状態が続いていると思います。この現状を踏まえて、第8波というのも聞かれていますが、その辺どうお捉えになっているかお聞きします。

A1

全国的にも感染が再拡大しているという状況だろうというふうに思っておりまして、仙台市においても(1日の新規感染者数がおおむね)コンスタントに4桁、1,000人超えということにもなっています。やはり第8波の入り口に入ったものと、このように認識をします。今日の公表予定の新規感染者数も1,100人を超える見込みです。新たな変異株BQ.1(系統)も確認されていますし、やはり市民の皆さま方には小まめに換気などを行っていただいたり、手指の消毒なども徹底していただきたいと思います。それからワクチンの接種についてもぜひご検討いただきたいと思います。

 

Q2

先日、政府の方で(新型)コロナウイルス対策分科会が開かれまして、新たにオミクロン株対応の新レベル分類というのが行われまして、それが病床使用率を基に1から4というふうにレベルを設けているのですけれども、宮城県ですと、今病床使用率でいうと40%、全県で40%を超えていまして、このレベルでいうともう既に2になっておりまして、ここから50%を超えると対策強化宣言とか医療非常事態宣言を出せるという、自治体、県の方に権限あるかと思うのですけれども、仙台医療圏ですと、受け入れ可能病床(使用率)をもう80%超えていましたので、その辺を受けて知事の方にそういった要請を出されるかどうかというのと、あと病床の確保をご検討かどうかをお伺いします。

A2

今回、分科会の方から、保健医療の負荷の状況などを踏まえた新レベルが発表されたところです。細かい通知などについても出されるということですけれども、まだこちらの方にはいただいておりません。その通知を近日中に受け取って、今後については検討していかなくちゃいけないだろうというふうに思います。今ご指摘があったように、療養病床についても、だいぶ確保病床が埋まってきているところもあるわけでして、これがやはりさらにひっぱくしてくるような事態になれば、それはもうすぐさま知事とはご相談しなくちゃいけないと思っております。ただ基本的な対策の徹底を今はしっかりとしていただくということをお願いをせざるを得ないような状況だというふうに思っています。まずは近日中に発出される通知を見て対応させていただきたいと思います。

 

Q3

全数把握見直しで体制が変わってから新たに迎える感染の波といいますか、これまで保健所に発生届が送られてきてそこで処理してということから、今(陽性者サポートセンター)の方で自主的に登録されてという形になったと思うのですけれども、現在そのような見直しをされていてもこれぐらいの数が出ているとなると、結構な感染者数になっているのじゃないかなというふうに、見直し前であればですね。今後ますます増えてきた時に、(陽性者サポートセンター)でさばき切れるのだろうかというような疑問がありまして、市としてもちろん増員とか増強とかやられていくとは思うのですけれども、何か直近で決まっているような計画だったりとか、例えばコールセンターの人員を増やすだったりとか、そういうところ、もし決まっていることがありましたら教えてください。

A3

今般の再拡大で、少しずつやはり保健所機能についても(全庁)応援体制を一旦小さくしましたけれども、再びそれをまた再開をさせていただきまして、応援体制を順次上げていこうというふうに思っています。医療機関からの届出と、そしてまたご自身での(陽性者サポート)センターへの届出と、今どのぐらいの割合だったでしょうか、それによってもだいぶ対応というのが違ってくるのですね。なのでいずれにいたしましても、新規に感染された方に対してのフォローはしっかりとしていかなくちゃいけないと考えていますので対応してまいります。

(感染症対策室長)

今市長が申し上げましたとおり、(陽性者サポートセンター)の方につきましても、今規模の拡充については準備を進めているところでございます。あと並びに、陽性者に対する(陽性者サポートセンター)に登録される方の割合、ざっとなのですけれども、大体20%前後、これぐらいで今推移しているような状況でございます。というところで、実態としてはなかなか前と違ってつかめない部分もあるのですけれども、やはり、それでもこれくらいの陽性者数が出ておりますので、感染は拡大しているものと認識しております。

 

Q4

今年の冬、インフルエンザとの同時流行ということも指摘されていて、その場合、交通整理といいますか、インフルエンザにかかった人が例えば(健康)フォローアップセンターに電話をかけてきてしまってちょっと混乱が生じたりとか、そういったことも考え得るのではないかなと思うのですけれども、そのあたり、市として広報だったりとか、病院さんだったりとか医療機関との連携としてどのような形で周知を図っていくのかということ、もしお考えがありましたら教えてください。

A4

確かに、冬を迎えて季節性インフルエンザの流行というのも心配され、同時流行というのが心配だという声が関係者から出ているところです。そういう意味ではぜひ(新型)コロナ(ウイルス)のワクチンもそうですけれども、インフルエンザのワクチンについても、ご高齢の方は特にですけれども、お受けになっていただきたいというふうに思います。その上でインフルエンザの高熱で(健康)フォローアップセンターに連絡が来るかということについては、これは基本的にはそういう方も混じってくる可能性はあるのかもしれませんけれども、それはそれこそ対応方しっかりしていかなくちゃいけないのだと思いますが、検査キットでインフルエンザなのか(新型)コロナ(ウイルス)なのかということも分かるようなものも出ているのだというふうに認識をしておりまして、それはそれぞれの方々がその検査キットで見ていただいてご判断いただくということもしていただかなくちゃいけなくなるかなというふうに思います。

 

4病院再編について

Q5

4病院再編構想についてお伺いしたいのですが、先日、市が9月に再提出した意見書に対しての回答が県の方から、知事の方から直接市の方に届いたと思うのですけれども、改めてその回答書を見て、意見書で求めていたこととここが違うですとか、ちゃんとした十分な回答が得られなかった部分について、改めてお伺いします。

A5

県から回答をいただいてすぐのぶら下がり(取材)の時には、精神医療のことについて特に言及させていただきました。その後、救急(医療)のところでもやはり意見がずいぶん、県のご回答と本市の考え方には隔たりがあるなというふうに思ったところです。特に、知事も昨日の会見でもおっしゃられたようですけれども、重症患者1割ということをおっしゃっていらっしゃったのですけれども、これはすぐさま救急隊員がそこで重症というふうに判断するのではなく、病院に運ばれた後に重症であるということが分かるわけであって、救急の現場そのもの、初期の段階でなかなか判断できないところもございますし、それから限られた時間の中でどこにどういうように運んでいくのかということもありますし、病院側の結果の数字と現場を持っている本市としての考え方はやはり違っているのですね。現場のことについて、現場の実情をもう少し分かっていただけるといいなというのが、県からの回答を見て強く思うところです。ですから、少し、おっしゃっていることとは違うと本市では認識をしているということですね。精神医療についても、中心部にあれば大丈夫だということをおっしゃっているし、県南の皆さんたちも診療所で受けられるようになるのだから心配はないというような、そういう大方のご回答でしたけれども、今の精神医療センターで受けている患者さんたちの状況は、必ずしも地域の中の診療所で十分だという方ばかりではありませんので、その辺についてももう少ししっかりとした調査をしていただいた上で対応していただきたいと思ったところです。

 

Q6

昨日の知事会見の中では、やはりベースとなるデータが違うので結果が違うということをおっしゃっていましたけれども、その辺、再三救急とか重篤搬送事例の数ですとかそういったものが食い違っている部分ずっとあるのですけれども、そこの擦り合わせというか、そういった基本のベースの見ているものが違うという現状については。

A6

やはり本市は現場の声を重視しているわけでして、ですから県は現場の声というよりは別のところのデータを使っておられるので、もう少し現場に即した対応ができるような形で構想を練っていただくのがやはりいいのだろうというふうに思っているところです。この点については、なお事務方同士でそれぞれもっと話を詰めていかなくちゃいけないところじゃないかと思っております。

 

Q7

知事の方から、これ以上は水掛け論になるとか、(基本)合意後に新病院の概要が見えた段階でしっかりとした意見交換をするという発言もあったかと思うのですけれども、それについては市長、年度内に協議をやりたいという時期的なものも示されましたけれども、それについて市長のお考えと、あとお立場として、2病院の移転に反対であるか賛成であるか、そういった部分、お立場をちょっとお聞きしたいのですけれども。

A7

度々申し上げておりますけれども、今の救急(医療)のものにしても、新しい病院がどういうような診療科目になるのか、そしてどのような受け入れ体制になるのかというようなことも何も分からない中で、今お持ちになっている県の数字はこうだからというようなことではやはり進まないのじゃないだろうかと思うのですね。私もそういう意味では、これ、判断できないですよ。ですから私は今までお示しをさせていただいている仙台市の意見ということについては、やはりこれに対して真摯(しんし)に答えてもらわなきゃ評価できないというそういう立場です。

 

Q8

もう少し説明を受けてからでないとそのご判断ができない状態で、2病院の移転に関しては反対というお立場で(しょうか)。

A8

ですから、賛成も反対もそれを判断し得る材料が何も県から出ていないということです。

 

Q9

知事が会見で合意後に意見交換したいというお話なのですけれども、合意後と言っていることに関してはどのように受け止めていらっしゃいますか。

A9

その基本的な合意というのがどのレベルの合意なのかよく分かりません。それと、どういう合意になるのかということをお示ししていただいた上で、その前に整理すべきこと、そしてその後に議論すべきこと、あるのだと思います。そこも何も見えない中で合意後に話をするというのは、これは少しどうなのだろうというふうに思っています。

 

Q10

どうなのだろうというのは。

A10

つまり、仙台市から抜けるかもしれない病院にも多くの患者さんがいらっしゃるわけですし、そしてまた、それは知事は今回のこの構想によって周辺の自治体の皆さんたち、自分のところに病院が来るというところは、それは喜ばしいと思っておられるかもしれませんけれども、本市の多くの患者さんを受け入れていただいているその病院がどのような形になるのか、どういう合意になるのか分からないままで合意後にというふうに言われても、これは通っておられる患者さんもそうですし、地域の住民の皆さま方もそうだと思います。加えて、そこに従事している医療(従事)者の皆さま方も納得はいかないのではないかというふうに思うものですから、その旨をこの間お話をさせていただいているところです。

 

デジタル田園都市国家構想交付金について

Q11

先日、政府の方でデジタル田園都市国家構想交付金の配分方法がある程度固まったという報道がありました。仙台市としても、こちらの交付金を活用したデジタル事業をいろいろ考えていらっしゃると思いますが、方向性としては市として今回の政府の配分方針についてどのように受け止めていらっしゃるのか、ちょっとお伺いできればなと思うのですが。

A11

本市にとっても、デジタル化を進めていくというのは、市民の皆さま方の利便性やそれからまた行政の効率化を実現していく上で大変重要なことだと思っております。国において、その交付金をだいぶしっかりやるところにはしっかりつけるという方向性だというふうに思っておりますので、しっかり対応してまいりたいと思います。

 

Q12

以前、たしか東北市長会の方でもマイナカードの取得率、普及率とかをベースにこういった交付金をつけることに対しての疑問が出たと思います。以前市長も会見で、2カ月くらい前ですかね、たしか国の方の方針に対して、ん、という感じのお考えだったと思うのですが、こうなってしまうともう取得率を高めて交付金をもらうという方向性についてはその方向で進めていくという理解でいいですか。

A12

これはデジタル化をより効率的に進めていく自治体に対して交付金を出すというふうな方向性だと私は理解をしています。そういう意味でしっかりと地域の実情を見ていただいた上で交付決定をいただきたいと思います。

 

地下鉄運休時の代替輸送について

Q13

地下鉄の振替輸送についてお伺いしたいのですけれども、今年8月に地下鉄が運休した際、代替のバスがなかなか乗れなくて不満の声が出ていました。ここ数年運休した際も、バスを増便する、貸切のバスを出すなどの対応がなく、なかなか乗れないなという市民の声が出ていますが、今後何か対応を変えるということはあるのでしょうか。

A13

まず、今ご指摘のあった8月10日朝の通勤時間帯に(地下鉄が)止まってしまったことですけれども、非常にご迷惑を通勤、通学の方々にかけたということで、改めてのおわびをしなくちゃいけないと思います。その日はJR線のほか市バス、宮城交通バスの路線バスの利用を案内したというふうに聞いております。代替のバスについて、実は交通局に確認をいたしましたところ、地下鉄が運行停止になった場合には、宮城県バス協会と覚書を結んでおりまして、協会加盟の貸切事業者との協力体制を確立しているというふうに聞いております。しかし残念ながら、8月10日のときにもぜひ応援をお願いすることもあるという旨伝えていたようなのですけれども、体制をあちらが取られるまでに半日から1日程度時間を要するということでして、残念ながら緊急には出していただけなかったということです。そういうものだろうと思います。急なところで、急に体制を整えていくというのは難しい面もあろうかと思いますので。なので他のJR線があればJR線で、そしてまた路線バス、さまざま走っているところをご案内をして利用していただくということがやはり基本になるのだろうと、こう考えています。

 

Q14

路線バスでいうと宮城交通バスが地下鉄と並行した路線、多く走っておりますが、そことは振替輸送を行ってくださいというようなお話は出ているのでしょうか。

A14

(輸送課長)

ただいまお尋ねの宮城交通さんと私どもの地下鉄運休停止時等のお話し合いにつきましては、かねてからお話し合いをしておるところで、宮城交通さんのほうで今協議を進めている段階というところでございまして、宮城交通の既存の路線バスに乗れるような形で振替輸送を開始できる時期がなるべく早く訪れるように、私どもの方で宮城交通さんとの打ち合わせを早急に進めているといった状況でございます。

 

Q15

具体的にいつ頃みたいなのはあるのですか。

A15

(輸送課長)

まだ宮城交通さんの方からは明確な時期についての回答はいただいていないところです。

 

デジタルスタンプラリーについて

Q16

デジタルスタンプラリーのことについてお伺いしたいのですけれども、10月25日の会見でも、その際ちょっと不具合が出ておりまして、市長の方から十分な検証が必要だという話もありました。また先日、獲得した商品券が消失してしまうということがありまして、それの原因の検証ですとかそういったものが進んでいるかどうか、お伺いしたかったのですけれども。

A16

今回、今ご指摘のあった(デジタル商品券が)消えてしまったという現象ですけれども、これはユーザーの方がアプリ上である特定の操作を行うことによって商品券を使用するプログラムが誤作動するという不具合が原因だったということが分かりました。この特定の操作による誤作動が発生しないように、11月9日夜に修正プログラムの配信を行いまして、その後同様の不具合に関する問い合わせはなくなったということでして、解消されたものと判断をしているところです。不具合がさまざまあって大変ご迷惑をおかけしたところがありましたけれども、今はそういう状況にないということでご理解をいただきたいと思います。ユーザーも12万7千件を超えているということで、多くの方々にご利用いただいております。また、デジタル商品券の発行済みも2億円ほどになっているということでして、多くの方々にスムーズにご利用いただいているところも多くあるのだろうなというふうに認識をしているところです。

 

Q17

本当に多くの方が楽しみにされて、その表れがこの数字に出ていると思うのですけれども、一方でプログラムですとかサーバーの容量とかそういったもの、読みの部分で当初の考えとユーザーの見込みですとかそういったもの、ちょっとずれがあったのかなとは思うのですけれども、その辺の当初の考え、サーバーの容量ですとかそういったものの見込みが甘かったとか、そういった点についてはどうお考えでしょう。

A17

必ずしもそうではなかったと思いますけれども、今回こういう不具合だったり生じまして申し訳なく思いますが、まだまだ余裕はございますし、多くの方々にご利用いただきたいと思います。

 

八木山ベニーランドのジェットコースターについて

Q18

先日、八木山ベニーランドの東北最古のジェットコースター、54年続いたジェットコースターが引退しました。私もそうですけれども、仙台市で生まれた人は多分乗ったこともあるし、それに思い出があるなと思うのですが、市長、昔乗ったなとか、子どもさんを連れていったなとか、何か思い出はありますか。

A18

ありがとうございます。本当に残念だなと思ってニュースを拝見いたしました。子どものときにも乗りましたし、それから子育て中も一緒に乗った記憶もありますし、何より今でも強烈に印象にありますのは、私が民間放送局にいたときに、あのジェットコースターに乗りながら中継をするという、それもお遊びのようなものですけれども、録音をしてそれを後ほど番組にするというようなこともやらせていただいたことを強烈に覚えています。しゃべりながら乗って、大変気持ちが悪くなったりしたなと思ったりもしたのですけれども、楽しみ方というのはほどほどに自分なりにちゃんとしなきゃいけないということもございました。それはきっと中継のプレッシャーからだったのかもしれませんけれども。いろんな意味で楽しかったこと、愉快な思い出として残っておりまして、名物のジェットコースターがなくなるというのは寂しい思いがいたしました。

 

Q19

今度、東京のとしまえんからミニサイクロンが代わりに来るらしいのですが、後継のジェットコースターに期待みたいなものがあれば、もしかして乗ってみたいとか何かありますか。

A19

多くの方々に八木山ベニーランドさんで楽しいひとときを過ごすのが、とても東北各県からおいでになられる方々が多くおいでですし、ぜひ後継のものにも乗っていただいて思い出をたくさん作っていただきたいと思います。

 

仙台市長 郡 和子