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更新日:2021年10月21日

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発表項目以外の質疑応答(令和3年10月20日)

令和3年10月20日

 

新型コロナウイルス感染症関連

Q1

まず、新型コロナウイルス感染症について伺います。最近新規感染者数が減ってきていて、仙台市だと昨日まで3日連続で新規感染者ゼロ、県内としても2日連続でゼロとなっていて療養中の方もかなり少なくなってきているというところで、この状況をどのように受け止められているのかというところを教えてください。

A1

9月末にまん延防止等重点措置が解除されまして、10月に入ってから新規の感染者の数というのが1桁またはゼロという日がございまして、クラスターの発生もございませんし、入院療養者の方もぐんと減ってまいりました。国のステージ指標についても全て2以下となっています。市民の皆さまやまた時短要請等にご協力いただきました事業者の方々など、皆さま方の感染防止対策のご協力、お取り組みに対して感謝を申し上げたいと思います。そのたまものというふうに思うところです。そういう状況を受けまして、実は今日も(新規患者は)ゼロでございまして4日連続となります。胸をなで下ろすところではあるのですが、こういう状況を受けまして、10月12日には本市のTravel仙台選べるトク旅キャンペーンも、県内限定とはいえ再開に踏み切らせていただきました。今は地域経済を再生、回復させるために動き出す時期であろうと考えているところです。そして本日、今お話ししましたように、中小企業のチャレンジ補助金の申請の受け付けも発表させていただきました。ぜひご活用いただきたいと思います。

今後、第6波について言及をされる方々もおられますけれども、万が一感染拡大の予兆があった場合には、皆さま方への注意喚起、それから強い対策に出ざるを得ないような状況になれば、すぐさま迅速に手を打たせていただきたいと考えているところです。

 

Q2

今、協力した市民、事業者に感謝の言葉も述べられておりましたけれども、市内、他地域も含めてですけれども、かなり急激に感染状況が落ち着いているように感じられるのですけれども、この要因というのはワクチン接種とかも含めてあるのか、どのように分析されていますか。

A2

まず専門家の方々がいろいろと言及もされておられるようですけれども、確たるところはよく分からないということではないかとも思います。しかしながら、ワクチンの接種が進んでいて重症化になられる方々も少なくなっているということはやはりあるのではないかなというふうに、これは肌感覚ですけれども思うところです。それからまたまちの中を歩いている方々も全てマスクをしっかりとなさっておられるということ、やはりワクチンを打ったとはいえ基本的なところはしっかりやりましょうねと皆さま方が思っていただいているからなのだと思います。でも、これからどんなような変異株が出てくるかも分かりません。そういう意味ではまだマスクを取るというような状況にはならないのではないかしらんというふうに個人的にも思っているところです。

 

Q3

先ほど第6波のところも少し言及されましたけれども、今回の第5波までの反省点というようなもの、どういったものが挙げられるのかというところと、第6波は万が一のことがあればすぐに対応するということでしたが、小康期というか収まっている時期にそこに備えてどのような準備、反省点も踏まえてどのように対応していくのかというところを教えてください。

A3

まず、3月のときの(感染状況が)大変厳しい状況がございました。その教訓を得て、少しでも感染拡大の予兆をつかんだ場合にはいち早く対応ができるようにということでこの間取り組んできたところです。そういう中で迎えたいわゆる第5波だったと思います。一時期、(入院)調整中という方々が増えたり、ご自宅で療養される方が増えたりすることもありましたけれども、基本的には入院が必要な方々には入院の措置を取ることができたものと思いますし、また宿泊施設での療養も治療も含めてですけれども行うことができました。さらには自宅で療養されている方々にもパルスオキシメーター含めてさまざまな対応も取らせていただきました。でも十分ということではなく、これからまた大きな波がやってくる場合に備えていろいろと庁内での対応についてもシミュレーションをさせていただいているところですし、また検査体制についても、一般の検査施設が仙台市役所の他にも県内できてきているということについてもこれもまた喜ばしいことかなと思っているところです。

 

Q4

国の方でワクチンの3回目接種、12月にも始めるというようなことで言っていますけれども、仙台市の今後の対応としてはどのようになされるのでしょうか。

A4

3回目のワクチンの接種について国の方でお話がありましたけれども、まだ具体的なところははっきりお聞かせいただけていない状況です。しかしながら、既に早い段階で医療従事者の方ですけれども接種をされている方々について、そろそろ始める準備をしておかなければならないということで、内々まずは医療従事者の接種を行った県といろいろと調整を図りながら意見交換させていただいているところでございます。

 

Q5

3回目の接種に当たって、2回目までの経験等を踏まえて国に要望というか、どのようなことに気を付けてほしいとかということがあれば教えてください。

A5

大変困難な中でこの間ワクチンの1回目、2回目の接種を進めてまいりました。おかげさまで、当初ワクチンの量がどうであるのかということ、心配な点もございましたけれども、11月中にはほとんど希望される方々全てに接種が終えられる見込みになりました。そういう中で現場でいろんなことをまた知見として重ねていったのだろうと思います。3回目の接種に向けても、そこまで一生懸命に頑張ってもらいましたので、どういうふうに進めていくのか、今、鋭意検討作業はしてもらっているところです。

 

Q6

これから感染状況が落ち着いてきて経済対策をどうしていくかという話もあると思うのですが、まずリバウンド防止徹底期間が今月末(まで)となっていますが、この期間についてこれから延長するのか解除するのか、そういったご判断はされますでしょうか。

A6

今月の末までですから、いずれかのときにこれをどうするのかということは決定していかざるを得ないわけです。今、知事選挙が行われております、知事のご都合がつく段階もありましょうし、その期間もありましょうし、いろいろ事務方では協議といいましょうかどういうふうにすべきかということについて内々の話は進めているようであります。このような状況が続くのであれば、今、少人数で飲食ということにもなっていますし、それから県境をまたぐ移動についてまだこれも自粛をしてほしいということを呼び掛けておりますけれども、この点についてもどうするのかまさに検討してもいいのかなと私自身思っておりますし、多分県の方でもそのような思いもおありなのかもしれません。まだでももう数日ありますので、その段階でどういうふうにしたらいいのか、まさにこれからです。

 

Q7

感染者(数)が落ち着いてきて、今度経済対策をどうしていくのかというふうに先ほどの話もあったと思うのですが、今後、経済とコロナ対策、どういうふうに両立していきたいかという、今検討されていることなどございますか。

A7

今まで皆さま方にご協力をいただきました感染拡大防止対策、これはしばらく徹底をしていただくということと併せて、地域の傷んだ経済を回復させていくためにこの間時短要請に応じていただいたところ、関連事業者の方々に対する経済施策、これもこの間終わった議会でお認めもいただきました。すぐさま活用していただけるようにご案内をさせていただいているところでもございますし、そしてまた先ほどもちょっと触れましたけれども、Travel仙台選べるトク旅キャンペーンについても、まずは県内ということですけれども始めさせていただきました。その他様子を見ながらいろいろ考えていかなくてはいけないのだろうなと思っています。国の方でもさまざまなことをお考えのようですからそれも見た上で対応してまいりたいと思います。

 

Q8

Travel仙台選べるトク旅キャンペーンなのですけれども、先週12日から受け付けが開始されたということで、現在の利用状況などに関して市長として考えていることなどはございますか。

A8

かなり皆さま方から(再開を)待ち望まれていたのだなということも改めて認識をいたしました。初日等々だいぶお問い合わせも多かったようでございますし、既に完売の(宿泊)施設もあるようでございます。ただ、まだ残りといいましょうか余裕のあるところもあるようですので、ぜひこの1万円分まで(宿泊料を)補助いたしますよということで、割安でお泊まりできる施設、ご活用いただけるとありがたいなと思います。

 

Q9

現在もこれは(対象者を)県内に限っているかと思うのですけれども、県外の方への利用というのも今後検討はされていきますでしょうか。

A9

これも感染状況を見ながらということになるかと思います。

(観光課企画調整担当課長)

先ほどリバウンド防止徹底期間とか県境をまたぐ移動の話があったのですけれども、やはりそちらと連動して、例えば県外との行き来ができるという形になれば当然その範囲で広げていくという形になると思います。今は(対象が)県内ですけれども、この後例えば東北に広げるとか、そういう形は感染状況とあとそれに伴うリバウンド防止徹底期間の解除とか、そういったものを見ながら当然検討していきたいと思います。

 

Q10

現在の(感染)状況が続いてリバウンド防止徹底期間の解除となれば、やはり(対象者を)東北6県に広げてもいいとお考えでしょうか。

A10

まず今回10月12日から予約の受け付けを開始したわけですけれども、本当に多くの方々からお問い合わせをいただきましたし、宿泊施設にも連日お問い合わせがあると聞いているところでそれだけ待ち望まれていたのだなというふうにも実感いたしましたし、また観光関連の事業者の方々は特に厳しい状況にあったものですから本当によかったなと思うところです。先ほど来お話がありますけれども、リバウンド防止徹底期間が解除になって県外への移動というのもオーケーとなった暁には、やはり広く影響が及んだところに対して訴求効果があるようにすべきだろうと思います。

 

Q11

あくまで仮定の話なのですけれども、広く影響のあるところに訴求ということを考えれば隣県または東北6県も対象にしていってもいいのではないかというお考えでしょうか。

A11

そういう状況であればそうであろうと思います。足元の仙台市域も大変厳しいものですし、まだ県内の方々にということでご利用いただいているこのキャンペーンでもまだ少し余裕があるようですので、まずは地元の経済に、皆さんにご協力、回復のためにご協力をいただきたいというふうには思うところです。

 

Q12

ワクチンの3回目の接種なのですけれども、国との調整というのはあるとは思うのですけれども、例えば市として優先接種とかあと集団接種の会場が来月12日までだと思うのですけれどもその施設をどうするかというのは具体的な話というのはいつ頃までに話し合うとか、そういうのはありますか。

A12

優先接種ということでしたけれども、既に1回目、2回目について道筋をつけさせていただいて、ある程度(接種の)間が空いた方々から先に接種を進めていく方針は国の方で示されておりますのでその順番でということになるのだろうと理解しております。それから接種会場につきましては、これまたいろいろと今後の検討なのだろうと思いますが。

(新型コロナウイルスワクチン接種推進室長)

会場は本当にこれからですね。遺漏なく進めていきたいと思っています。

 

 

ガス事業民営化について

Q13

ガス事業民営化の件なのですけれども、改めて検証作業について早急にというふうに度々おっしゃっていますけれども、この検証はどのような体制で、あとは早急にとおっしゃっているのでいつ頃から開始されるのかというところを教えてください。

A13

客観性を確保しなくてはいけませんよね。それが大前提になるかと思います。次の民営化に向けてどのようにつなげていくか、それをしっかりと見えるような形にしてもらいたいという思いがございますので、その具体的な進め方について、今検討を進めているところでございます。まだ、いつからどういうメンバーでというようなことまでここで言及はできませんけれどもなるべく早く検証作業に入りたいと思います。

 

Q14

客観性の確保が大前提ということで議会でも第三者なのかどうかというところが明確には言及されておりませんでしたけれども、基本的にはそういった第三者による検証ということを念頭に置かれているということでしょうか。

A14

どのようなスキームで検証作業を進めていくか、これもまだいろんな議論があるわけですけれども、先ほども申し上げましたように客観性を確保してまいりたいと思っております。

 

 

宮城県知事選挙について

Q15

知事選挙の関連とあと4病院(再編)の関連なのですけれども、先日の定例会終了後の囲みのところでもお伺いしたところなのですが、改めて村井知事が(4病院を)名取市と富谷市の2拠点に集約するということを公約に入れて争点にするとおっしゃって、現在知事選挙が行われているわけですけれども、こちらについて郡市長のお考えを改めて教えてください。

A15

私、直接知事のご発言を聞いておりません。報道ベースでしか存じ上げませんけれども、知事のお考えはそうなのだろうと思うところですけれども、まずこの知事選挙の結果でそれがどうかということは、私は仙台市民にとってどうであるのかということが一番だと思っておりますのでそういう立場で行動してまいりたいと思います。

 

Q16

知事選挙の結果でどうなのかということを今おっしゃったと思うのですが、それは今回の知事選挙で争点にしてそれをもって信任を得たというようなやり方について思われるところがあるというようなことなのでしょうか。

A16

この間、地域の皆さま方からあるいは医師会からもさまざまなご意見が届いているのだと思います。そしてその根本のお願いというのは、なぜそうなのかの丁寧な説明をしていただきたいということと、地元に対してしっかりと意見を聞いてもらいたいということ、これは議会の皆さま方も同じお気持ちだったと思います。そういうところがなされないまま選挙戦に突入しました。そこについては私はどうなのかと思っているところです。やはり知事は知事として公約に掲げられてはいますものの、それがこの選挙の結果をもって同意を得たということにはやはりならないのではないかと私は思っております。

 

Q17

その上でなのですが、村井知事の第一声ですね、(気仙沼の)大島だったので行かれなかったのかなとも思うのですけれども、この選挙期間中、どこかで村井知事の応援に立たれる、マイクを握られるということはあるのでしょうか。どのようなお考えというか、心積もりとしては。

A17

村井知事からはぜひ応援をお願いしたいという旨、ご要請をいただいております。今公務もございますものですから、調整、検討を進めている段階でございます。

 

Q18

調整中ということですが、郡さんとしては積極的にできることであればそのようにしたいというようなお考えなのでしょうか。

A18

ワンイシューで選挙を戦うものではないだろうと考えております。そういう意味では仙台市民にとっていいものなのか悪いものなのかという議論もこれはあるものはある、しかし一方で知事のお考えについて、私自身もそうであると、仙台市にとってもありがたいなという部分もある。そういうところを見た上でマイクを持たせていただく機会があればというふうには考えているところです。まだ具体的にどういうふうになるのかについてはこの場で述べる状況にはまだございません。

 

Q19

4病院(再編)の問題が選挙で争点となっていることについて、市長としてはどういう思いでいらっしゃるのか。例えば市民の命とか健康に直結する問題を争点化するべきではないとお考えなのか、そのあたりはいかがお考えでしょうか。

A19

これも知事の、村井流のやり方なのであろうとは思います。私にとっては、仙台市民の医療、そしてまた命、健康というものを預かる立場としては市民の立場に立っていろいろとどうあるべきなのか考え、そしてお話をするところをお話をし行動していかなくてはいけないと思っているところです。

 

Q20

この問題が知事選挙の争点となっていることについて、市長はどう思っていらっしゃるかという質問なのですけれども。

A20

一部ではという言い方が正しいかどうかですけれども、それは仙台市民とて宮城県民であります。いろんな判断をされるのだろうと思いますし、私自身、今ここでそれこそ言及をあまりしたくはございませんけれども、村井さんらしいやり方でこの知事選挙を戦っておられるのではないでしょうか。

 

 

4病院の再編について

Q21

4病院の再編についてなのですけれども、先日15日の金曜日に県から自治体への説明会というのがあったと思うのですが、それをもって県の説明は自治体にしたということでそこから自治体への意見聴取というのを来週までに行う予定だということなのですが、仙台市としてはどのような意見をもって県に言うというか、打ち出していくおつもりなのか。

A21

関係するところ、仙台医療圏の皆さんたちに対しての説明でした。県が説明する内容につきましての詳細の背景であったり、それから検証であったり、そういうこともしっかりとやっていかなくてはいけないのだろうと思っております。加えてですけれども、それは(病院が)移転してくる、来たいというふうに言われた自治体の皆さんたちにとっては、新たな医療機関が創設されるということでそれは期待の方が大きいのだろうと思います。全体を考えたときに、例えば人口規模ですとかさまざまあろうかと思います。そういうところも含めて県土全体としてどういうふうになっていくのか、これはもちろん県の分野ですけれども、仙台市としてもどちらかといえば医療行政を医療提供体制を自分の手でということがなかなかしにくい分野ですから厳しいことは厳しいのですけれども、であるからこそ、やはり言わなくてはいけないことは言っていかなくてはいけないと思っているところです。

 

Q22

その言わなくてはいけないことというのは今のところはどのようなことになるのでしょうか。

A22

それは今この場では申し訳ないけれども、言及は避けさせてください。

 

Q23

基本的なスタンスとして(病院の)移転に反対なのかということについては、市長としては明確な考えをお持ちなのでしょうか。

A23

今仙台にある2つの病院については、大変重い大切なところを担っていただいている、これは事実ですから。

 

Q24

反対か賛成かについては意思は表明されないのでしょうか。

A24

これは仙台市から(病院を)持っていくということについて、事前の説明も新たな枠組みについてもはっきりした説明はございませんでしたし、今関係の皆さんたちが集められて(県から)説明を受けたということになっている、その説明もどちらかといえば県のお考えのところであって、仙台市としてどういうような考えがあるのかということについての意思表明といいましょうか、それはまだこれからだと思っております。今この場で申し上げるものではございません。

 

Q25

知事選挙の争点になっているということもあって仙台市としては意思表明をしなければいけないのかなというのは市民にとっては大きな関心事だと思うのですけれども、いつ頃までそれを表明していこうかとお考えですか。

A25

非常に質問する立場としては私のところからいろんなことを引き出したいと思っておられるのだと思うのですけれども、残念ながら申し訳ありませんけれども、今この場で申し上げることではないと思っております。

 

 

衆議院議員総選挙について

Q26

先ほど知事選挙の応援の話もありましたが、衆議院議員総選挙で何か街頭に立つことというのはご予定はありますか。

A26

特には考えておりません。

 

Q27

今特には考えていないということでしたけれども、その理由としてはどういった点にありますか。

A27

市政課題もたくさんございます。市民の皆さんたちにとって何を今すべきかということを最優先にさせていただきたいと思っております。

 

 

仙台市長 郡 和子