現在位置ホーム > 市政情報 > 市の概要 > 市長室へようこそ > 市長記者会見 > 市長記者会見 2020年度(令和2年度)一覧 > 1月 > 年頭所感以外に関する質疑応答(令和3年1月4日)

ページID:51885

更新日:2021年1月5日

ここから本文です。

年頭所感以外に関する質疑応答(令和3年1月4日)

令和3年1月4日

 

※質問項目ごとに整理しているため、実際の質疑応答と順番が異なる場合があります。

 

今年の一文字について

Q1

昨年の年頭会見でその年の抱負を表す漢字に「創」を挙げられて、ただ年末に議会ではそれが「禍」という字に変わってしまったということだったのですけれども、今年の抱負を表すとするとどういったものになりますでしょうか。

A1

新型コロナウイルスへの闘い、これは続きます。これに取り組んでいくことはもちろんですけれども併せてその先の未来の仙台のまちづくりに向けて大きな一歩を踏み出す年でもあるというふうに思っておりまして、「始」まるというこの1字を今年の一文字に選ばせていただきました。ここにはコロナ禍を乗り越えて仙台のまちが未来に向けて誰しも心豊かに生き生きと生活ができる、そんなまちを改めてみんなでつくり出す、それを始める年にするという意味合いを込めております。

 

成人式について

Q2

年末の会見でもちょっと触れていたのですけれども、新型コロナウイルス対策の関係で成人式についてご対応をちょっとお伺いしたいのですけれども、市では県外の新成人の方に年末にメールを送ったというふうに一部報道でございました。まずそちらの事実関係とどういうふうに市の方でご判断してそのように送られたのか教えてください。

A2

首都圏、とりわけ東京では年末も爆発的に感染者の方々が増えている状況にございます。そういうこともありまして、一生に一度のことですから県外にお住まいの方にもふるさとでの成人式に参加をいただきたい、その思いは強くありましたけれども、これ以上感染を広げるわけにはいかないという思いもございまして静かな年末年始を過ごしてほしいという国からの要請もあったわけでして、それを鑑みて帰省を自粛される、その動きもあることから、できればお控えをいただきたい旨のお知らせをメールで発出させていただきました。本来であればぜひふるさとでの成人式にご参加をいただきたいところではございましたけれども、強制するものではないとしてもやはりそれぞれでいろいろな判断を、大人の判断をとにかくしていただきたいという、そういう趣旨で送らせていただいたところでございます。

 

Q3

お知らせ(の方法)についてなのですけれども、発表という形ではなく新成人の個人の方へのメールという形でお伝えしたというのには何か意味はあるのですか。

A3

(生涯学習課長)

(参加に係る)事前登録をしていただいた方には連絡先としてメールアドレスを全て入れていただいていました。確実に参加登録された方に伝えるためには、そのアドレスにメッセージを伝えることが一番効果的であろうということでそのようにさせていただきました。一方、市の成人式のホームページの方にもそういった内容、もっと簡単にしたものですけれどもそういったものも同じ日に掲出しておりました。

 

Q4

県外の新成人の方に何か代替の対策ですとかそういった対応というのは今のところご予定はございますでしょうか。

A4

今本市ではユアテックスタジアム仙台を会場にしてあらゆる感染防止対策を準備した上で実施を予定しているところではございますけれども、今、東京を含めて1都3県の知事が緊急事態宣言の要請をされて、この後総理もその発出に向けて発表があるというふうに聞いているところでございます。詳しい内容はその発表を見てみませんと判断できませんけれども、万が一こちらにも何か影響がかかってくるようなことがあれば、それは事前にもお話をしていたようにいろいろと判断を迫られることもあるのだろうというふうに思っております。今考えているのは、万が一中止を判断せざるを得ない場合にはユーチューブ等で(式典の様子を)配信する、そのようなことを考えてはいるところです。まだ今の段階では感染対策を十分にした上で実施をする方向であるということと、それから首都圏からおいでになれない方々に対してもこれは映像を送るということについては考えているというふうに承知しています。

(生涯学習課長)

私の方から補足させていただきます。式典の様子はその式典の様子そのものを同時配信という形で参加されない方についても見られるような、そういったことを考えておりますので、先ほどご質問にあった県外の方で参加されない方、代替案はというお話があったのですが、そういった形で式典の様子を同時に見られるということは一つの代替策なのかなというふうには考えております。

 

Q5

緊急事態宣言等の政府から発出されるものが、宮城県、仙台市に係るものであれば中止を含めて検討という形でよろしいですか。

A5

それはそのようになると思います。

 

Q6

(中止の)判断時期の最後のデッドラインですとか時期的なものというのは今のところお考えはありますか。

A6

これはこの後総理が会見をされるというふうに聞いておりますので、それを見てすぐに判断をさせていただこうと思います。

 

Q7

成人式を予定どおり開催されるかどうかということ自体も発信されるということでよろしいですか。皆さん迷っていると思うのですよ、本当にやるのかなというふうに。

A7

では、改めてそのようにさせていただこうと思います。

 

Q8

12月25日にメールを送って、急きょ(参加)自粛を求めたという形になると思うのですけれども、一部では困惑とかショックだという声も広がっているのですけれども、そこに対して新成人への思いに対することに関しては、市長はどのように受け止めていますか。

A8

一生に一度の成人式ですからふるさとに帰ってお友達と一緒に自分の成人を祝いたい、祝ってもらいたいという、この気持ちはそのとおりだと思っております。それがままならない状況に置かれている方々に対しては本当に申し訳ない気持ちもあるわけですけれども、しかしながらこの新型コロナウイルスという未知のウイルスとの闘いが続いている中で、今感染が急激に拡大している中にあって、それぞれの皆さんたちも自分が感染するリスクあるいは他人に感染させるリスクを持っているということを鑑みて大人としての判断をやはりしていただかなくてはならないのだと思います。先ほどもお話しいたしましたけれども、ユーチューブ等でその式典の様子を配信させていただいたり、また状況によってはその方々に対してメールなどでいろいろなお祝いのメッセージ等々も私からも発出をするということはあるのだろうというふうに思います。そういう意味でいろいろな困難な中ですけれどもご理解をいただきたいというふうに思います。

 

Q9

メールの文面の中でステージ3以上の地域は特にお控えくださいと。ただメールを発出した時期の宮城県もステージ3ということで宮城でも感染状況、病床占有率というのは非常に危険な状態で、そこで宮城県は大丈夫だけれども他の県から来ないでほしいというのはちょっと矛盾を少し感じるような点はあるのですけれども、こちらについてはどう受け止められていますか。

A9

宮城県でいうステージ3と東京都のステージ3との違いというのもやはりあるというふうに認識をしております。それと併せてやはり人の流れというものがこの感染を拡大するわけでして、今、宮城県内、仙台市内にお住まいの方々もなるべく移動の自粛をしていただいた上で今回は静かなお正月を、年末年始をお過ごしいただいたものと思います。そういう意味ではそういう中でも安全を確保した上で成人式を開催できる準備を今万全を期してしているところですので、このエリアにお住まいの方々にはそれぞれまた感染対策を取った上でご出席をいただきたいというふうに思うところです。

 

Q10

他の地域では新成人に向けてのPCR検査を行うなど安全対策を行っている地域もありますけれども、仙台市としてはそのような新たな施策というのは考えていらっしゃらないということでよろしいでしょうか。

A10

それは考えておりません。

 

Q11

メールの中でもありましたけれども、引き続き成人式後の会食は自粛してほしいということでよろしいでしょうか。

A11

そのとおりです。

 

Q12

成人式、他都市も含めて延期するというところもあって、それを求める新成人も仙台市の新成人でもいるかと思うのですけれども、今回延期ではなくて参加者を少し制限した中でこの時期に開くという判断はどういった理由でということなのでしょうか。

A12

幸い仙台市にはユアテックスタジアム仙台という屋外のしかも屋根付きの施設がございます。ここで国が示している感染状況の中での基準をクリアして、そして開催が可能であるというふうに判断をしたところです。他の自治体ではいろいろ場所の設定ですとかさまざまなことを苦慮しながらいろいろな対応をされているのだというふうに思いますけれども、仙台市においては今申し上げたとおり、感染リスクの少ない状況の中で感染防止対策を徹底してできればやらせていただきたいということです。

さらに申し上げれば、この先延期等々考えますと、場所の設定を改めてということになります。これもかなり厳しい状況になろうかと思います。そうした場合には中止ということしかなくなってしまうわけですね。それは新成人の皆さんたちにも大変心苦しいところがあってこのような判断をし、そしてこれなら可能だということでこの間準備を進めそして今も対策を取って実施に向けて準備をしているところです。

 

Q13

先ほど延期できない、会場面での制約があるというような説明がありましたけれども、行政というか仙台市が主催する事業で仙台市側があなたたちは来てください、あなたたちは来ないでくださいという、こういう対応になるわけですけれども、これが果たして行政のあるべき姿なのかという気もいたしますがその点はいかがですか。

A13

おっしゃるとおり、それはそのとおりだと思います。しかしながら今般の状況を鑑みますとお控えをいただきたいというふうに、多分(メールの)文面はなっていたのだろうと思います。出席をしないでほしいという強制の文面ではございません。それぞれが感染防止対策を徹底した上でそして自信を持って大丈夫だということであるならば、それは出席もあり得るのかもしれません。ただ、やはりここはこういう時節であるということ、このことを理解いただいて、新成人の皆さんたちにはやはり大人としての判断をした上で、参加あるいは見送り、お決めいただければなというふうに思うところです。

 

 

新型コロナウイルス感染症関連

Q14

市長も先ほどおっしゃったようにこの後11時から菅総理の記者会見があります。報道によると9日から1都3県への緊急事態宣言を発令するのではないかという話があります。この後数十分後なのですけれども、もし発令された場合首都圏との往来を自粛を求めるというお考えはございますでしょうか。

A14

1都3県に対して緊急的な措置を講ずるということになれば、それはその圏域との移動というのはやはり自粛をお願いするということになるのだろうというふうに思います。改めてこれは発表せざるともそのように認識をいただくことになるのではないかと思います。

(危機管理課長)

緊急事態宣言の内容にもよるかと思います。どういった期間どういった区域にかけるのかということが報道ではいろいろ出ているようですけれども、その内容を精査した上でこれは権限としては恐らく宮城県、仙台市も含む県内の方々に対してどこまで要請するかということで各県の判断になろうかと思いますけれども、当然緊急事態が発令されている区域への移動の自粛ということを求める可能性はあるかとは思います。いずれにしても緊急事態宣言の内容を踏まえた上での当該の都道府県、全国の都道府県の判断になろうかと思いますので、当然その自粛要請ということの可能性はあるかと思いますが、9日に発令されるとすればその内容を精査した上で対応を検討することになろうかと思います。

 

Q15

緊急事態宣言の関連で、昨年に引き続きまた緊急事態宣言がこのタイミングで出そうだというところで、緊急事態宣言が出るということ自体への受け止め、もう少しお願いできますでしょうか。

A15

これはそれぞれの知事、自治体にとってはいかに感染を抑制して数を減らしていくのか、市民、住民の皆さんたちの命と暮らしを守っていくということが大命題ですからそのことで日々まい進をしているわけです。そういう中で今言われた1都3県の知事はそれぞれの病院の状況、医療体制の逼迫(ひっぱく)、命の選別をしなくてはならないような状況にまでなっていることを鑑みてそのような要請を出されたものとそのように思います。それは首長として当然のことであろうというふうに私も思うところです。

本当に大変な状況の中で、これを乗り越えていくために今ワクチンの接種もじきに日本でも始まるというふうに報道も聞いていますけれども、まだそれがない今の段階ではやはりこれは何よりも人の流れを止めるということが重要なのだろうというふうに理解をいたします。

 

 

ユアテックスタジアム仙台改修について

Q16

ユアテックスタジアム仙台の改修についてお伺いをしたいのですが、一部報道で出ていましたけれどもこちらの改修というのはどのようなプランニングを念頭に置いてやりましたか。

A16

私も今手元に資料がないのですけれども、芝の張り替えも含めていろいろと大規模改修の時期に入ってくるということは間違いないところです。

 

Q17

「スタジアムパーク」構想というのが議会でも出ましたけれども、そちらの方については市長としてはどのような思いでどういうふうに進めていく方針なのでしょうか。

A17

可能性が高いとても元気の出てくるお話であろうというふうに思っているところです。いろいろな関係する皆さま方と調整をしながらできれば実現できるようになるといいなというふうに思っている段階でございます。

 

 

仙台市長選挙について

Q18

今年8月に市長は任期(満了)を迎えられると思います。少し気は早いとは思うのですけれども、年始ということで次の選挙へのお考えを聞かせていただければと思います。よろしくお願いします。

A18

今、市政課題はたくさんございます。目下のこのコロナ禍いかに乗り越えられるのか、そして市民の皆さま方の命と暮らしをいかに守っていくのか。そしてまた先ほどもお話をいたしましたように、コロナ禍の後のまちづくりに向けて大きな一歩を踏み出さなくてはいけない。この施策について日々一生懸命に取り組むということに尽きるのだというふうに思っております。そういえば8月の末だったなということを現実のものとして受け止めて、まだそれに言及するようなそういう段階にはない。まずは足元をしっかりと固めていく、対応していく、それが市民の皆さま方の幸福につながるという思いで努めさせていただきます。

 

仙台市長 郡 和子