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更新日:2020年6月19日

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新型コロナウイルス感染症の患者の発生について(仙台市内66例目)(発表内容)

令和2年6月18日

 

 

本日、仙台市におきまして、お一人の新型コロナウイルスに感染された方が確認をされました。市内での感染の確認は4月28日以来、51日ぶりのことでございます。

患者の方ですが、20代の男性、日本国籍の方です。職業は会社員と聞いております。6月17日、昨日に寒気や発熱があってコールセンターにご相談をいただきまして、その日のうちに帰国者・接触者外来を受診していただきました。そして本日PCR検査を実施し、陽性が判明いたしました。現在は感染症指定医療機関に入院をされていますが、重篤な状態ではないということでございます。

感染可能期間である6月15日以降の行動歴でございますが、15日、16日の両日とも会社に出勤をしたほか、15日には知人の方お二人と、16日には別の知人の方お一人と外出をされております。これら3名の知人の方と、そして同居のご家族5名を濃厚接触者といたしまして確認しております。この8名の方ともPCR検査を実施中でございます。この間の詳しい行動や接触状況、そのほかの濃厚接触者等につきましては、現在調査を進めているところでございますが、調査結果を踏まえた上でPCR検査の範囲を決めてまいりたいと考えております。

市民の皆さま、事業者の皆さまとともに、第一波を乗り越えて市民生活や社会生活や経済活動を段階的に進めている中で新たな感染者の方が確認をされたということは、重く受け止めなければなりません。見えないウイルスは、常に私たちの周りにあるのだということを改めて突き付けられたということであります。

今一番大切なことは、感染拡大の連鎖、これを迅速に断ち切ることだと思います。明日19日には県境をまたぐ移動が解禁をされます。人の移動が、往来が一層増えてくるわけでございまして、ぜひ市民の皆さま方には、今一度気を引き締めていただきまして、新しい生活様式の実践や感染予防対策の徹底をお願いしたいと思います。また事業者の皆さまには、それぞれの業種ごとのガイドライン、これに沿った対策に取り組んでいただきますようお願いを申し上げます。

新型コロナウイルスは誰もが感染しうるものでございます。市民の皆さまには、感染者に対する差別や誹謗(ひぼう)中傷につながるような行動は控えていただく、このことについてもお願いをいたします。

仙台市といたしましても、感染事例にしっかりと対処するとともに、先般策定をいたしました緊急対策プランに掲げる取り組みを着実に実施し、感染拡大防止と市民生活・地域経済の活性化の両方を実現する、このことに全力を挙げてまいりたいと思います。

 


仙台市長 郡 和子