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更新日:2020年2月29日
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令和2年2月29日
仙台市内におきまして新型コロナウイルス感染症の患者が確認されましたので、お知らせをいたします。
宮城県内での感染者の発生は、これが初めてでございます。東北でも1例目ということになります。
患者の方ですが、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗船されていた方であります。仙台市内にお住まいの70代の男性、日本国籍です。クルーズ船内で14日間の健康観察の後、船内での検査で陰性が確認されましたので、2月20日に下船され、2月23日から本市で厚生労働省から依頼をされました健康フォローアップを行ってきたところでございます。昨日、2月28日に微熱と喉の痛みの症状があるとのお話がありましたので、感染症指定医療機関に入院していただき検査を実施したところ、今朝、新型コロナウイルスの陽性であることを確認いたしました。この方は現在も感染症指定医療機関に入院中ですが、状態は落ち着いておりまして、重篤な状況ではないと聞いております。濃厚接触者として確認できておりますご家族お一人は、患者の方と同時に検査を実施し陰性と判明しております。
どこで感染されたのかということでございますが、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客であったということ以外に、感染の原因となる状況は確認できておりません。
クルーズ船を降りられた後の行動歴でございますが、下船後、公共交通機関を利用し移動しています。移動中はマスクを着用しており、濃厚接触者はいないものと考えています。仙台に帰られましてからも、食材の買い物以外に外出は控えられておりまして、外出時にはマスクをされていたということでございます。ご家族1名以外の濃厚接触者の有無など、詳細については調査中でございます。皆さんの中にはご心配の方もいらっしゃるかもしれませんけれども、患者さんの個人情報に十分配慮した上で、今後もお伝えできる範囲で判明した情報を皆さまにお知らせしたいと考えております。
冒頭述べましたとおり、宮城県内で陽性患者が初めて確認されたことになります。本市といたしましても、一層気を引き締めて対応していかなくてはなりません。この後、危機管理連絡本部会議を開催いたしまして、全庁で情報共有を図り、体制強化など必要な指示をしてまいります。
市民の皆さまには、不安を感じておられる方々もおられることと思いますが、感染の拡大を防ぐには、お一人お一人の心がけ、そして行動が大変大切になってまいります。手洗い、咳エチケットなどの基本的な感染症対策を徹底していただき、体調の管理をお願いしたいと思います。それから昨日お伝えしたところでございますけれども、政府からの要請を受けまして、3月2日(月曜日)から24日(火曜日)まで、仙台市内の市立学校を臨時休業といたします。大人の方にも発熱や、それからまた風邪の症状がある場合は、できるだけ会社などをお休みし不要不急の外出を避けていただくことや、感染の不安がある場合はコールセンターにご相談いただくなど、感染リスクを減らすことにつながる行動を取っていただきますように、あらためてお願いを申し上げる次第でございます。
仙台市といたしましても、宮城県や医療機関など関係機関の皆さまと緊密に連携をしながら、対策に全力を挙げてまいります。
仙台市長 郡 和子
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