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更新日:2020年1月22日
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令和2年1月21日
地域の皆さまによる乗り合いタクシーなどの地域交通の取り組みに対する市の支援制度を大幅に拡充して、支援を強化することにいたしました。
仙台市では平成30年度から「みんなでつくろう地域交通スタート支援事業」、これを開始いたしまして、地域主体で行う地域交通の立ち上げを後押しするために専門家の派遣や試験運行等の費用の一部補助などを行ってまいりました。第一弾として支援をいたしました燕沢地区の乗り合いタクシー「のりあいつばめ」は今3回目の試験運行中ですが、住民の皆さま方の「燕沢に無くてはならない乗り物」といった声をお聞きいたしまして、私といたしましても取り組みの必要性を改めて実感しているところであります。
一方でご高齢の皆さまなどに対する負担の軽減、また人口が少なく収入の確保が難しい地区に対する支援策といった新たな要望なども出ておりまして、地域交通への関心はあるもののハードルが高いと感じておられることも分かってまいりました。
こうしたことから、事業の名称を「みんなで育てる地域交通乗り乗り事業」に改めまして、支援メニューの拡充を図ることにしたものでございます。新しい名称には、地域交通を「つくる」だけでなく、たくさん乗っていただき、地域交通を「育て、持続させる」といった思いを込めております。
主な見直し内容についてですけれども、まず本格運行について、新たに運行経費の一部補助制度を導入します。また試験運行と実証運行の補助率を引き上げ、中山間地域など人口集中地区以外の地域について補助率を上乗せいたします。さらに高齢者や障害者などを対象とした割引運賃を導入した場合に、割り引いた分を市が補助することといたします。必要な予算を議会にお認めいただいた上でになりますけれども、4月から制度の拡充を図り支援事業のさらなる活用を促したいと考えております。
燕沢の取り組みが確実にステップアップして、他の地域でも地域交通が立ち上がり、住民の皆さんのニーズに合った地域の移動手段が充実をしていくことによって、安心して暮らせるまち、住むなら仙台と思ってもらえるまちを目指してまいりたいと思います。
仙台市長 郡 和子
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