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更新日:2019年5月30日
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令和元年5月29日
※質問項目ごとに整理しているため、実際の質疑応答と順番が異なる場合があります。
駅前のさくら野百貨店の建物についてのご質問です。さくら野百貨店が完全に閉店してから2年が経つということになりますけれども、いまだ、なかなかあそこの跡地といいますか建物もありますけれども、利用が決まらないという状況が続いております。この現状をどのように受け止めていらっしゃって、今後どのように市として対応していくか教えてください。
さくら野百貨店、駅前の一等地がああいう形になって、どうするのだと多くの市民の皆さま方からもお話があって、市民の皆さんたちもいろいろご心配で見ておられるのだろうと思います。
この間、地権者の皆さんたちのお話し合いというのをある意味待たせていただいているところでしたけれども、一定程度前に進んだということもあって、担当がオブザーバー的にいろいろと入らせていただくということを聞いております。その後どうなって、どう進んでいるのかということについては、まだ詳細は私のところには入っておりませんけれども、いずれにいたしましても仙台市としても駅前の一等地でございます。どのような形で再開発を進められるのか、これはもちろん地権者の皆さんたちともご相談の上ですけれども、言っていかねばならないのは事実だと思っております。
先ほどオブザーバーとしての参加というお話がありましたけれども、これはいつごろから、どういった姿勢の変化なのでしょうか。
いや、申し訳ない。今ここで私もちょっと資料が手元にありませんし、うろ覚えの記憶で話をするわけにはまいりませんので、担当にあと聞いていただけませんでしょうか。
市長として、民間の土地ではありますが、一部地下鉄の駅の玄関口にもなって、地上権というのもある立場でもございます。市長としてどのような解決といいますか、方向性を図っていきたいかというところについてはお考えはいかがですか。
具体的にはまだ地権者の方々のいろんな思いもありますので、それを聞かせていただいてからということになるかと思います。ここで何か具体的なところを申し述べる時期でも立場でもないというふうに思います。
2年が経ったということで。
それは同じ思いですね。皆さんと同じ思いです。ただ、まだいろんなことが調う段階ではないということです。
昨日、川崎市で非常に悲惨な事件がございまして、スクールバスを待っていた子どもたちや保護者の方が被害に遭われるということがございました。宮城県の中でも一部対応、県としての対応もあるようなのですけれども、仙台市としてこの事件を受けてどのようにお考えか、もしくは何か動いていることがあれば教えてください。
まずは大変ショッキングな事件でございました。登校中のお子さんたちを含めて次々と襲われるという、本当に怒りを覚える事件でございました。亡くなられた方々のご冥福をお祈りしたいと思います。そして被害に遭われて今も治療中の皆さんたちには、一刻も早く回復をしていただきたいと思いますし、小さな子どもさんたちですから心に負った傷というのも大きいものがあろうかと思います。丁寧に見ていっていただきたいと思います。
今回の事件を受けまして、本市といたしましても改めて教育委員会と学校で子どもたちの安全安心を確保するために、登下校中においても細心の注意が必要であるという考えのもとで、昨日あの事件を受けまして、全市立学校に通知を教育委員会から出させていただきました。また児童館の運営団体などに対しても、昨日、安全点検の再確認ということもあって、小学校と情報共有をするようにというお願いの文書も発出したところです。引き続き警察など関係機関、地域の皆さまとの連携を深めながら取り組みを進めてまいりたいと思っております。
また本日中に保育所のほうにも、保育所は基本的には親御さんが送迎をするわけですけれども、子供未来局のほうから注意喚起の(文書の)発出を行うことになっております。
全学校への通知というのは、どのような通知かというのは。
これは必要とあらば皆さんにもお配りをさせていただくことは可能ですので、資料でご確認をいただきたいと思います。学校での防犯巡視員まもらいだーという方々がいらっしゃるのですけれども、その方々との連携ですとか、それからいろんな意味で地域の方々にもお願いをしてもらいたい。あるいは子供たち自身にも、注意をしましょう、未然に防ぐための心構えというようなもの、不審者に対する心構えといいましょうか、こういうものも喚起するような書面になっています。
安倍総理から学校と警察の連携強化という話が出ていますけれども、その辺は市はいかがなのでしょうか。
もちろん重要なことだと思っております。政府からもそのようなお話が出てきていることですから、それなりに考えていかなくちゃいけないと思っています。
では県警となるので、村井知事と協議をするとか、そういうことも考えているということですか。
具体的にどのように県警にお願いできるのかというのはこれからのことになりましょう。今日の段階でしたでしょうか、政府のあの話はそうだったというふうに承知をしておりますので、まさにこれからのことと認識しています。
(参事兼広報課長)
昨日出した通知にも警察への通報を迅速に行うようにというような注意喚起はしているところでした。
仙台市教育委員会から登下校中の細心の注意を払うようにと学校へ通知されたということでしたよね。
教育長から、登下校時における園児、児童、生徒の安全確保についてという通知を出させていただきました。
通知の他に具体的な何か、さらに学校の登下校時の安全性を強化するような取り組みというのはお考えでしょうか。例えば研修とかで先生に、より強くなっていただくような研修をするとか、学校の装備を強化するとか、そういうものではお考え、アイデアとかの段階でもいいんですけれども、もしありましたら。
いつどこで何が起こるかは分からないわけですね。ましてや本来そういうことはなかなか起こることが前提ということなのかどうかということもあると思います。大変難しいと思いますけれども、ただ子どもたちの安全安心を守るために現場の先生方もいろいろご苦労されながら見守りをやっておられるし、また地域の方々も毎朝、通学路に出て子どもたちに声がけをしていらっしゃる方々もおいでですし、そういう皆さま方の善意というのが抑止力につながってくるのだろうなとも思います。何か装備を持てというふうなことはなかなか考えにくいことだと思います。
仙台市立(学校)のエアコンの件なのですけれども、私どものほうでもちょっと取材などをしたところ、夏休み前までに中学校20校だけと、8月末までに25校、それ以外はそれ以降ということで、結果、夏前までにほとんどの学校ではまだエアコンが無い状況ということを受けて、なかなか難しいとは思うのですけれどもその所感と、少しのスピードを上げるために何かこんな対策をとか、何かもしあるのであれば教えていただきたいのですが。
先週末から週初めにかけて、5月とは思えないような記録的な暑さにもなりました。子どもさんたちは、学校に一日も早くエアコンが設置して使えるようになることを楽しみに待っているんだろうと思います。
先行している中学校のうち、5月下旬の時点で工事を行っている学校というのは、私どものところには18校というふうに入ってきております。今ちょっとありましたけれども、夏休みの前までに稼働できるのが最大で20校程度と見込んでいるということでありました。
いずれ、急いで工事関係の方々にも頑張っていただいておりますし、子供たちにも授業中でも工事をするということを受け入れていただいて、頑張ってやっているところです。一日も早く工事が終えられるように努力をさせていただきたいと思います。
国のほうで衆参同日選挙があるのではないかというお話がありまして、現実問題として、仙台市では投票箱が不足しているというお話もあって、執行に課題もあるというお話があります。政治家ではなくて選挙をやらないといけない立場として、同日選というのはどういうふうに受け止めていらっしゃるのでしょうか。
衆参同日選挙の可能性が高まってきていると言われています。選挙期日も現在想定されております参議院選挙の日程からずれる可能性があるのじゃないかというようなことも言われておりまして、大変私どもも注視をしています。と申しますのも、選挙管理委員会事務局からは、さまざま執行上課題が出てくると聞いております。例えば投票所、開票所の問題。それからまた投票箱、記載台の問題、事務的な見直しなどもありまして、いろいろなことが対応に迫られてくるということのようで、有権者の皆さま方が混乱しないように対応していかなくてはいけないということだと思っております。
もし同日選挙になった場合でも、きちんと正確で円滑な選挙事務の執行ができますように準備を進めてほしい。そしてそれに必要な予算があるとすれば出していただいて、できることはしっかりとサポートし、オール市役所として対応していかなくてはいけないだろうと思っています。
ということは、例えば不足する投票箱なり記載台なりの購入はもう進めてくださいというふうに指示したという受け止めでよろしいのですか。
あまり遅くなると調達できないということも出てくるのかもしれませんが、でもまだあくまで可能性の話です。それと併せて、もしそういうことになりますと、いろんなことを想定しながら、今、二役も含めてですけれども、いろんなシミュレーションをしているところです。
逆にそういった課題というのは仙台市だけでなく、他の自治体も同じだと思うのですけれども、そういったことを例えば国の中央選管なのかどうなのかあれですけれども、働きかけるとか、そういったお考えはありますか。
そこまで、これはでも何も表明されていない中で、同日選をやらないでほしいということを首長が言うということはあまり聞いたことがないのですけれども、考えてほしいと言うということをおっしゃっているのかどうか、ちょっとそこのところはいろんなこと、私の理解は難しいですが。ただ厳しい状況にあるのは間違いがないので、対応はきちんとできるようにしていかなくてはいけないというふうには思っているところです。
泉区の小学生が父親に暴行されて父親が逮捕された事件に関して質問させてもらいます。まず、子どもが学校に相談していたという事実があって、教育委員会から児童相談所に通報したということだったのですが、そのときの判断は緊急性はないというような判断だったと思うのですが、こちらの判断に関して、市長としてはその判断は振り返ってみて妥当だったと考えるかどうかというのを教えてください。
まず、このお子さんが今はしっかりと保護されていて、安全な環境に置かれているということで、ほっとしておりますけれども、自分で交番に駆け込んだという事態でしたから、大変、よほど追い詰められてのことだったのだろうなと、想像すると本当に重たい気持ちになりますし、残念なことだと思います。
児童相談所の対応はどうだったのかというご質問なわけですけれども、このことで児童相談所からも私自身も聞き取らせていただきました。このお子さんについては、昨年の段階からいろいろと学校からの情報提供を受けて、児童相談所と学校と連携して見守りを続けていたと聞いております。5月10日に学校からの情報提供があったわけですけれども、その折に、このお子さんには外傷などの状況は見られなかったこと等から、改めて13日に学校から詳しく事情を聞き、事実確認をして対応を図っていこうというふうにしていたということであります。
10日の時点では一時保護等の緊急対応の必要はないとの児童相談所の判断は、いろいろ聞き取らせていただきましたけれども、一定程度の妥当性はあったと思いますけれども、しかしその2日後、今回のような虐待事案が発生して、お子さん自らが交番に駆け込んで助けを求めるという事態になったわけでありまして、判断に当たって注意を払うべき点がなかったのかどうか、振り返りは必要だと考えているところです。
今回は緊急性がないという判断だったと思うのですが、仮に緊急性があると判断された場合というのは、通常、教育委員会が児童相談所に通報することになっていると思うのですけれども、例えば警察とかに直接相談するというのは、今現在そういう対応はしていらっしゃるのでしょうか。
もちろんです。緊急度が高い場合は、もちろんすぐに対応するわけであります。今般の事案はお子さんの訴えがあって学校から連絡を受けた。そして学校での確認の状況の中でも、けが等々は見受けられず元気に登校している。次の日もですね、登校してきたということもあって、それほど緊急性は高くはないというふうに判断したのは一定程度の妥当性があったと思います。
千葉県野田市で女児が暴行で亡くなった事件があったと思うのですけれども、その事件を受けて、仙台市ではその後対応を変えたところというのは何かあったりしたのでしょうか。
この問題というのは、非常に近年大きな課題だというふうに受け止めております。児童相談所に寄せられる相談件数も急増しております。ちなみに去年の数字、昨年度の数字だったでしょうか、前年に比べて1.7倍(※)も増えているですとか、児童相談所の忙しさというのは気になっているところでして、人員の強化ということについても、今年度、一定程度いたしましたけれども、しかしこういう状況が続いているということですから、警察との連携も含めてですけれども、いろいろ課題があるというふうには認識をしております。
※平成30年度の児童虐待相談件数のうち、学校等からの件数が前年度比1.7倍
今回の事態ですとか先ほど例に挙げた事件などから、何か今後対策、今年度中というか、変更したところとか、する予定のあるような場所というのはあるのでしょうか。対策の問題で、例えばこの事件を機に対応するカウンセラーを増やしたとか、そういったことは何かあったのかなという、体制のあり方とかを見直したとか、そういうのはあるのですか。
これはもう、今、私どもでできる範囲で対応を強化しているところですけれども、国においても虐待防止法の議論が進んでおります。親には体罰は禁止なのだというような方向で法整備が進められようとしていて、衆議院は通過したと承知しておりますけれども、まさに児童相談所の体制強化のみならず、家庭教育のありようについても、いろいろな意味で目配り、気配りしていかなくてはいけない時代なのだというのは、そのように思っているところです。
先ほど児童相談所の聞き取りでという部分で、外傷などけがはなかったということで緊急性を感じていないという話でしたが、けがしてからじゃ遅いのじゃないかなというのは多分、郡市長も思っていると思うのですけれども、例えば市の児童相談所のあり方を何か検討委員会を立ち上げて、また協議し直すとか、その辺は考えていないのでしょうか。
今、先んじてやれることがあるのかどうか、つまり法律が新しく作られることを見据えて先んじてやれるのか、あるいは法改正、法律の成立を待ってやるべきなのかということはそれぞれ判断なのだと思っています。私自身は大変深刻な問題だという気持ちでおりますけれども、法律の制定も踏まえた上で何ができるのかということを検討してまいりたいと思っております。現段階でですけれども。
羽生結弦選手ポストカード付き地下鉄一日乗車券の追加販売につきまして先日発表がありまして、追加販売する枚数の見込みを教えてください。
具体的な数字は忘れてしまいました。
一定の枚数があるということで追加販売されると。ご要望もあったということですけれども、その前にやっぱり一定の在庫があったということなのですが、どうしてこんなふうに在庫が生じたかという理由をどういうふうにお考えでしょうか。
どうなのでしょう。これもどういうふうに判断するのか、しっかりとしたエビデンスを求められてもちょっとなかなか難しいところもあるのだろうと思いますけれども、でも並ぶのが大変だったということもあって、きっと集中するかもしれないわというふうにして諦められた方もいらっしゃったのかもしれませんし、ちょっとその辺はどうだったのか、少し私は全ての状況をわかっておりませんので、交通局でもいろんな状況をまとめた上で検証して、こういう訳だったからこうだったということが出てくるやもしれません。それはちょっと私は分かりません。
結果として、売り方にちょっと、売り方というか二の足を踏んでしまった人が恐らくいたのではないかということで、抽選の通信販売が厳重過ぎたとか、販売の方法に問題というのは無かったでしょうか。
これは抽選だったんでしたか。
(参事兼広報課長)
たくさんお申し込みいただいた場合に備えて抽選だったと聞いておりますが、結果的には抽選するほどには至らなかったということだと思いますけれども。
(市長)
なので、ちょっとその辺のところは交通局に聞いてくださいませんか。
最後に市長のお考えを聞かせていただければと思いますが、羽生さんに対して、在庫が生じてしまったことに関して、つまり上手に在庫がさばけなかったというか売れなかったといいますか、ことに関しまして、羽生さんに対してどのようなお気持ちを抱いていらっしゃるか。
一部ではインターネットで高額な値がついたりということも現実あったわけでして、そういうことではなく、実際手に入るということを今改めて通知をさせていただいているので、少し二の足を踏まれた方がいらっしゃったとすれば、ぜひこの機会に求めていただきたいなと思いますし、羽生選手もそこのところはご理解いただけるのじゃないかと思います。
5月31日から6月2日までの3日間、羽生選手などの一流スケーターが集まってのファンタジー・オン・アイスが開かれるんですけれども。
県内で開かれるそうですね。
もしかして羽生選手に会いに行ったりとかしないのかなと思いまして、それを確認しようと思って聞いたのですが。羽生選手に会いに行ったり見に行くということはないのですか。
私は羽生選手がそのアイスショーに出られるというのは関東圏で始まったのを見て、あ、そうだったんだというふうに、その時に初めて知りました。そのツアーが県内でもあるというのは承知をしているところですが、ちょうど私もその日程はかなり密な日程でございまして、指定都市市長会があったり、それからまた絆まつりがあったりというような状況で、全く時間の隙間をつくる余裕もない状況でございます。
前回の会見の際に、登米の贈収賄の件でセルコホームさんのネーミングライツの解除の可能性もみたいなお話があったかと思うのですが、その後具体的に何か動きはありましたでしょうか。
先週の会見でも申し上げましたが、まだ捜査が続いております。起訴という段階を見ながら判断をしたいというふうに申し上げました。まだ起訴に至ってはいないということで、この段階で判断をするということにはまだならない状況です。
加えて指名停止などというのは、それも同じようなタイミングで検討するとすればですかね。
(参事兼広報課長)
ちょっと契約課に確認しないと、すぐにそういった話は今のところ聞こえてはきていないですが。
仙台市長 郡 和子
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