令和6年3月1日現在
1 地震概要(気象庁発表)
本震
地震名
平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震
発生日時
平成23年3月11日 14時46分
震央地名
三陸沖(北緯38度06.2分、東経142度51.6分)
震源の深さ
24km
規模
マグニチュード9.0(Mw)
※Mw(モーメントマグニチュード)、Mjma(気象庁マグニチュード)については、気象庁ホームページ゛のよくある質問集(外部サイトへリンク)をご覧ください。
市内の震度
- 震度7 (栗原市)
- 震度6強 宮城野区
- 震度6弱 青葉区、若林区、泉区
- 震度5強 太白区
津波
3月11日
14時49分 宮城県に大津波警報発表
3月12日
20時20分 大津波から津波へ警報の種類切り替え
3月13日
7時30分 津波警報から津波注意報へ切り替え
17時58分 津波注意報を解除
※痕跡等から推定した津波の高さ(仙台港):7.1m(平成24年12月気象庁技術報告 気象庁推定値)
※第1波到達時刻:不明
余震
余震(市内で震度5弱以上を観測若しくは宮城県に津波警報・注意報が発表されたもの)
2 被害状況
人的被害
死者
- 市内で死亡が確認された方 905名(男性502名、女性403名)
(仙台市民以外の方95名を含む。)
- 仙台市民の方 1,003名(男性555名、女性448名)
(市外で死亡が確認された方193名を含む。)
※1 いずれも、ライフラインが停止し肺炎等を発症して回復することなく亡くなるなど、震災に起因して亡くなられた災害関連死の認定を受けた方266名を含みます。
※2 本市独自の集計のため、警察発表の数値と異なる場合があります。
※3 市内で死亡が確認された方のうち、ご遺体の発見場所の区分は以下のとおりです。(災害関連死の認定を受けた方を除く。)
青葉区1名、宮城野区308名、若林区339名、太白区8名、泉区2名(合計658名)
※4 下記の行方不明者のうち死亡届の提出が確認された方については、宮城県の指導により死者数に含めないこととしております。(ただし、身元が判明したものは除く)
行方不明者
- 27名(男性14名、女性13名)
(全ての方の死亡届の提出が確認されています。)
負傷者
- 重傷 276名
(うち4月7日余震:6名、平成24年8月30日余震:1名)
- 軽傷 2,033名
(うち4月7日余震:65名、7月25日余震:2名、7月31日余震:1名、8月19日余震:1名、平成24年8月30日余震:1名、平成25年4月17日余震:1名、平成25年8月4日余震:3名、令和3年2月13日余震:30名、令和3年3月20日余震:4名)
建物被害
全壊
大規模半壊
半壊
一部損壊
宅地被害に伴う避難勧告等
警戒区域設定
《青葉区》
3月14日
- 折立五丁目(43世帯)→平成28年8月30日 43世帯解除
避難勧告
《青葉区》
6月21日
- 滝道(5世帯)→平成27年12月10日 5世帯解除
- 中山五丁目(4世帯)→平成27年1月30日 4世帯解除
- 中山八丁目(1世帯)→平成28年2月16日 1世帯解除
- 新川字佐手山(8世帯)
6月22日
- 双葉ケ丘一丁目(2世帯)→平成27年6月30日 1世帯解除、平成28年2月16日 1世帯解除
- 双葉ケ丘二丁目(7世帯)→平成27年1月16日 7世帯解除
- 折立六丁目(1世帯)→平成27年5月11日 1世帯解除
- 芋沢字赤坂(2世帯)→平成28年2月16日 1世帯解除
- 高野原一丁目(3世帯)→平成26年4月30日 3世帯解除
- 高野原二丁目(16世帯)→平成27年1月30日 16世帯解除
- 高野原三丁目(1世帯)→平成28年2月16日 1世帯解除
- 栗生二丁目(12世帯)→平成27年7月23日 12世帯解除
6月28日
- 旭ケ丘一丁目(2世帯)→平成27年12月10日 2世帯解除
- 旭ケ丘二丁目(8世帯)→平成26年4月30日 1世帯解除、平成27年2月18日 6世帯解除、平成28年2月16日 1世帯解除
- 台原三丁目(2世帯)→平成26年4月30日 1世帯解除、平成26年9月19日 1世帯解除
- 南吉成七丁目(1世帯)→平成28年2月16日 1世帯解除
- みやぎ台一丁目(1世帯)
- みやぎ台二丁目(2世帯)→平成28年8月30日 2世帯解除
- 赤坂三丁目(3世帯)→平成26年9月19日 3世帯解除
6月29日
- 貝ケ森一丁目(1世帯)→平成27年6月30日 1世帯解除
- 川内亀岡北裏丁(1世帯)→平成28年8月30日 1世帯解除
- 八幡六丁目(1世帯)→平成27年12月10日 1世帯解除
- 鷺ケ森二丁目(7世帯)→平成28年8月30日 7世帯解除
- 北根一丁目(2世帯)→平成26年4月30日 1世帯解除、平成27年12月10日 1世帯解除
- 北根三丁目(1世帯)→平成26年4月30日 1世帯解除
- 水の森一丁目(1世帯)→平成28年8月30日 1世帯解除
- 高松三丁目(1世帯)→平成28年2月16日 1世帯解除
《宮城野区》
9月23日
- 東仙台一丁目(8世帯)→平成26年4月30日 8世帯解除
《太白区》
3月28日
- 緑ケ丘四丁目(89世帯)→平成28年8月30日 86世帯解除
6月16日
- 緑ケ丘二丁目(2世帯)→平成27年12月10日 2世帯解除
6月29日
- 緑ケ丘二丁目(1世帯)→平成23年12月1日 1世帯解除(擁壁の復旧が完了したため)
《泉区》
6月16日
- 南光台六丁目(1世帯)→平成26年9月19日 1世帯解除
- 松森字明神(4世帯)→平成25年8月14日 4世帯解除
- 七北田字八乙女(2世帯)→平成26年9月19日 2世帯解除
- 松森字陣ケ原(2世帯)→平成27年8月3日 2世帯解除
6月20日
- 南光台四丁目(2世帯)→平成27年3月9日 2世帯解除
- 加茂五丁目(3世帯)→平成27年8月3日 3世帯解除
- 東黒松(2世帯)→平成28年2月16日 2世帯解除
- 黒松三丁目(3世帯)→平成27年4月10日 3世帯解除
火災
ライフライン
水道
- 津波被害のあった地区を除き復旧 →令和3年10月全て復旧
都市ガス
- 震災に伴う供給停止については、被害の大きかった一部地域を除き解消
電気
- 停電138万戸(宮城県)、6月18日県内復旧(仙台市内はおおむね5月10日復旧)
市営バス
民間路線バス
- 宮城交通:4月18日より通常ダイヤで運行
- 愛子観光:通常ダイヤで運行
地下鉄
JR
- JR各線の運行状況は下記のとおり
〔運行再開区間〕
東北新幹線:9月23日より通常ダイヤで運行
東北本線:通常ダイヤで運行
仙山線:通常ダイヤで運行
仙石線:通常ダイヤで運行
常磐線:通常ダイヤで運行
仙台空港鉄道
仙台空港発着航空便
仙台港発着フェリー(太平洋フェリー)
道路
災害査定対象復旧工事の総件数は223件(すべて完了済)
《青葉区》
- 仙台城跡線:護国神社付近石垣復旧工事により通行止め→平成27年2月25日に規制解除
- 高野原22号線、24号線:災害復旧工事により通行止め→平成24年11月30日に規制解除
- 高野原20号線:災害復旧工事により通行止め→平成24年11月30日に規制解除
- 高畑定義線:栗生橋付近で法面崩落により通行止め→平成25年7月31日に規制解除
- 追廻天守台線:仙台城跡付近崖崩れの恐れにより通行止め→平成27年2月25日に規制解除
- 折立団地11号線、折立五丁目:道路損壊により通行止め→平成26年12月26日に規制解除
- ひばりが丘団地2号線、水の森一丁目10-10:民地せり出しと同時に道路損壊により車輌のみ通行止め→平成28年6月30日に規制解除
- 折立小学校前線、折立四丁目:地すべりにより通行止め→平成26年4月7日に規制解除
- 定義仙台線:災害復旧工事により通行止め→平成26年3月26日に規制解除
- 南吉成七丁目1号線:11号線災害復旧工事により通行止め→平成25年3月26日に規制解除
- みやぎ台支線14号線:災害復旧工事により通行止め→平成24年6月19日に規制解除
《宮城野区》
- 塩釜亘理線:道路損壊により通行止め→平成25年3月1日に規制解除
- 蒲生福田線:道路損壊により通行止め(高砂橋より以西は通行可)→平成24年1月14日に規制解除
- 仙台亘理自転車道線:道路損壊により通行止め→令和元年9月12日に規制解除
- 青麻線、岩切字青麻沢・入生沢:災害復旧工事により通行止め(平成24年8月31日入生沢一部解除、平成24年12月1日に全線規制解除)
- 大井余目南線、田子大橋:災害復旧工事により通行止め→平成24年5月16日に規制解除
- 富谷線、岩切字青麻沢:災害復旧工事により通行止め→平成24年11月30日に規制解除
- 南蒲生浄化センター1号線:道路損壊により通行止め→平成24年5月31日に規制解除(第一・第二南蒲生橋の復旧工事は県対応)
- 福住町6号線:災害復旧工事により通行止め→平成26年10月24日に規制解除
※仙台東部道路以東の道路、道路損壊、災害復旧工事により通行止め→平成24年1月14日に規制解除
(4月7日余震によるもの)
- 鶴ケ谷15号線、鶴ケ谷六丁目2:災害復旧工事により通行止め→平成24年7月19日に規制解除
《若林区》
- 塩釜亘理線:道路損壊により通行止め→平成25年3月1日に規制解除
- 荒浜原町線:がれき堆積により通行止め(新寺通から東部道路まで通行可→平成24年1月14日規制解除)
- 岡田59号線:大沼周辺の堤体部分の損壊により通行止め→平成25年4月30日に規制解除
- 岡田60号線:大沼周辺の堤体部分の損壊により通行止め→平成25年4月30日に規制解除
- 岡田61号線:大沼周辺の堤体部分の損壊により通行止め→平成25年4月30日に規制解除
- 岡田62号線:大沼周辺の堤体部分の損壊により通行止め→平成25年4月30日に規制解除
※仙台東部道路以東の道路:がれき堆積、災害復旧工事により通行止め→平成24年1月14日に規制解除
《太白区》
- 松ケ丘1号線:災害復旧工事により通行止め→平成24年9月1日に規制解除
- 緑ケ丘4丁目5号線:地滑りの危険あり、通行止め→平成26年12月26日に規制解除
《泉区》
- 陣ケ原1号線、松森字陣ケ原31:地滑りにより通行止め→平成25年10月7日に規制解除
一般国道・高速道路
市内被害額概要
被害推計額 約1兆3,010億円
市有施設関係:約2,590億円
- 水道、ガス、下水道などライフライン関係 1,000億円
- 地下鉄、道路橋りょう、公園など都市基盤関係 1,270億円
- 廃棄物処理施設など生活・衛生関係 20億円
- 学校、市営住宅、庁舎など建築物関係 300億円
その他公共施設:約1,452億円
- 交通関係 259億円
- ライフライン、保健医療関係 32億円
- 公共土木関係 267億円
- 文教関係 875億円
- その他 19億円
住家・宅地:約6,086億円
農林水産業関係:約735億円
- 農地、農業用機械等 約721億円
- 林業関係 約1億円
- 漁業関係 約13億円
商工業関係:約2,147億円
※概数であるため、合計額は一致しない場合があります。
※これらは概算額の推計であり、今後精査が進むこと等により大きく変動する可能性があります。
3 避難状況
各区の避難所は、7月31日をもってすべて閉鎖