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更新日:2024年10月8日
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いじめは、子供の教育を受ける権利や、愛され、保護され、心身の健やかな成長を保障されるという子供の持つ権利を侵害し、その人格の形成に影響を与えるのみならず、心身に重大な危険を生じさせるおそれがある決して許されない行為です。
市や学校、家庭、地域社会は、子供の尊厳を脅かすいじめが、いつでも、どこでも、いずれの子供にも起こり得るものであるとの共通の理解をもって、いじめの問題に真摯に向き合い、ともに連携を図りながら、将来にわたっていじめの防止等の取組を確実に推進していく必要があります。
本市は、社会全体で子供たちをいじめから守る意識を醸成し、未来を創るかけがえのない子供たちがいじめによって悩み、苦しむことなく、安心して学び、健やかに成長することができるまちを実現することを目指し、「仙台市いじめの防止等に関する条例」を制定し、平成31年4月1日に施行しました。
また、本市のいじめ防止対策の実効性を高め、学校の適切な対応の徹底を図るため、条例の制定を踏まえ、平成26年3月に策定した「仙台市いじめ防止基本方針」についても平成31年4月1日付で改定しました。
リンク「仙台市いじめの防止等に関する条例を制定しました(別ウィンドウで開きます)(平成31年4月1日施行)
1 児童生徒に対する教育・啓発
(1)いじめ防止「きずな」キャンペーン
本市では、児童生徒の「いじめをしない、させない、許さない」といった意識の高揚と、学校、保護者及び地域が一体となって、いじめの未然防止を図ることを目的として、毎年5月と11月に『いじめ防止「きずな」キャンペーン』を展開しています。各校ではいじめをなくすために、命の大切さやいじめについて考える授業、仙台市いじめアンケート、いじめ防止に関する啓発等様々な取組を行います。
(2)いじめ防止「きずな」アクション
令和5年度は、11月のいじめ防止「きずな」キャンペーン期間中、「いじめ防止『きずな』アクション」に取り組みました。各学校のいじめ防止の行動目標やスローガンをもとに、児童生徒が自分自身や学級・学校での生活を振り返りながら、全校でできるいじめ防止の取組について話し合いました。児童生徒が話し合って決めた具体的な活動等を実践することで、いじめ防止の意識高揚を図りました。
令和5年度仙台市児童生徒8万人のいじめ防止「きずな」アクション(PDF:3,191KB)
(3)情報モラル教育の推進
情報化が急激に進展する社会において、児童生徒が自ら判断して行動できる資質、能力の育成を図るため、学校と家庭が連携し、効果的な情報モラル教育を推進します。
(4)自死予防教育の推進
自死予防教育の手引き活用推進をとおして、児童生徒の自死予防を推進します。
2 保護者に対する啓発
(1)いじめ防止「学校・家庭・地域 連携シート」の配布
いじめの理解促進、早期発見・早期対応のための家庭でのチェック項目や相談窓口の一覧等を掲載したリーフレットを作成し、市立学校の全児童生徒の家庭に配布しています。
いじめ防止「学校・家庭・地域連携シート」令和6年度版(PDF:2,666KB)
(2)学校、保護者、地域のいじめに関する意見交換の場の設定
学校、保護者、地域の方々がいじめに関する危機感や情報を共有し、連携していじめの未然防止、解決に向けた取組を進めるために、意見交換の場を設定しています。
3 学校体制の整備・支援、教員等の資質向上等
(1)いじめ対策専任教諭の配置
市立の全中学校、中等教育学校(計65校・65人)に配置し、いじめの未然防止、早期発見、早期対応を図るための対策を実施するとともに、事案発生時においては、担任の支援等、いじめに関して中核的な役割を担います。
(2)児童支援教諭の配置
いじめ、不登校、発達障害等の課題に対応するため、市立の小学校に配置し、指導の中核、コーディネーターとしての役割を果たします。
(3)いじめ対策支援員の配置
いじめ事案の課題を抱える小学校に、元警察官や元教員をいじめ対策支援員として一定期間派遣し、校内の巡回・指導を行います。
(4)いじめ対応等相談に係る教職員支援室の設置
いじめ事案への対応、学級経営等、教職員からの職務上の相談に対する相談窓口を市教育センター内に設置し、2名の相談員が対応しています。
(5)いじめ・不登校対策推進協力校の指定
いじめ・不登校対策推進協力校を指定し、市立学校におけるいじめ・不登校の問題に対する適切な指導について研究し、本市における指導体制の改善と充実を図っています。
(6)いじめ防止に向けた研修の実施
「いじめ対策担当教諭研修」・「生徒指導研修」等教育相談課が主催する研修や、「校長研修」や「フレッシュ先生研修」等市教育センターが主催する教職員向け研修において、いじめの未然防止や早期発見、対処等に関するプログラムを実施しています。
令和6年度いじめ防止対策に係る研修体系図(PDF:536KB)
1 24時間いじめ相談専用電話の設置
教育委員会事務局内に、24時間対応のいじめ相談専用電話を設置し、児童生徒やその保護者からの相談に応じ、早期発見と問題解決を図ります。
「いじめ相談電話」電話番号:0120-81-2455
2 仙台まもらいだーインターネット巡視
児童生徒のSNS上での誹謗中傷や個人情報の流出等、インターネットに関わる問題を早期に発見して学校に情報を提供するほか、削除依頼や学校での指導に係る技術的な助言等を行います。
1 いじめ不登校対応支援チームによる巡回訪問
教育相談課内に「いじめ不登校対応支援チーム」を設置し、全市立学校の巡回訪問を行い、組織体制や取組状況の確認、困難事案に対する助言等を行うことで、学校のいじめに対する適切な初期対応や継続指導を確実なものとします。
2 スクールソーシャルワーカー・教育局配置のスクールカウンセラーによる支援
社会福祉上の諸課題に対して専門的な助言指導ができるスクールソーシャルワーカーと、児童生徒の心のケアや教職員へのコンサルテーションを行う教育局配置のスクールカウンセラーを学校に派遣し、それぞれの専門性に応じた支援を行います。
3 いじめ事案の報告
いじめ事案について、保護者を含めた情報の共有や組織的な対応が適切になされるとともに、学校と教育委員会が情報を共有し、必要な連携が図られるよう、学校から教育委員会への報告を、毎月行っております。
関係機関と連絡を取りながら、いじめ問題に対応しています。
1 学校いじめ防止等対策委員会の設置
この委員会は、いじめ防止等の取組計画や結果などの定期的な協議、いじめ事案発生時の対応の協議など、学校が組織的にいじめ問題に取り組むための中心的な役割を担うものです。
2 いじめにかかる教育相談体制の整備 家庭と学校ができる役割を確認し、常に連絡を取り合いながら、解決に向けて力を合わせることが大切です。そのため学校ではいじめ相談窓口を設け、児童生徒や保護者からの相談に対応していく体制を整えています。
関連ページ
仙台市いじめ防止等対策ポータルサイト「はじめのいっぽ」(こども若者局こども若者支援部いじめ対策推進課)(外部サイトへリンク)
1 いじめにより不登校に至った疑いがある児童生徒の不登校状況を解消し、学校復帰につなげること。
2 今後の再発防止にいかすこと。
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