ホーム > 宮城野区トップページ > 健康・福祉 > エイズ・結核・感染症など > 『結核はどんな病気?』-結核は,日本の重大な感染症-
宮城野区
ページID:3884
更新日:2023年9月12日
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結核は、医療や生活水準の向上により、薬を飲めば完治できる時代です。でも、1日に28人の新しい結核患者が発生し5人が命を落としている日本の重大な感染症です。
結核はだれもが感染する可能性がある病気です。結核を正しく知ることで、結核の予防と早期発見に心がけましょう!
平成27年 | 平成28年 | 平成29年 | 平成30年 |
令和元年 (平成31年) |
令和2年 |
令和3年 |
令和4年 | |
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患者数(人) | 93 | 87 | 98 | 75 | 76 | 66 | 86 | 65 |
(1)令和4年に新しく結核を発病した患者数(新規登録結核患者)は、全国では10,235人に対し仙台市では65人。結核り患率(人口10万人対)は全国では8.2に対し仙台市では5.9です。(令和4年の各数値は、結核登録者情報調査年報による概数)
(2)新規登録結核患者に占める高齢者の割合が増加しています。仙台市では平成12年には約35%だった70歳以上の高齢者は、令和4年は約60%、60歳以上の方も含めると全体の約70%になっています。
結核は、結核菌によって主に肺に炎症を起こす病気です。
結核菌の混ざったタンがせきやくしゃみと一緒に空気中に飛び散り、それを周りの人が直接吸い込むことによってうつります。これを「空気感染」といいます。
せき症状がある人は、感染予防のためにマスクをしましょう!
結核に感染したからといって、必ず発病するわけではありません。
10人が結核に感染した場合、発病するのは1~2名です。通常は免疫機能が働いて、結核菌の増殖を抑えます。ただ、免疫力だけでは結核菌を殺すことはできないので、免疫力が弱まると発病するケースが増えています。
結核は、注意をしていればそれほど怖がる必要はありません。2週間以上せきやタンが続くようなら医療機関を受診しましょう。早期発見は本人の重症化を防ぐだけでなく、大切な家族や職場等への感染の拡大を防ぐためにも重要です。
抵抗力の低い赤ちゃんは、結核に感染すると重症になりやすく、生命を危うくすることすらあります。予防するためには、BCG接種が有効です。生後5~8ヶ月に接種しましょう。
結核の初期症状はかぜとよく似ています。せきやタンが2週間以上続くときは、結核を疑って早めに医療機関を受診しましょう。
元気なときも、年に1回は健康診断(胸部エックス線検査)を受けましょう
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