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No.219   2002年 7月号

平成13年事業所・企業統計調査速報結果
 

 平成13年10月1日現在で行われた「事業所・企業統計調査」の速報が平成14年7月19日、総務省より公表され、その中から仙台市分の概要をまとめました。なお、この速報は、後日公表される確報集計結果とは、数字が異なる場合があります。

1 概況

事業所数、従業者数ともに前回に比べ減少

 平成13年10月1日現在における仙台市の事業所数は48,728事業所で、平成8年事業所・企業統計調査(以下「前回調査」という)に比べ1,783事業所、3.5%の減少となっています。また、従業者数は554,534人で、前回調査に比べ3,559人、0.6%の減少となっています。

 

表1 事業所数・従業者数の推移 図1 事業所数・従業者数の推移


2 区別の状況

太白区、泉区は事業所数、従業者数ともに増加
 
 区別にみると、青葉区が、事業所数20,094事業所(全市の42.2%)、従業者数245,091人(同44.2%)でいずれも5区中最も多くなっています。
 前回からの増減をみると、事業所数、従業者数ともに青葉区、宮城野区、若林区では減少し、太白区、泉区では増加しており、特に泉区では事業所数が8.3%、従業者数が12.2%の増加となりました。
 

表2 区別事業所数・従業者数

3 産業大分類別の状況

「サービス業」は事業所数・従業者数ともに増加


 事業所数を産業(大分類)別にみると、「卸売・小売業,飲食店」は、前回に比べ1,985事業所減少して21,809事業所(全事業所の44.8%)、「サービス業」は、503事業所増加して15,207事業所(同31.2%)となりました。
 従業者数は、「卸売・小売業,飲食店」が、前回に比べ524人減少して201,350人(全事業所の36.3%)、「サービス業」が12,416人増加して174,074人(同31.4%)、「建設業」が8,895人減少して51,016人(同9.2%)、[運輸・通信業]が365人減少して43,336人(同7.8%)、「製造業」が4,165人減少して31,644人(同5.7%)などとなりました。
 

表3 産業(大分類)別事業所数・従業者数 図2 産業大分類別構成比


3 電子商取引の状況

電子商取引導入率は11.4%
 

 会社企業(組織経営が会社で、支所を含めた全体)について、企業産業大分類(支所も含めた企業全体の主な事業の種類)別にみると、企業総数は12,727企業で、前回に比べ599企業(4.5%)減少しました。電子商取引の状況をみると、電子商取引を導入している企業は1,462企業で、導入率は11.4%となっています。企業産業大分類別にみると、導入率は、「鉱業」、「農林漁業」、「建設業」、「不動産業」では10%以下、その他の産業では全て10%台となっています。

表4 産業大分類別事業所数及び従業者数