No.218 2002年 5月号
仙台市の昼間人口
−平成12年国勢調査 従業地・通学地集計その1結果−この特集は,平成12年10月1日現在で実施された第17回国勢調査の「従業地・通学地集計その1」の結果について,仙台市に関する概要をまとめたものです。
用語の解説 結果の概要 7.通勤・通学者の区間移動 1.昼間人口 8.年齢別にみた昼夜間人口比率 2.仙台市を従業地・通学地とする就業者・通学者 9.市内に常住する就業者の産業・従業地別割合 3.仙台市を常住地とする就業者・通学者 10.従業地による産業別就業者数 4.市町村別にみた流入人口 11.利用交通手段 5.市町村別にみた流出人口 12.大都市の流入・流出人口 6.昼間人口の区別比較 統 計 表 用語の解説
1 人口国勢調査における人口は「常住人口」であり、常住人口とは調査時に調査の地域に常住している者をいいます。「常住している者」とは、当該住居に3か月以上にわたって住んでいるか、又は住むこととなっている者をいい、3か月以上にわたって住んでいる住居又は住むこととなっている住居のない者は、調査時現在居た場所に「常住している者」とみなしました。
2 年齢
年齢は、平成12年9月30日現在による満年齢です。なお、平成12年10月1日午前零時に生まれた人は、0歳としました。
3 従業地・通学地
従業地・通学地とは、就業者又は通学者が従業・通学している場所をいい、次のとおり区分しています。
自市区町村で従業・通学−従業・通学先が常住している市区町村と同一の市区町村にある場合
自宅−従業している場所が、自分の居住する家又は家に附属した店・作業場などである場合
なお、併用住宅の商店・町工場の事業主やその家族従業者、住み込みの従業員などの従業先がここに含まれます。また、農林漁家の人で、自家の田畑・山林や漁船で仕事をしている場合、自営の大工・左官などが自宅を離れて仕事をしている場合もここに含まれます。
自宅外−自市区町村に従業・通学先がある者で上記の「自宅」以外の場合
他市区町村で従業・通学−従業・通学先が常住している市区町村以外にある場合
これは、いわゆる常住人口からの流出人口を示すものです。
自市内他区−常住地が13大都市(札幌市、仙台市、千葉市、東京都特別区部、横浜市、川崎市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、広島市、北九州市、福岡市)にある者で、同一市(都)内の他区に従業地・通学地がある場合
県内他市区町村−従業・通学地が常住地と同じ都道府県内の他市区町村にある場合
他県−従業・通学地が常住地と異なる都道府県にある場合
なお、他市区町村に従業・通学するということは、その従業地・通学地のある市区町村からみれば、他市区町村に常住している者が当該市区町村に従業・通学するために来るということで、これは、いわゆる従業地・通学地への流入人口を示すものです。
ここでいう従業地とは、就業者が仕事をしている場所のことですが、例えば、外務員、運転者などのように雇われて戸外で仕事をしている人については、所属している事業所のある市区町村を、船の乗組員(雇用者)については、その船が主な根拠地としている港のある市区町村をそれぞれ従業地としました。
また、従業地が外国の場合は、便宜上、同一の市区町村としました。(昼間人口と夜間人口)
従業地・通学地による人口(昼間人口)とは、従業地・通学地集計の結果を用いて、次により算出された人口です。ただし、この昼間人口には、買物客などの非定常的な移動については、考慮していません。また、常住地による人口(夜間人口)とは、調査の時期に調査の地域に常住している人口です。
例 A市の昼間人口=A市の常住人口−A市からの流出人口+A市への流入人口
(昼夜間人口比率)
昼夜間人口比率は、常住人口100人当たりの昼間人口の割合で、100を超えているときは通勤・通学人口の流入超過、100を下回っているときは流出超過を示しています。
例 A 市 の 昼 夜 間 人 口 比 率=
A 市 の 昼 間 人 口 ×100 A 市 の 常 住 人 口 4 利用交通手段
従業地又は通学地に通勤・通学するためにふだん利用している交通手段をいいます。
なお、通勤も通学もしている人については通勤に利用している交通手段を、2種類以上を利用している場合はそのすべての交通手段を、日によって異なる場合は主として利用している交通手段を、行きと帰りが異なる場合は「行き」の利用交通手段をそれぞれ集計しました。
徒歩だけ−徒歩だけで通勤又は通学している場合
鉄道・電車だけ−電車・気動車・地下鉄・路面電車・モノレールなどを利用している場合
乗合バス−乗合バスを利用している場合
勤め先・学校のバス−勤め先の会社や通学先の学校の自家用バスを利用している場合
自家用車−自家用車(事業用と兼用の自家用車を含む)を利用している場合
ハイヤー・タクシー−ハイヤー・タクシーを利用している場合(雇い上げのハイヤー・タクシーを利用している場合も含む)
オートバイ−オートバイ・モーターバイク・スクーターなどを利用している場合
自転車−自転車を利用している場合
その他−船・ロープウェイなど、上記以外の交通手段を利用している場合
用語の解説 | |
結果の概要 | 7.通勤・通学者の区間移動 |
1.昼間人口 | 8.年齢別にみた昼夜間人口比率 |
2.仙台市を従業地・通学地とする就業者・通学者 | 9.市内に常住する就業者の産業・従業地別割合 |
3.仙台市を常住地とする就業者・通学者 | 10.従業地による産業別就業者数 |
4.市町村別にみた流入人口 | 11.利用交通手段 |
5.市町村別にみた流出人口 | 12.大都市の流入・流出人口 |
6.昼間人口の区別比較 | 統 計 表 |